つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

2024年(令和六年)3月:弥生

雨の駐車場。まだ冬を思わせる冷たい雨の日や急に気温が高い日が来たり、春先は不安定だ。

3月1日 (金)脳外科の検査結果や花曇り この日脳のMRI検査結果を確認しに病院へ。継続検査の脳動脈瘤は二年前とほぼ同じ。最近の物忘れに何か関係が?と少し気にしたが、関係は無いようだった。

3月2日 (土) 自民党派閥の裏金問題>政治屋と豪商つなぐ山吹の 時代劇で見る、重箱の底の小判は今も?政治資金パーティでの金集め、これは政治資金規正法が禁じる企業、団体からの献金と同じ小判だ。大企業・業界団体側は「要求」と引き換えに献金をし、自民党はその要求に忠実に答えた。典型が法人税の推移、税率は1980年代の42%から2020年代に23.2%とほぼ半減、一方消費税は発足時の3%から3倍以上の10%になっている。大企業や企業団体の負担を半減にし国民全員の消費税をアップ、最近は零細業者もインボイス制度で徴収を強化した。大企業は消費税分を下請け会社に負担させるなど、自社の収益性をしっかり守っている。

●ドンドン国の屋台骨が錆びて来ており、この先が心配になる、止まっている鳩達もそう感じているかな?

3月3日 (日) <景気が悪くなっている>山吹の花遠ざかる里を行く 

※江戸時代の隠語、山吹=賄賂

この結果、大企業を中心に内部留保は増大、でも中小や零細企業、働く側は実質賃金の落ち込みで家計消費も落ち込み、結果として日本経済は停滞している。規模の小さな中小企業は法人税の恩恵も少なく従業員の賃金上昇が出来ず、一部の富裕層や政治家のみが潤う結果。現実は、戦前か江戸時代かよと思うのが、今の日本の姿。

3月4日 (月) 顔見せの時期を違タガえて国会議員 (※顔見せ興業=冬の季語) 

景気の落ち込みが一層の少子化も招き、政治に期待する「富の配分、負担の共有」は崩れ偏っているのが今の日本の姿だ。「裏金問題」で自民党国会議員の数人が、その場しのぎにTVで顔出ししたが、予想通りに何の解決にも繋がらなかった。疑惑への回答は何も無く「自分は知らない!」では不信感と混迷を深めただけ。

3月5日 (火) 能登地震からの復興>

こんな政治の中、1月の能登半島地震。被災した人達は必死に復興を目指しているが、政治の支えは見えない。今回の能登半島地震、住民の反対運動で凍結された珠洲原発がもし存在したら、予想震度の「8倍」だった実際の地震で「放射性物質が漏れる事故も起きた可能性」を指摘されている。「フクシマ」と同じだったかも! <屋内避難する>その建物は壊滅的な状態でした。原発地震国日本には必要が無い証明の出来事だった。

3月6日 (水) 原発の立地条件>1

日本の国土は、地震・火山噴火などの災害が発生しやすく、世界で発生したマグニチュード6以上の地震のうち20.5%が日本で発生しています。また、活火山は世界全体の7.1%がこの日本に集中しています。日本の国土面積は世界の「0.25%」で、非常に高い地震発生率であることがわかります。(地震情報サイトJIS、参照)

3月7日 (木) 原発の立地条件>2  過去に大きな地震が発生した地域

米地質調査所のデーターによると、大地震エリアは東南アジアから伸び上がり、まともに日本列島の下を通りロシア、アラスカ、アメリカの西海岸、南米へと続いています。日本列島は何処に原発を作っても大地震エリアの上です。原発設置数が日本より多いアメリカやヨーロッパの原発施設は、ほぼ危険地域を避けています。

3月8日 (金)都心にも雪が降った日。

地震震源と火山の殆どは地球上の特定の場所に線状に細長く分布し、これらの殆どがプレートとプレートの境界にあります。日本は、複数の海洋プレートと大陸プレートの境界に位置しているため、プレート境界型の巨大地震や地殻内地震なども発生しています。海岸線は入江等により長く複雑なため、地震の際は津波による大きな被害も発生しやすい特徴があります。(東日本や能登地震でも津波発生、甚大な被害を及ぼした。)

3月9日 (土) 原発の立地条件>3 何故、地方に原発建設が多いのか。

電力の消費量は当然、都会が多い、でも発電所は地方に分散している。水力のように自然の中で発電するしか無いシステムなら仕方が無いが、安全な原発なら都会に近い方が送電コストも安い筈。そうできない理由があったのか?国は原発の不安定さ、事故の脅威は充分に認識して「金で地方に押しつける」と言う政策がとられている?と勘ぐってしまう。東京を初めとする大都市の再開発は急速に膨張し、多くの電源を必要としている。人口減少の流れの中、都会と地方のアンバランスはより広がり、原発事故が起きた地方は、見捨てられる。

3月10日 (日) 原発の必要性?> 散ってしまった早咲きのヤマザクラ

原発を止めない理由の一つにはプルトニウムの製造もあるのか?と余計な事まで勘ぐってしまう。日本のプルトニウム保有量はすでに中国の保有量の10倍に相当する、とプリンストン大学の元教授が述べていた。日本の再軍備には当然、核武装の可能性があり、プルトニウムが重要と考える政治家達もいる筈だ。戦前のように、核保有で強大な軍事力を持ち「米軍の先兵」としてアメリカの世界戦略に組まれていくのか?沖縄だけで無く、日本列島全体を「不沈空母」と言った総理大臣が、昔いた事を思い出す。今、南西諸島の基地化が始まっている。まるで第二次世界大戦で沖縄の首里城などに複数の本部を置いた狂気の再現だ。オスプレイの運用も墜落事故の原因は国民に説明無しのまま、再開すると言っている。平和憲法は骨抜きにされている。

3月11日 (月) <311地震からの復興>

13年前の東日本大震災原発事故の教訓は生きたのか?!残念ながら今も「原発ありき」の政策のままだ。3月9日のTBS報道特集で現在の被災地の姿を紹介していたが、未だに除染されない土地が放置されている。数百年もの歴史ある農地が「立ち入り禁止区域」のままで放置され、先祖の土地で農業をもう一度、と願っていた人達を拒み続けている。国が先導して元の生業を取り戻す、と言うのが本来あるべき姿だが13年後の今、先祖代々造り上げた農地、貴重な表土は放射能汚染で使えず、数百年の歴史が汚染されたまま、立ち入り禁止のままで再出発すらも出来ていないエリアが残されている。

3月12日(火):房になった小さな花は「キブシ:五倍子」という名前だった。春先の山でメジロや山雀ヤマガラたちがこの花を啄んでいた。後で調べると、この木の実を乾燥させ粉にして、昔は「お歯黒」の原料にしたらしい。そのは擬宝珠のような形で黒褐色。なぜお歯黒をしたか?特に江戸時代は既婚女性がお歯黒をした。どうやらその理由の一つは、虫歯予防だったらしい。お歯黒をしている人の歯には、虫歯がほとんど無い事が分かった!キブシ粉には約60%もタンニンが含まれていて、歯や歯茎のタンパク質を強化して細菌による溶解を防ぐ効果があるとか。白い歯では無く「歯が黒く輝いているほど美人」とされ、毎朝、歯をきれいに清掃し、お歯黒を塗っていたらしい。既婚女性のカルシュウム不足を案じた、昔からの知恵だったのだろう。残念ながら、今はお歯黒を見掛けることは無い。美醜はヒトの意識が作る。

<野鳥を見に行ったが、ヤマガラ(山雀)とメジロだけが顔を出してくれた。>

戦争の危機が、日本にも近づいている世界情勢かと思わされる日々。そんな中で原発を多く抱えることが、国土防衛の大きなリスクになる事例を、ウクライナ原発で見せられた。自然災害だけで無く戦争への備えとしても、原発を減らすことは重要だと思う。手に負えない設備をこの地震国に作るという無謀な策は早く撤回し違う方法に切り替えていく方が良いと思う。が・・・

ヤマガラ:柔らかい木の芽をパクり!丁度、良い瞬間に出合えた。>

3月13日 (水) <世界のリーダー達> 序曲『 1812年 』ナポレオンのロシア侵攻を破ったロシアの交響曲チャイコフスキー作曲。個人的に思い出深い曲だが、3月のロシアの大統領選挙、誰もが予想したようにプーチンの圧倒的勝利で終わった。唯一の対抗馬でもあったナワリヌイ氏を殺害し選挙ボイコットなどにも強権的な監視体勢を敷き、占領地のウクライナ領土でも選挙を強行した。一方、アメリカのリーダー、大統領選もトランプ氏とバイデン氏の再戦でどちらも超高齢。この先の世界情勢が不安になるリーダーしか居ないのか?

3月14日 (木)<足の間に啄ツイバンんだ木の芽を固定し、嘴でコツコツと食べていた。> 今、世界中を戦争のムードが覆って来ているようなニュースが多い。ロシアとウクライナはロシアが優勢になっている。イスラエルハマス殲滅戦争、パレスチナ領土を消して結果としてイスラエルの領土拡大を狙っているのだろう。そして国連は機能せず。世界の流れを見たら、日本も軍備増強の雰囲気を膨らませている感じがする。軍事予算の増加をも閣議決定!まるで時代は巻き戻され、明治に戻っているかのようだ。

3月18日 (月) 日本は自民党の裏金なんかで揉めてる場合では無い、無駄な戦争に巻き込まれないような真の防衛を考える時期だ。地震などの自然災害そして原発問題、戦争、人口減、日々の物価高や低賃金で生活が成り立たない恐怖など不安の種は山ほどあるが、何よりこの国にも信頼できるリーダー達がいない。これが一番の脅威だと思う。明日の朝、全てが解消していたら嬉しいのだが。と、ヤマガラがつぶやく。

3月23日(土)

3月もブツブツ泡を吹くように、独り言を言っている内に、ソメイヨシノの開花予想などがニュースになり始めている。意外に寒い日や雨の日なども多かった3月。でも基本的には温暖化が進行している気候。原発が温暖化防止、CO2削減のために必要という話も聞くが、13年前のフクシマでの事故被害のその後や、処理できない核のゴミで土地も生活も元に戻せない現実に、やはり元凶である原発を無くす重要性を痛感する。

3月24日(日)大相撲春場所で新入幕の「尊富士」が110年ぶりの新入幕優勝を果たした。何か一つでもホッとするようなニュースが聞きたいと思う春、久しぶりに見ていて興奮した。前の日、右足首靱帯を痛め車椅子で戻る姿にこれはもう終わりかな?と思っていたら、治療を施した右足で強敵に勝った!チョンマゲの勝者。

今月は、特に原子力発電所についてブツブツ泡を吹いてしまった。東日本大震災の被害を考えても、戻せない被害に言葉を無くしてしまう。特に昔からの農業や漁業が取り返しが付かない状況になる現実を、政治はもっと真剣に取り上げて貰いたい。

3月26日(火)米大リーグ、大谷選手の元通訳だった水原氏の違法スポーツ賭博事件。今まで、大活躍のニュースばかりを流していた日本のマスコミもファンもこの日の会見を注目していた。今日のTV報道によると本人は改めて賭博行為への関与を否定した。ただ難点は送金時の関わりで、米国司法に詳しいコメンテイーターは本人関与が必須の電子送金、450万ドル:7億円弱の金額を本人以外がやったと、米国の捜査側やマスコミは信じないだろうと、球団側や本人の説明に疑問を呈していた。果たしてどうなるのか、多くの人が見守っている。

 

2024年(令和六年)2月

<2月:如月・衣更着(草木が更生:元の状態に戻るという意味)>

2月15日(木):以前、TV放映されどんな場所か興味があった「江ノ浦測候所」へ行く。朝九時過ぎに最寄り駅から「根府川駅」を目指す。生憎の曇り空だったが、東海道線小田原駅で乗り継ぎ二駅目の目的地に到着。目の前には相模湾が広がっていた。

降りたのは数人、無人駅だった。自分の田舎の駅も、今は無人駅になっている事を思い出す。

駅構内には「関東大震災の慰霊碑」があった。1923年:大正12年関東大震災発生時の列車事故により112人が犠牲になった。当時の駅舎や、到着した列車も2両を残し海中に没した。2024年の今、能登地震もあり101年前に起きた関東大震災が身近に思えて来る。

根府川駅で予約した目的地までのバスに乗り、狭い山道を揺られて「江ノ浦測候所」に到着。何で「測候所」なのかまだ良く分からないが、現代美術家が収集した多くの建造物などを配置して独自の世界観を展開している美術スペースのようです。

(参道)駐車場から左の参道を登ります。測候所は甘橘山(カンキツザン)の「榊サカキの森」を切り開いて整備された、との事です。参道を登り出すと、左手に石垣に組み込まれた顔が!!後で案内パンフを確認すると「18世紀の英国」の作品?らしい。この先を左に曲がり、まだまだ続く上り坂を登ります。

ここには石掘の蛙が居ますが?よく見ないと気付きません。木陰には灯籠も。

今度は枝の上に羽ばたくカラス?!でも動かない??ああ、これも作品!カアカア。

この曲がり角の灯籠は「宝珠型灯籠」と後で知る。何やら謂われが有る作品のようです。

見上げると、分厚い光学板ガラスを天井板に使った茶屋:休憩所が見えています。

振り返ると宝珠型灯籠。元は京都の石造り五輪塔宝珠に穴を開け灯籠に加工したとか。

復元された地元の「赤沢蜂巣観音」中には円空仏(江戸初期)を祀ってある。円空が彫った仏は顔半分ほどに蜂が巣を作り、人と蜂の合作だとか。この時は円空仏を知らず素通り。

登る途中で一息ついて見上げると、天に伸び屹立する木々が印象的だった。榊サカキの森?

これは大きな木に絡んだ小さな木?実の形がイチジクのようにも見えるけど?正体不明。いつものgoogleで検索するも判明せず。大木の根に被るように張り付いていた。

曲がり角の大きな岩の碑文は「Stone Age Cafe」石器時代の喫茶店?そろそろ頂上なのか?

なるほど、岩のテーブルと椅子の「Stone Age Cafe」だ。眼下に相模湾が見えてきた。

ここは小さな屋台のような喫茶店と岩のベンチ。但しオープンは日曜日のみ、この日はクローズ。でも飲食は可能らしい。分厚い板ガラスの屋根もあるし、雨になったら助かるかな。

(1)太陽観測:測候所。参道 明月門 夏至光遙拝、冬至光遙拝、春分秋分

この後、長方形のガラスで覆われたような待合棟へ。ロッカーやトイレがあり厚めのパンフレットと注意書きを貰い、よく読んで地図を見ながら行動するよう言われた。膨大な資料ですぐには読み切れないし、内容もすぐには理解出来ないが、取敢えず動き出す。すぐ近くにあった、やはり長方形のガラスで覆われた「夏至光遙拝ギャラリー」へ向かった。

TVでも紹介されていた、100メートルの長さで自然石の壁面とガラスで覆われている。先端は海側に突き出した形で、先端の展望部分は夏至の日の出の位置に合わせてあるらしい。

夏至の朝、この長方形の空間を光が通過していく。で、夏至は予約が一杯だろうなあ。外に出ると、相模湾の色が綺麗に見えた。

(明月門)鎌倉の明月院正門、室町時代に作られたが関東大震災で半壊、その後は移転を繰り返し根津美術館正門を経て江ノ浦測候所の正門として解体修理、再建されたとの事。

此所の塀には「木賊:トクサ張り」という、竹を使った伝統的工法が使われている。

(2)冬至光遙拝 

相模湾に面し密柑山が多い傾斜地に作った「江ノ浦測候所」、この日は菜の花が咲いていた。

チラリと見える円形の石組みは「野点ノダテ席」で冬至の朝には焚き火の場所になるらしい。冬至寒い朝に太陽を拝み、冷えた体を温める飲み物が供されるのだろうか?

海に突き出した「冬至の日の出」を観測する鉄の隧道。蜜柑畑に巨大な鉄管が横倒しになったような姿が異様に見える。

隧道の上部、海に向かった先端部、上に乗れるらしいが・・・怖くて自分は乗れなかった。右隣には光学ガラスを敷き詰めた舞台、「冬至の日の出」に合わせて能を演じるらしい。後方の観客席から見ると海に浮かんで見えるとのこと。

ムムム!

回廊の中から覗く相模湾冬至の日には海面の向こうから、朝日が昇るのだろう。

この先は立ち入り禁止のシンボル、石を縄で結んである。他の場所にも使われていた。

(3)斜面を下ると、榊の森を通り蜜柑畑の道と竹林に分かれ、各種の展示エリアがある。

菜の花畑の下には小さな社も見えた。「春日社」の名で奈良の春日堂を模写したものだとか。

菜の花と蜂。

向こうの斜面には、蜜柑畑も見えている。

下に降りると、以前の農具倉庫を「化石窟」として化石や古い農具を展示してあった。

植物の化石。ウミユリかな?化石は収集された本物。

近くをゴソゴソしていそうな。三葉虫かな?

これは小さな恐竜みたい?説明文が何処にあるのか良く分からない。

ガラスで囲まれた神社風の展示、中身は縄文後期の石の棒!見た目はドラムスティック。

(竹林のエリア)

竹林にあった「数理模型」双曲線関数?を模型化した。双曲線が無限で交わる?何の事??

そして石で作られた狸、焼き物で無いのは珍しいとか?ふんぞり返っていた。

片浦稲荷大明神、元は武蔵の国、渋谷村の神社らしい。今の渋谷からは想像もつかない。

坂を下ったエリアにあった茶室「雨聴天」の庭、小さな梅の赤い花が咲いていた

白い梅も

メジロが来たが、あっちを向いてしまった!

よしよし

白梅

暫く蜜柑畑のエリアを歩いていたらなんと、ジョウビタキの雄を発見!

枝先に移動したので慌ててレンズを交換する。

こちらはヒヨドリ、背景が綺麗だった。

もう一枚、蜜柑が欲しいのかな?見つめている。

そしてまた、ジョウビタキ

何だか土地柄なのか此所の鳥達はノンビリしているような雰囲気だった。こっちが撮影にアタフタしてもすぐに逃げる様子は無く「ゆっくりやりな」と諭されたようだった。

気がつくと薄暗くなって天気も雨交じりになってきた。午前中の予約だったので小雨の中、「石器時代のカフェ」に戻り昼食を食べ、参道を降りて帰りのバスに乗り込んだ。

改めてパンフレットを読み返すと、入館時に注意されたように「内容を理解して見る必要」があった事を痛感した。殆ど、何も考えず、何じゃこれ??という物見遊山になっていた。

それでも古来の太陽信仰など、当時の人々が自然や世界をどう捉えていたかを、各種の遺跡や古い建造物を自然の中に再構築し、表現しているように感じた。古代からの、私達の記憶の底にある「意識」に働きかけるかのように、冬至でのと同時の復活、そして夏至に光り輝く、太陽光の周期がヒトや生き物の暮らしに重要な事を考えさせてくれた。

 

2024年(令和六年)1月 激動の年明け

1月1日 (月) <令和六年能登半島地震元旦を根こそぎ倒し能登地震

午後4時、石川県能登半島震度7地震発生。全てのテレビ局が同じような画面で延々と地震情報を伝えていた。東日本大震災を思い出させる出来事が新しい年の始めに起きてしまった。呆然として見守ることしかできない。午後9時頃から地震画面を小さくして通常番組を流し出した。元旦の大きな地震発生、これから被害の全容が見えてくるのだろう。

1月2日 (火)冬の闇ヤミ業火の包む日航 

箱根駅伝、往路:いつも見る箱根駅伝能登半島では今朝も揺れが発生、日常と非日常。夕方、地震の放送をしていたTVが、羽田空港の衝突事故を映し出した。着陸する日航エアバスと海保の小型機が激突し炎に包まれる様子を中継していた。幸い、日航機の乗客乗員は全員無事だったが、海保機は機長以外が死亡。海保の小型機は元日の震災被災地に物資を届ける予定だったとの事。日航機の乗客乗員が全員無事に退避出来た事は奇跡!と海外では賞賛されていたが、年の初めの地震と大事故でなんとも言えない年明けが続いた。

(足を上げ走るセキレイ、餌を咥えている様だ。)

1月3日 (水)箱根駅伝、複路:負けてたまるか作戦の青山学院大学が新記録で優勝。

日航機と海保機の衝突事故は原因調査が始まった。能登では地震の揺れが続いている。TVニュースには家屋倒壊、津波の被害や液状化など厳しい現実が次々と映し出されていく。

1月4日 (木)年一回の健康診断 朝8:00。 いつも年末だったが予定が取れず年始に。

今年は病院の検診の流れが改善されたようで、意外に早く終了した。予定された日常。

能登地震被害、TV各局が現地の状況を流し始めているが、多くの犠牲者、家屋、全てが痛ましい姿。志賀原発でも不具合が発生?正確な状況が良く分からない。ビニールハウスに避難した高齢者の方々が心配だ。下は土、寒いはず。発生から72時間が過ぎ不安が増す。

1月5日 (金)親戚宅へ年始。前日の健診のためいつもの年よりは遅くなってしまった。

元旦の能登地震は自然災害だが、2日の航空機衝突事故は「羽田空港の超過密な発着間隔」が大事故の背景では無いか?と思う。以前、羽田は国内に特化し成田に国際便と振り分けていた。インバウンド需要を当て込み「安全性」より「利便性、儲け」を優先した結果かと思う。羽田は滑走路、便数を無理に増やし、都心上空にも危険を持ち込んだ。元々国土が狭く開発し尽くした都心の空港で、余裕の無い危険な発着を行った結果だと感じる。今回の悲惨な事故の原因を、管制官や海保側の人為的なミスで発生したと見るのは、正しくないと思う。過密な対応の中、起こるべくして起こった事故で、経済優先への警告なのかも知れない。

1月6日 (土)パエリアの食卓にある年始め今年も親戚の家でご馳走になる。無事是好日。いつも会うハナちゃんも元気そうだ。窓際の日の当たる場所が冬場のお気に入りだ。

1月8日 (月)蝋梅ロウバイす 置き配は消え他所の家 ダジャレです。

アマゾンの配達ミス。置き配写真のみが手がかりだった。何とか近隣の家で発見できたがこんな間違いは初めて。配達を確認する電話番号は無くなり、今後が不安になった。人を介さないデジタルでの一方通行、デジタル弱者になった自分には厳しい世界。

1月9日 (火) 回覧の日付新らし年始め 回覧板が回ってきた。そう言えば今年初めてで、年が変わったことを実感する。年明けから大きな地震と飛行機事故、年始の気分はどこかに吹き飛んだ。地震の被災地では困窮が続いている。明日は寒い一日になりそう。もともと高齢者が多い地方、被災された方々が厳しい避難生活に耐えている様子をニュースが伝える。

1月12日 (金) 冬らしい寒い1日。イエメンのフーシ派を米英両国が攻撃、スエズ運河での各国船舶への攻撃に対するもの、とか。マレーシアの元首相マハティール氏インタビュー、イスラエル支持の米国は信頼できない、と述べていた。国連での米の拒否権に対する批判、今後の国際情勢が不安定化していく状況を危惧していた。誰も望まない「戦争の世紀」が始まっているのだろうか。13日の台湾総統選挙も今後の世界を占う出来事になるかも知れない。今年の米国大統領選挙を見据えた動きもあり国の内外が、落ち着かない不安定な日々だ。

(公園の池には、風に舞ったススキやガマの穂?が浮かんでいた。)

(どうやら、この穂は池の小ガモたちには貴重な餌?でもあるようだ。)

1月13日 (土) 覚え無き国際電話冬の怪 +1から始まる長い番号着信?確か+1は海外、米国・カナダの国番号だった筈。いきなり電話が来る宛ては無く、放置。暫くして切れた。番号を確認したが発信者は不明。詐欺かも?台湾総統選では民進党が勝利したが国会議員選挙では大幅減となった。でも台湾の姿勢は従来通り、自国の独自性を保つ方向を堅持。

1月14日 (日) 初場所や蒸籠セイロ注文思い出し 使い込んだ蒸籠が駄目になり買い換えるつもりで発注を忘れていた。この日、いつもの通販で注文し一安心、あ!今日から相撲が始まる。

1月15日 (月) 菜の花の蕾味わう十五日 菜の花が蕾のうちにお浸しにするらしい。

柔らかで旨い。

1月16日 (火) 台所のLEDライトが点かない!リモコン不良かと思い色々試すがNG!

結局、量販店に出張交換を依頼。昔のような蛍光灯かグローランプ交換は無く修理で金がかかる~と思っていたらなんと!原因は壁の電源スイッチ不良だった!!LEDは多分、大丈夫だったと思うが、先に交換済だったので、そのまま追加でスイッチを店から持ってきて貰い、無事に終了とする。壁の電源スイッチ単体不良は疑いもせず、全くの盲点だった。

1月17日 (水) 交差点冬空茜アカネ富士の影 「阪神大震災から29年」

この日の新聞に、先日寄付した能登半島義援金者として名前が載った。少しでも被災地の役に立って欲しい。現地はこれからまだまだ厳しい環境下に置かれていくのだろう。

1月18日 (木) 里山公園、カワラヒワツグミがいた。冬の田んぼで虫でも捕っているのかカワラヒワは群で降り立ち、また近くの木々の枝に飛び上がっていた。(写真:ツグミ

カワラヒワの群、左の鳥は遅れて飛んできた様子だ。まだ空中にいる。

飛んできたカワラヒワ、左下にいた鳥の仲間かな?

一旦樹上に落ち着いた。

で、すぐに左上にいたヒワが飛び始め、このすぐ後に全部の鳥が近くの田んぼに降り立った。

1月22日 (月) )小春日や黄色帽子の溢れ来て 風の中、園児の隊列が賑やかにやって来る。写真は冬の池で寒さをしのいでいる?鴨たち。同じような姿勢、嘴を羽毛に突っ込んでいるかのよう。

1月23日 (火) 風寒し花びら詰まる収集日 可燃ゴミの日、花びらがビニール袋に詰められ回収コーナーに。最初何が置かれているのか?不明だったが、強風に散ったようだ。

この日午前、新幹線の上野、大宮間で架線が垂れ下がり停電が発生し車両が緊急停止。東北、上越、北陸の各線の共通路線だったので、乗客に大きな影響が出た。安全神話はどこに?

1月24日 (水) 死ぬまでは生きると決めて冬日差し そりゃあそうだ!と改めて思う。

見上げると不思議な雲?冬らしい寒い一日。日本列島の上半分、能登も九州も雪が降っているようだ。寒さが厳しくなった。唐突にウクライナの人達のことを思い出した。

1月25日 (木) <地震原発1>

能登半島には「志賀原発」があり今回の地震発生時、事故の情報が錯綜した。現地は震度7を記録しており警戒本部が設置されたが、実際は国も県も早期に動けず様子見。休止中と言う事もあったが、志賀町での対応人員は少なく被災した方もいる中では、地震への迅速な現地対応はできなかった現実がある。もし原発に被害が出ていたら何も出来なかった!国は地方へ更に現場担当者へ責任だけが膨らむ、そんな防災は無意味では?

実際の原発保全地震などの災害時には自治体が対応出来るレベルを超える項目が要求されている。東日本大震災での福島の原発含む災害とその復興が、長い期間をかけても戻りきらない事実をみれば、島国のこの国は原発依存から一刻も早く脱却すべきだ。

地震原発2>

おなじ能登半島珠洲」でも原発の計画があった。予定地だった珠洲市は今回の地震で大きな被害を受けた。半島の突端に位置するこの地域で、もし原発事故が重なる被害だったらもっと悲惨な結果が出ていただろう。

28年間の原発反対闘争を行った住民、リーダーだったお寺の住職は今回の地震で被災した。「原発を止めていて良かった!」と感想を述べている。反対運動は地域の分断を招き様々な嫌がらせ、脅迫もあったと言う。なぜ国がこんな計画を遂行するのか、今もって原発固執する国や電力業界は地域と国民を滅亡させてまで、何が欲しいのだろうか。住職は「日本に原発を作れるところは何処にも無い」と言い切っている。

1月26日 (金) <自民党の裏金問題1>

政権は「政治改革」の中間とりまとめと銘打って支持率向上を画策しているが、出された改革案は35年前より後退と新聞記事。当面を凌ぐ内容しかなく派閥も例え解消してもすぐに再結成できる。そんな政党を支持し続ける人達は何を期待しているのだろうか。厳しい生活環境にいる私達が特権階級を養ういわれは無いと思う。

(言い争い?情報を伝えている?)

1月27日 (土) <自民党の裏金問題2>

自民党6派閥中4派閥が解散を決めた。世間がうるさいからほとぼりを冷ます為、位にしか思えない。いつでも再生できるし。過去にも派閥が消えたり出来たり、本人達だけでやっていることだからどうにでもなる。金集めの政治資金パーティーは禁止か、最低でも収支報告の明確化、義務化を計るしかないのでは無いか。問題発生時には、会計責任者だけの処分では無く派閥幹部との連座制は必須だ。

(取敢えず、行動してみるか?ヒワの足が枝から離れた!)

新しい年2024年はいきなりの地震と航空機の衝突事故で開けた。地震の被災地は未だに元に戻れていない。与党の不明確な裏金処理による問題も、きちんとした解決策は示されぬまま。物価は高騰し、日々の買い物で今までとは違う価格に驚く。税金も上がる、働く人の賃金は特に中小零細企業では改善していない。弱者は益々虐げられ驕り高ぶる強者が大手を振っている。こんな世情では、一揆でも起こさないと何も変わらないのかも知れない。

 

2023年12月(令和五年十二月)師走・極月(ごくげつ)

12月1日:金 極月や「天中殺」の月初め やる事なす事上手く行かない一日。12月の異称「極月」は1年が極まる年、という意味らしい。朝、半年毎の眼科予約を忘れて、目薬がピンチ。最短は予約無しで長時間待ちの受診しか無い。また、色々見て購入した筈の灯油ポンプが使えない!PCはハングアップする!等、参った。思わず「天中殺」という言葉が浮かんだ。言葉自体は周期的にやって来る時期を表す算命学?の言葉とか。天中殺=季節で言えば「」種をまいても芽はふかず、我慢と気持ちの整理をするには良い時期とのこと。

12月2日:土ワクチンの副作用知る濡れ落葉 今日で五日目になる腕の赤い腫れは、少しずつ落ち着いて来た。先月初めにコロナワクチン接種、月末に肺炎球菌ワクチンと同じ月だったのも今回の要因か?と思う。ワクチンはウイルスのような物を体に入れる訳で、本人の体調によっては反応が強く出るケースもあるのかも。注射針に細工されたのか?とか、どこぞの回し者が看護師に化けた?などと疑ったが、自身の体調と二種のワクチンの接種時期の影響があったかも知れない。暫く我慢の日々。

12月3日:日 診察は発熱必須と電話口

午前中はダウン、熱は無いが左腕はまだ赤く膨らみ腫れたまま。家族も昨夜から体調不良、咳も出る。救急外来に連絡したら「咳き込んでも、熱が無ければ診察出来ない!」と言われたらしい。休日の診察はコロナやインフル等での高熱以外は対応出来ない、と言う事か?今は、寝ることしか出来無いな、きっと「天中殺」だし?

12月4日:月 楽しげに笑う子の声冬日暮れ 

寒い寒いと縮こまっていると夕暮れの中、子供達の元気な声。この日も、腕はまだ少し腫れ赤いが、だいぶ通常に戻ってきた。

日の本は政治屋ばかり政治無し

BS-TBS」今日の放送で自民党のパー券問題、大阪万博の話が出た。大阪万博の発端は安部総理(当時)菅官房長官、松井大阪知事、橋本元知事の飲み会での話。維新を取り込む思惑の飲み会、カジノ誘致をやりたい大阪府大阪万博を手始めにやりたい、と言ったら安部氏が「面白い、菅ちゃん話聞いといて」で、始まったことらしい。とても分り易い話。1970年の大阪万博とは背景も必要性も違い、余りにショボい事実。

自民党のパーティ券不正は少し込み入っていた、 献金した側は総額を記録していたが、各派閥、特に安部派では勝手にキックバックとして調整していた。政治資金規制法に違反する行為。選挙を有利にするための「小選挙区」にした事や二世議員を増やす為に、親の政治資金引き継ぎを「無税」にしたり、私達が望むような政策では無く、己の身分と収入を確保する為の画策。真面目にやれ!としか言えないこの国の与党系国会議員達。今、一番試されているのは私達有権者」の意識。選挙で例え白票でも投票する事が重要とコメンテーターが強調していた。

12月5日:火「承知せず」教会問題まだ途上 何も対応しない首相に「そんな回答は承知しない!」と伝えたい。朝日新聞の記事:2019年に自民党本部で当時、自民政調会長の岸田氏は旧統一教会UPFジャパン梶栗氏、同UPFインターナショナル会長ジェンキンス氏、米下院議長ギングリッチ氏らと面会した写真が出たが岸田首相はギングリッチ氏以外については「承知していない」と回答。旧統一教会問題は未だ問題解決が出来ず、する気も無いことを表明したような表現。元信者や家族からの悲痛な訴えも真剣に取り上げる気は無いのだろう。

12月6日:水 つかの間は腕逞しきワクチン禍 先月末からのワクチン副作用。腕の腫れ赤みはほぼ消え、この朝、ワクチン副作用の薬は最後にした。痩せ細った自分の腕が腫れて逞しく見え、面白がったのは最初だけ。まだ痛みも少しあり、ひ弱でか細い腕だが、やっぱり元の方が良い。

12月7日:木 冬ざれの眼科待合 歳時記見 1日の眼科予約日を忘れ、この日、朝一から並び予約の人達が終了するまで待つ。長い待ち時間、歳時記を開くが頭に入らず。午後になりやっと人が消え、短い診察、帰宅する。

パソコンに頼る歳暮のもどかしさ ネット手配のお歳暮がやっと届き始めた。毎年やっていた確認が上手く出来ない。以前のように店に出掛けて、店員さんを介して商品を選び、送り先を記入する方が、手間だったが確実だった。確認は電話で頼めたし、ネットの便利さを不便だと感じるのは、自分がもう時代に遅れたからだな?

ITは記憶している事を前提として、暗証などがあり記憶が薄れだすとどんなに困るか、考慮していない。

12月8日:金 窓枠の冬至カボチャは出番待ち 田舎から送って貰った、冬至カボチャ。22日が冬至、南瓜は緑黄色野菜で風邪の予防として、保存がきく事もあり昔から冬至に食べられていたらしい。

柚子を割り種も煮込みてジャムとなる 友人から頂いた柚子、中身を取り種は別で袋に入れて煮る、とろみが出る、らしい。自分は手伝いしか出来ないが、出来た柚子ジャム、お湯を注ぎ柚子茶に。香りがあり美味しい。

冬の駅家路を急ぐ影絵達 夕方のラッシュ、もう暗くなった駅のホームを沢山の影達が家路を急ぐ。影絵の集団が発する熱気までも感じられる様だ。昔、自分も其処にいた事を思い、もう遠くなった日々をふと想い返す。

12月9日:土 不始末を繕ツクロい直す小春日や

今日は暖かい。近くの薬局に不足の目薬を取りに行った。やっと、今までの困り事に少し目途が付く。灯油ポンプの口径サイズが違う事は、今まで知らなかったが、ネットで何とか「サイズ変換アダプター」を探し発注。万が一、使えない事態に備え、元のポンプの不具合も修正した。これで「天中殺」もどきから抜ければ嬉しい。

12月10日:先日、家族が友人の方に頂いた「TEAタオル」綺麗な野鳥のイラストが気に入り壁に張る事にした。イギリスのMadeline Floydと言う女性芸術家の、味があるイラストで10種の野鳥を独特のタッチで描いてある。日本では見られない鳥もあったし実際に見た事があり、写真を撮った鳥もあり興味深かった。

12月11日:月 黄葉コウヨウのひとひら落ちて冬の午後 垣根の黄色くなった葉が風に吹かれヒラりと落ちていく。

フランス、モンサンミッシェル近くで撮影したBlack Birdクロウタドリだと思う。

こちらも同じクロウタドリ?近くに居たこちらをあまり警戒して居なかった。気が強い鳥なのかな?

12月12日:火 朝時雨シグレあわれ小菊は濡れて立ち、朝方の雨も小降りになり、花壇の様子を撮る。

以前、渓流で撮影したWren:ミソサザイ、その小ささと囀る声の大きさ、美しさに驚いた。その後も数回、春に出掛け、出合うことを楽しみにしていた。最近行かなくなったなあ。行っても出会えないことが続いたし。

12月13日:水 黄昏れて赤き縁取り冬の雲 

寒くなってきたので急ぎ足で家に帰る。夕焼けになりそう。まだ近くの神社には白い枇杷の花が残っていた。

12月14日:木 蒲団干す二階干し場の下の段

冬場の強風を避けて蒲団を干す。「蒲団」が冬の季語とは知らなかった。時折、強い風が吹き付ける日だ。

12月15日:金 温暖化身近に迫る危機地球

テレ朝の「タモリステーション」気候変動がテーマだった。気候変動の原因といわれる地球温暖化は今、どのくらい進んでいるのか。過去140年間で地球の平均気温が1度以上の上昇。このままだと2040年には1.5度上昇を記録する。しかも2度上昇してしまった場合、地球は取り返しのつかない状況になる、と警告する科学者。

12月16日:土 冬雲の隙間に細き月仰ぎ (三日月が綺麗だった、写真左にはウッスラ鳥の影?も写っていた。)

マウイ島の大火災も、気候変動による温暖化が大きな要因だった。雷放電で小さな森林火災が発生し、暴風で他の場所に移っていき大規模化、火の粉までも上昇気流に巻き上げられ移動、ダウンバーストで火の粉を広げた。偏西風の蛇行が、気温上昇で大きくなり、乾燥した場所ではアッという間に大きな火災になり燃え続けた。

12月17日:日 ヨガを組む無念無想や雪の富士(ジムでヨガ、だがポーズは出来ず青息吐息、体は痛い。)

地球規模で振れ幅が大きくなった偏西風の蛇行、乾燥と大雨の極端な気象条件が隣り合い、大規模な火災と大規模洪水の原因となり、隣り合った地域で発生する。温暖化の一番の要因は人類の「経済活動」CO2の増大が地球を沸騰させている。今、この状況が世界各国で実際に頻発している。気温上昇と地球の自転で偏西風の振れ幅が大きく増幅された。地球の自転は変わらないから、やはり、重要なキーはCO2による「気温上昇」のようだ。

12月18日:月 寒波くる花色は冴え冬椿 昨日の暑さから一気に寒い一日。九州含め、各地から降雪の報告。

日本でこの秋、問題になった「アーバンベア」熊出没被害。これも原因は気候変動による温暖化と都市化の進行で冬眠が遅くなり空腹な熊たちが人間界の残飯、飼料の餌などを求めて出て来た結果。温暖化も都市化も私達の社会・経済活動が原因!地球環境のバランスが壊れた結果の一つだ。熊も被害者、いや被害熊か?

12月19日:火 ブリが捕れ蟹も豊漁その先は?

また、日本近海の海水温度の上昇率は世界平均の2倍だとのこと。北海道でブリが捕れて喜んでいる場合では無い。気温2度の上昇では元に戻すことが出来ない予測、現在より激しい環境になる??見たくない未来だ!

人間の責任で少しでも温暖化を抑える手立てを講じる時期なのに、例えば日本の政治は何を目指して日々活動しているのか?世界各国で勃発している戦争を止める、化石燃料の使用を押さえるなど、やるべき事は多く、しかも急ぎ実施すべき時期。温暖化を押さえる知恵と活動を政治に望むが、金満の別世界で生きている人種だからナ。

12月20日:水 木雲雀キヒバリの休憩時間レンズ越し 

海と里山公園に出掛けたが、他のカメラマン達も野鳥に出会えず手持ち無沙汰、1度頭上にカラスに追われた大鷹が出たが、自分は撮れず。もう諦めて帰る途中で出会った地味な鳥。枝に止まりこちらを見て何故か暫く留まっていた。後で調べるとビンズイと言う名前。スズメ目セキレイ科で別名、木雲雀:キヒバリ、写真を撮らせてくれて有り難う!時々、撮ろうとしている野鳥と目が合う(感じの)時があり、大抵は警戒し飛び立つ体勢に入るが、時々こっちに興味を持つかのように「なあに??」と言う視線を送ってくる。今回もそんな感じだった。

12月21日:木 出刃で切る南瓜カボチャの堅き冬至

寒い、12月後半だから当り前なのだが、温暖化の年なのに、真面目に寒いと損した気分になる。貰った冬至用の南瓜を切る。出刃包丁が活躍する時だが、思いの外硬かった。

12月22日:金 「冬至 大雪や偏西風の落とし物

振れ幅が大きくなった偏西風が要因なのか?急に冷え込み各地で大雪に、激しく変化する気象状況の日。九州でも雪になるなど、本格的な雪に戸惑う姿がニュースになっていた。交通事故も増え、雪かきや雪下ろしに苦労する姿などが紹介された。住まいの近くでは、まだ雪は降らないが、風が強く低い気温にドンドン着膨れていく。

12月23日:土 水を蹴り空を目指して藻掻け!鴨

昨夜からの寒さが家を包む。先日、公園で見た鴨は、羽ばたきながら足でも必死に水の上を走り、盛大に水飛沫を上げながらドタバタと飛び上がる。そんな格好悪さに何だか「頑張れ!」と声をかけたくなる。

12月24日:日 寒風にアーバンメジロの囀りや 

アーバンメジロという言葉は無いが、街に出没する熊をアーバンベアと呼ぶならマンション等の植込みに来るメジロも「urban=都市の」と呼んでも良いだろう?大した意味は無いけど。春にはイソヒヨドリが暫く滞在し、今はメジロ達が植込みや街路樹の木の実に集まる。野鳥も人と共生していると言う事かな。熊じゃなくて良かった。

12月25日:月 足元にヒーター運ぶ午後十時 

通販で買ったセラミックヒーター。すっかり耐寒性能が落ちた今の自分には不可欠になった。夜は冷えるし。

12月26日:火 ミサゴ泣く無策象徴オスプレイ「Osprey」

朝刊で「オスプレイ生産終了?」の記事を見た。日本名は「ミサゴ」冬場に海に姿を見せる鳥。オスプレイは米国製の垂直離着陸輸送機、世界に広げるアメリカの目論見が、墜落事故の頻発等で日本以外には購入する国が出ず、コスト高を招き生産終了する?との見方が出ている。沖縄や佐賀では配備に反対する運動も起きている。米国には逆らわない日本政府だけが17機も購入した。ミサゴは好きな鳥!ミサゴの名前を汚さない様、その鋭い嘴と足で卑屈な政治姿勢を正して欲しいなあ。8人もの死者が出た事故を真面目に検証するべきだ。

12月27日:水 ビンズイの年越す場所や歳の暮れ 2023年も残すところ後数日。年越しと言っても、野鳥にとっては何の意味もないが、この場所でまた来年無事にこの鳥の姿を見られたら良いなあ、と思う。アジアの温帯地方に広く分布する漂鳥、と言う記事があったので、次の冬も注意していればまた会えるかも知れない。

夕暮れに満月浮かぶ冬の空 空を見上げると満月、気付くのが遅れたが、取敢えず月と夜空を撮る。

12月28日:木 振り向けばもうすぐ暮れる令和五年

本当に時間の経つのは早いと感じる。また何も出来ずに一年が終わるのか、という後悔や、この先どうなるのかという不安もドンドン大きくなって背中に乗り掛かってくるよう。いっそ、このビンズイの背に乗って一緒に飛んで行けたら、新しい世界が見られるかも知れない!

12月29日:金 冬の海遠き時代をつなぐ波 逆光気味の昼の海、光る帯を見ていたら、この海が忘れた昔を思い出させてくれ無いかな?そのうち記憶が消えても、海を見ていたら少しずつ思い出す、と言う事があれば?レカネマブ?なんか使う必要も無くなるのに・・・ボ~ッと海を見ていたら、違う世界に入りそうになっていた!!

12月30日:土 富士の峰越えて連なれ冬の雲 遠くに富士山が見えると、ちょっと嬉しくなってくる。

朝刊記事:年末株価が34年ぶりの高値。大企業の利益は内部留保と株主還元の割合が高く労働分配率人件費は36%と最低のまま。中小企業は分配率70%とすでに高く更なるアップは厳しい。大企業が中小企業の仕入れ価格を抑えている事が中小企業の賃金の更なるアップを阻む。仕入れ価格の適正化を計る必要性を専門家は指摘する。

働く人にはお金が回らない仕組みが出来上がっている。戦後の苦しさを皆で乗り切る気概があった過去は、夢になったのか。

12月31日:日 書き終えて余白は二段三年日記 一番上の段が一応、(空きの日もあるが)埋まった。

世界中が不穏な空気の中で動いている。日本もこの先に希望を持たせるような状況にはほど遠く、格差は広がり続け、驚くような事故、事件ばかりが印象に残る一年だった。年が変わることが一つの契機に、少しでも日々の暮らしが、安心して過ごせるようになる事を心から祈る。一方的な力関係の下で戦争下にあるウクライナパレスチナ、この絶望が1日でも早く落ち着くことを願いたい。

新しい年が少しでも平和な良い年でありますように、合掌。

 

2023年11月(令和五年十一月)霜月

少しは落ち着いたが、まだ夏日続出!ウクライナ戦争とガザでの一方的な戦闘、世界中が不安定な気候の下、悲惨で悲しい事態は続きそうだ。今の世界にはロシアやイスラエルを止める絶対的な力は残念ながら無い。

11月1日(水) 秋夕焼故郷の空のバルーンフェス:自分が田舎にいた頃にはまだ無かったバルーンフェスタ熱気球の世界大会、今年の開催を夕刊で知る。アジア最大級だとか!何も無いことが売り文句の県だったのに。少しは有名になって良かったかもしれない。

11月2日(木) 霜月の夏日予報や二十五度:日差しもあり寒くはない、先月の暑さがまだまだ続きそう?

秋の夜の大逆転や甲子園 野球の日本シリーズ、たまたま見たら八回に大逆転、俄ファンにも面白かった。これで阪神が日本一に大手!初めて見た日本シリーズ、すでに5戦目だった。さて次は?

11月3日(金)文化の日:秋高し平和憲法文化の日 朝晩は寒いが夏に近い日差しの休日。きな臭い世界に平和憲法は貴重。この日、戦前は明治天皇誕生日(天長節)だった。戦後、新憲法の公布日で祝日の予定だったが、GHQが戦前の天長節と切り離すため、半年後の施行日5月3日を憲法記念日とした。同時に天長節に拘る守旧勢力へも配慮し、半年後の11月3日を文化の日とする。法律の記載には、文化の日「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」と有るそうです。休日の制定に、戦前の天皇制の影響があったんですね。

11月4日(土) オリックスエースの意地見せ逆王手 山本投手が意地の完投で五分に!大リーグに行く土産か。

国会の質疑応答蚯蚓ミミズ鳴く TV中継で見る国会答弁、要点をわざと外したようなやり取りや官僚の書いた紙を見ながら喋るだけの質疑応答。もしミミズが鳴くなら、中身の無いやり取りよりよほど興味が湧く。最近のニュースを見ていると、このままでは政治が死んで、私達国民は苦労するだけの時代が来るだろう。

11月5日(日) ジェノサイド ガザ蹂躙のイスラエル 激しさを増す空爆と地上戦で一方的な被害が増加。国連は機能せず米国やEU、世界が一時休戦の糸口すらも見いだせない。日本政治も米/イスラエル優先で機能せず。無論、自分は何も出来ず。ウクライナにも影響を及ぼす戦闘、何処に行くのだろうか、この世界は。

熱闘の秋駆け抜けし猛虎達 阪神38年ぶり日本シリーズ優勝。大阪は大騒ぎ、日航機墜落の年以来か!

11月6日(月) )樹上では柿の実飾る朝顔 柿が熟してきたなあと見上げると、近所の西洋朝顔の蔦は樹上にも伸びて花をつけていた。朝顔の花は晩夏から初秋にかけ咲き、秋の季語。でも「朝顔市」は夏の季語だとか。

朝顔は青 万年筆はインク切れ 近所の西洋朝顔の青い色、残り僅かな万年筆の青インク購入を思いだした。西洋朝顔グリーンカーテンでも広がった。日本の朝顔と違いはびこる強さを感じる、好き嫌いが分かれるか。

11月7日(火)秋雨のワクチン接種最終日 これでコロナワクチン接種の公費補助は終わる、後は知らん!と言う国のメッセージ。夜来の風雨が強烈で、早朝の外出が心配だったが、朝8:00過ぎにはほぼ収まり近所のクリニックまで歩き、無事終了した。実際のコロナ感染状況は不明だが、まあ良いか?( ホルトノキ;街路樹)

11月8日(水) 立冬:しかし気温はまだ高く冬は週末ぐらいからという予報。干し柿を剥いて夜、外に吊す。

空は青僅かに白き枇杷の花 小学校の門、見上げると枇杷の花が少し開いてきたように見えた。初冬に咲く花。

立冬や雲の向こうに富士の峰、富士山が見える場所、今日は雲で見えず。ニュースで一度降った雪が消えたと!暗くなった空、雲の隙間に星が光った。スマホで無理を承知で一枚撮ってみる。

11月9日(木) 柿落葉子供の絵を張る交差点、行きがけ、数人の大人と小学生達、帰りがけも通ると路面に子供が描いた交通安全ポスターが、張り付けられていた。小学校の課外活動か、奉仕活動だったのかな?

物干しに柿吊しおり冬景色 昨日剥いて干した百匁柿。柿が好きな熊を思い出すが、申し訳なさ?は無い。「駆除だけで無く熊との共生を意識すべき」は正論だろうが、実際に遭遇したら恐怖しか無いだろうと思う。

11月10日(金) 初時雨 菊の芽吹きに雨宿り 以前貰った菊、中々花が出なかったが雨の中、蕾が色を見せた。

よく見ると丸い蕾に隠れるように小さな緑色の虫が雨宿り。雨の雫は蕾にも残っていた。

11月11日(土)ようやく気温が下がって冬らしい気温となった。で、寒いのがドンドン苦手になってきた。

ショウちゃんはショウちゃん国の王様です:久しぶりに会った猫君。大分こちらを覚えてくれたようだ。

11月12日(日) 朝顔の枯れた色見る夕景色 西洋朝顔の色が変わった!と近づくと枯れかけた花が赤っぽく見えていた。西洋朝顔の花色をヘブンリーブルーと呼ぶらしい。天国の青?か、その内見る事になるのだろう。

11月13日(月) 四季は消え夏の終わりに冬の来し、二季が現実感を帯びてきた。北では冠雪のニュースも。

岩牡蠣をオトフセと呼ぶ故郷よ、牡蠣を貰い、生牡蠣や牡蠣ご飯で食べた。そう言えば、有明海の殻付き牡蠣はオトフセと呼んだ。昔、釜でサツマイモと一緒に炊いたオトフセ、旨かったなあ。四季があった頃の話。

11月14日(火) 冬夕焼ガザの地に消ゆ命あり イスラエルという国がすっかり嫌いになった。病院襲撃で生まれたばかりの命も殺されていく!ハマスの本部という画像、テロリストの名前などは無く捏造の疑いがある。

ジャニーズの次は宝塚歌劇団、華やかな世界の醜さがニュースを賑わす。醜聞をもみ消す為の言葉がならぶ会見、それを取り上げ、執拗に繰り返すマスコミ。聞くのも疲れるが、死に追い込まれた若い命は戻らない。

11月15日(水)一昨日からの 急な歯の痛みで横浜の歯科に行く。息を吸い込んでも歯茎が痛くなる!何事!診察の結果「知覚過敏」この時期は増えます!と言う。今朝は痛みが無かったが、知覚過敏と解り安堵した。虫歯の罹り初めかと心配したが、外気が冷たい時期に歯の神経が反応するらしい。痛む歯の一部をフィルムのような物?でカバーしたという。とにかく原因が分かり一安心だ。

11月16日(木) 右翼突撃イスラエル大使館 お昼のニュース、まだ詳細不明だが、あり得るナと思う事件。また国連安保理はガザでの戦闘休止とハマスの人質全員解放の決議を初めて採択。今までに4回否決された。イスラエルとガザあまりの力の差に愕然とするが、少しずつでもガザの人達が救われることを切に祈りたい。

干し柿干し柿になる寒さかな 明日の夜から雨、それまではもう少し柿を干せそうだ。大分出来てきた。

11月17日(金) 足元に寒さ寄りつく冬の雨

冷たい雨の朝。昼過ぎには雨も上がる予報。BS-TBS、アメリカ人の高齢者はイスラエル支持率が高い、バイデン大統領も高齢。若い人はガザ攻撃に批判的だが。アメリカの正義が常に世界の正義では無い。

11月18日(土) 雪の富士逆光に見るシルエット 午前中は雪の山頂が見えた富士山、午後は逆光に浮かぶシルエットだった。良く通る場所だが、今年の雪の富士山頂を見たのは今朝が初めてだった。

歩道橋三日月冴ゆる冬景色 夜には三日月が出ていた。

11月19日(日) 除籍簿の中の先祖や石蕗ツワの花 以前、貰っていた先祖の除籍簿、改めて先祖のことを知る。石蕗ツワブキ、ツワ。キク科の常緑草で晩秋から初冬に黄色い花をつける。田舎の家にもあった。

11月20日(月)冬陽射し電線ひかり西空へ、夕方落ちる日差しが電線を照らし、極楽のある西方浄土を差す。

11月21日(火) 菊の花それぞれの顔それぞれに 花壇の小菊が徐々に開き咲いていく。写真を撮ると、小さな虫を良く見つける、花と一緒に生きている。小さな生き物は互いに共生して命をつなぐ。ヒトも見習わねば。

11月22日(水) 半月の膨らみ見あげ冬夕辺 もう半月とは呼べないか、夕方の空、だいぶ丸みを帯びた月。

11月23日(木) 勤労感謝 排水管の掃除する 何の休日?そんな日もあったな!と思いつつ排水管を掃除。と言っても、以前のように管の一部を取り外す作業は無し、専用のクリーナーを使うだけ。楽になった。

世界ではイスラエルに対する反発が強まり、4日間の停戦、人質の解放で合意した。現実はまだ爆撃が続き、今後も他の国を巻き込みながら続いていく悲惨な戦争状態。何故、悲惨か、戦力の違いが大きすぎる、ロシア対ウクライナとも異なるレベル、国力の差、一方的な嬲り殺しがしかも非戦闘員の市民を巻き込んでいる。ハマスの攻撃も無差別だったが、イスラエルの攻撃は一方的な強者による嬲り殺し!国連は非難こそすれ止めることが出来ない。パレスチナの人々の恨みはどんどん上積みされていく日々。ナチスにせん滅されかけたユダヤ人が今はパレスチナ人を消し去ろうとしている。

11月26日(日) 木枯しや熟柿ジュクシの揺れる枝の先 相撲は千秋楽、期待した熱海富士のドラマは起きなかったが、まあ面白かった。この日は冬らしい寒さ、今まで高い気温の日も多かったので、寒さは骨身にこたえる。

世界中が気候変動に苦しむ姿をTVが伝えていた。生きる糧の農業や牧畜が気候変動、特に雨の減少で農作物が壊滅的に減り、暮らしが成り立たず、やむなく難民となり世界を放浪する現実。国連では難民の受け入れに先進国の理解を求めているが、自国経済の崩壊や治安への不安を理由に拒絶するケースが多い。気候変動がこの状況をより悲惨にしている。さらに世界中に広がっている戦争、ウクライナの悲鳴はガザの虐殺にかき消されるかのよう。この先も予断を許さない、戦争を見据えた予算増加は正しい方針か?戦争放棄を明確にする方が正しい国の将来設計だと思う。あえて戦争を呼び込む愚策は取るべきではない。

11月27日(月) 雲の間のほぼ満月や冬夕辺 例年とは違うがそれでも冬らしい寒さに震える日が増えてきた。夕方曇っていた空が切れて、丸い月が見えてきた。気温はまだアップダウンしつつ年末に向かっていく。

夕刊の記事:作家の保坂氏。岸田首相は東条英機」と題して、不支持が多くなった状況を解説していた。日本が戦争に入っていった昭和10年代をモデルに、その時期に戦争に向き合った九人の首相と比較している。岸田首相は自民党宏池会出身であり理念に基づく政治判断を予想したが、東条英機タイプの「自分と周囲の利害で判断」し大局より小事に拘り、状況の中でしか判断しない、と言い「物事の本質を捉えていない」と正確に評している。

11月28日(火)五年目のワクチン接種冬の朝 肺炎球菌ワクチン五年毎の接種、また五年後にと言われ自信が無いと言うと、笑いながら大丈夫ですよ!と慰めてくれる?最初に打った五年前の事など、もう覚えていない。

豊麗と優雅の言葉 花梨カリン咲き 近所の庭、綺麗な赤い花、木瓜の花かと思ったが、よく見ると花梨の枝先。豊麗と優雅という花言葉が有るそうです。花梨の実のゴツゴツとした無骨さとは不釣り合いなのが、面白い。

11月29日(水) 木枯しや肺炎球菌暴れだす 昨日、肺炎球菌ワクチンを打った腕が今朝腫れた。何てえこった!五年前、肺炎に罹りその治療通院中にお多福風邪も貰う!という三重苦を経験した。その際に肺炎球菌のワクチンを知り接種をした。ただ、有効期限が5年なので今回、違う医者で昨日接種を済ませたら、何と今度は接種後に腕が痛み出し、朝腕を触ると腫れていた。今日また同じ医院に行き、熱冷ましやアレルギー対応薬を処方して貰った。原因が不明で何だか割り切れない気持ちが残るが、処方の薬で様子見するしかない。

オスプレイの墜落事故が起きた。以前から危険性を指摘されていたオスプレイ、原因解明が進むだろうか?

11月30日(木)冬ざれし向かいの窓の薄明かり

先日の岸田首相の政治姿勢やイスラエルハマスに対する対応、ロシア、プーチン大統領ウクライナ戦争など中々皆が望むような平和的な状況は見えないが、世界の人々が声を上げ続ければ権力側もこれを一切無視は出来ない。PFOA大阪万博などスッキリ解決しない問題、今後も自分なりに関心を持ち続けていきたい。

モクレンの蕾ツボミ突き上ぐ冬の空 朝起きると、腕の腫れは治らず、酷くなった感じ。結局、この日も前日のクリニックに行く。昨日の処置や薬で効果は見えず、かえって酷く腫れた感じに、細い腕が逞しげに見えた?まだ長引くかも。近所のモクレンは元気よく小さな蕾をつけ、来たるべき春に備えている。見習わなくては!!

3日連続のクリニック、片腕の腫れの原因は不明だが、医師は「浮腫」と呼んでいた。昨日より末端側に腫れが動いており、安静にして処方の薬を続けるよう言われた。気候不順で暑さ寒さに対応出来ず世界に困っている人が溢れているが、体力の低下と気候変動の影響が、自分にも降りかかって来たのだろうか?

最後の干し柿もそろそろ終盤にかかってきたようだ。いよいよ年末、どんな締めくくりの月になるのだろう。まずは腕の腫れが引いて、普通に戻る事を目指そう。

 

2023年10月(令和五年十月)神無月

紫蘇の花:九月頃から花壇の紫蘇が小さな花をつけていました。白い花は「青紫蘇」紫色は「赤紫蘇」との事。我が家の花壇では白い花が咲いていました。

この花にシジミ蝶「ウラナミシジミ」が良く来ていました。後ろ羽の先に目のような模様があります。

小さなハナバチも来た。小さな花に小さなシジミ蝶や花蜂で、小さな花壇が小さく賑わいました。

10月1日(日) ついたちは左隅から神無月 今年2023年の1月1日も丁度左隅から始まりました。

10月2日(月)ジャニーズの会見二度目かりんの実、日本の社会に残る戦後のカス、閉鎖性。以前貰った花梨の実、砂糖漬けにしたが結局、食べずただ置いてあった。ジャニーズの問題はテレビ局がタレントを商品のように利用する事を優先した結果かと?タレントの人気で高視聴率が目的、人権より視聴率優先で周囲が商品扱いした結果ではと思う。二度目の会見も余計なリストが見られたり、より追い込まれる結果に終わった感じだ。

10月3日(火) エビガラスズメ独り占めする残暑かな え!セミか?と通り沿いで見つけて、後でチェックすると「エビガラスズメ」という大きめのだった。スズメガの一種で腹部に赤い帯状の模様があって、海老を思わせるところから名前がついたようです。残念ながら羽を開かないと腹部が見えません。初めて見たでっかい!にビックリしました。1 0月まで続く残暑、セミが生きていても不思議に思わなかったかも。

10月4日(水)秋の雨今朝は涼しき医者通い 新しい医者に行く、雨が降り涼しい朝だった。今まで服用し続けた骨の薬、検査値は悪くないので、一旦止めてみましょう、と朗報?を聞く。継続できれば良いのだが。

10月5日(木) 秋没日アキイリヒ追い越す影と残り香と 夕方は少し歩きやすくなってきた。

10月6日(金)乾燥の手足指先秋の宵 気温はまだ夏のようだが、少し乾燥してきたのか洗い物の後、手指がガサガサと荒れてきた。秋に少し近づいて乾燥してきたのかな。

10月7日(土)鰹節の飛沫の陰や秋日差し 鰹節を削る、周りに屑が散乱するが日差しが強く見つけやすい。

鰹節を削る手元の秋斜め 日差しは斜めで強いが、今までの暑さは大分消えた。秋が来たんだろうなあ?

10月8日(日)秋曇り昔の曲を流す午後 久しぶりに昔買ったCDの曲を聞いてみる。

ラグビー惜敗昔の友の顔浮かび TV観戦、残念。高校でラグビーを頑張っていた友を思い出した。

10月9日(月)スポーツの日:十七度氷雨冷たきスポーツの日 いきなり気温が急降下、寒さに震えた1日だった。秋雨や資源回収かじかむ手、段ボールや雑誌の回収の日、雨の朝に手が悴カジカむ、回収する方も大変だろうなあ。この急激な寒暖差には体がついて行かない。

10月10日(火)秋悲愴戦禍拡大パレスチナ、ロシア・ウクライナ戦争だけでも地球にとって大きな被害なのに!7日以降ガザ地区を実効支配するハマスからの大規模攻撃、イスラエルの反撃も激しさを増した。イスラエルが「戦争宣言」、戦いは拡大し続けていく様子。世界にも飛び火しそうな出来事。元々ガザは天井の無い監獄と言われてきた地域だ。多くのNPO等も住民支援の活動をしている地域だと思う、戦いに耐えられるのか心配?

10月11日(水)バイバイの響く路地裏秋夕焼、 遊び終えて親と一緒に帰る子、見送る子は名残惜しそうに手を振っている。近所に小さな子供達が増えて、子供らの声が飛び交い賑やかになった。

10月12日(木)秋晴れや昭和歌謡の床屋かな 晴天の日、伸びきった髪を切りに行く。店内はいつもはFM放送流しているのだが、この日は機器の故障か、なつかしい昭和歌謡が延々と流れていた。

八冠の目尻やさしき爽やか風、藤井名人八冠達成!前人未踏の快挙、日本中が大騒ぎ!

10月13日(金)取敢えず解散請求秋の風、これで解決するわけでは無いが、一歩すすんだ旧統一教会問題、道はまだまだ険しいだろうが、苦しみ続ける人が報われる日は来るか?

10月14日(土)ガザの人世界の歪みに殺さるや 200万の人が閉じ込められ、今殺戮予告を受けている、こんな世界で良いのか!問題の根っこは深く長くこんがらがっているようだ。

自己保身呂律回らぬ夢の果て:細田議長の退任会見、盛山文科大臣の統一教会解散命令の請求、一見やっとまともな動きかと期待したが、細田氏は健康上の理由と言いながら議員は辞職しない!両名とも統一教会は関係が無い!と自己保身ばかり。いい加減にスッキリさせろ!と叫びたい。苦しむ宗教二世、政治と宗教、何も変わらない。

10月15日(日)昨夜からの雨は、昼前に上がった。

ガザはイスラエルの包囲になぶり殺されている。アメリカはイスラエル支持の拒否権行使。

1914年7月第一次大戦イギリス+フランスと中東を支配したオスマントルコ+ドイツの戦い。当時の強国イギリス中東戦争勝利の為、アラブの有力者フセインと、1917年にはユダヤ人とも中東での国家建設の約束を行う。同時にフランスとは中東の分割を秘密協定で決め、実際には分割統治を実行した。その後の第二次世界大戦で国費を費やしたイギリスはパレスチナの問題を国連に放り投げた。国連は1947年パレスチナを分割し、56%をユダヤ国家、43%をパレスチナとし1%の両方の聖地エルサレムを国際管理とする案を提案した。

だが、この案を不服とする双方により4回の大きな中東戦争が勃発。1993年オスロ合意で一旦は終結。しかし近年、イスラエルの拡大が進み、取り残されることに危機感を抱いたハマスの攻撃により、今また戦争の危険が迫っている。普通に暮らすガザ市民には何のメリットも無い戦闘、今も囚人以下の生活を強いられているガザのためには、早く落ち着く必要があるがこの絡み合った歴史に、明快な解決策は出ない事が予想され、憂鬱だ。

10月17日(火) 久々に里山公園で写真を撮る。いつもの池には小ガモ、でも図鑑と姿が違うと思ったらエクリプス(Eclips日蝕や月蝕の蝕を表す。)らしい。今の時期の雄か雌かが外観からは区別しにくい状態をエクリプスと呼ぶそうです。撮った写真が図鑑と違っていた訳だ。巣を作るとき、天敵に見つかり難くするため、とも考えられている様です。

10月18日(水)黄昏れて三日月細く空にあり、例年よりまだ高い気温の日も多いが、細い月は少し寒げに見える。里山公園のまだ若いススキの穂、赤みを帯びて柔らかな穂が輝いていた。

10月19日(木)秋の日や引き籠もり見る蜘蛛の糸、今日はやろうと思った事を忘れ、何となくボンヤリと過ごしてしまった、いつもの日。(写真:蜘蛛の糸が見えますか?)

10月20日(金) 常世の闇トコヨノヤミガザ侵攻のイスラエル世界は騒乱の世紀に入ったのか。米国バイデン大統領がイスラエルを訪問したがガザの騒乱を押さえる結果は出せず。ネタニヤフに攻撃のお墨付きを与えた格好になり、アラブ各国やヨーロッパは一斉に反発。米国の経済界にユダヤの占める力は強大で大統領選挙にも響くからか。(蜘蛛は何匹?探せますか?)

4匹います。でも小さく見づらいかも!

10月21日(土)国境なき医師団 悲痛な世界救う人 数日前に来ていた寄付の手紙、今回は同封のレターが現実感を持って訴えかけてくる!時折気まぐれに寄付していたが、ガザで活動する国境なき医師団の安否も気になり、せめてもの思いを込めて少し寄付をする。何とか無事で居て欲しい。

10月22日(日) 人工の関節選ぶとヨガ教師 人工関節、ヨガのインストラクターが来月、人工関節手術の予定だと話し出した。仕事に支障ないの?と余計な心配。でも、筋肉が支えだから皆さんも鍛えて下さい、と話していた。自分には鍛える筋肉が元々少ないけど。

10月23日(月)足元に冷たさのこし夜半の秋

朝晩の気温が低くなり、エアコンを止め扇風機を仕舞う時期になった。この冬は気温高めの予測?

この秋は熊も闊歩す通学路 各地で襲われる人まで出て異常事態だ。山の実りの問題が原因なのか。熊だけでなく鹿や猪まで!!!

10月24日(火) 悲しさは体に名を書くガザの子よ

死者がすでに5000人を越えたという、ガザ。子供達が体に名前を書く、こんな残酷な状態に誰がしたのか。子供達に何の責任があるのだろうか。30年前、アメリカ、ホワイトハウスクリントン大統領の立ち会いでイスラエルのラビン首相、パレスチナ自治区アラファト議長が締結した「暫定自治合意」はその後の両国の右傾化などで実現すること無く、今回のハマスによる襲撃、拉致で最悪の事態となっています。犠牲になるのは子供や弱い人々。

秋の月:夕方、暗くなりかけた空に月が見えたので望遠レンズで撮影。久しぶりに月の顔に近寄れた。

月は地球から見るといつも同じ面しか見えない!月の公転周期と自転周期が同じ27.32日のため。と説明を読んでも何の事?だが、言われてみればクレータや影の位置は確かに同じだ。

10月25日(水)屋上架屋オクジョウカオク欲望の果て万博や (屋上架屋:無駄の例え)

大阪万博について)25日夕刊、東工大教授、 中島氏が指摘する大阪万博会場の「夢洲」問題。当初予測:1250億から現在:2350億に倍増された建設予算。現在の建設業界では需要超過が続いている、いま万博建設に人、資材を集中すれば他のプロジェクトも停滞させ価格高騰や経済の悪循環を起こす、との予測。また問題山積なのに開催に突き進む姿を戦前の大本営に例え、振り上げた拳を下ろせず、無理な作戦で壊滅した戦前の日本軍と同じ思考だとする評論を紹介。何より会場予定の「夢洲」はゴミや建設残土の埋め立て地で、人が集まる万博やIRの用途に敵さない、とも書いている。我家の近くの砂浜も違法に建設ゴミ等の処理が行われ、時折有害性が問題化するので人ごとでは無い。日本中の海岸に不法投棄された危ないゴミが隠されているようだ。足元を汚しておいて何を展示するというのか。

ヤマトアシナガバチ

10月26日(木) 東京新聞、26日の記事でも大阪万博が取り上げられていた。万博の目玉だった「空飛ぶクルマ」安全確認が取れていない。建設が進まない海外パビリオン、国内も吉本興業ガンダム頼み?これは万博と呼べるのか??何より目指しているのは「IR」カジノ建設のようだ。パレスチナへの緊急人道支援は15億円、万博が2350億円!150倍の金額。私達の税金だ。政治家が目標とするのが「カジノ!」賭博を国家目標にするのか、しかも国内の貧者の金も海外カジノに吸い上げられる。博打の常識で儲けるのは胴元、海外企業。これでは国民、国家を「売る!」に等しい行為なのでは?もし大阪の政治家に判断力が残っていたら中止を決断すべき、大阪府が提供するAIでも「万博は中止」とでるらしい。今は万博もオリンピックもやっているような時代では無い。

10月27日(金)秋の風白き綿毛よ蒲ガマの子よ

先日の里山公園、ガマの穂に風が当たると白い綿毛を吹き出していく。風に乗せて命をつないでいく作業。毎年繰り返される営みだと思うが、今年はじめて目の前で起こった。

10月28日(土)ハロウィンの衣装行き交う裏通り 渋谷では若者中心の迷惑行為が大きな問題になっているハロウィン、今朝は家の前を何組かの子供の行列、この界隈では定着してきたようだ。宗教色は感じないけど。

カワセミの飛び込む音や池の秋 先日の里山公園でカワセミと遭遇、ボチャ!と結構大きな水音をたて、小魚を咥えている時もあったが、空振りも多い。せっかくの遭遇に、カメラとレンズの組み合わせを間違え小さく写ったカワセミ。思ったような絵は撮れず残念だったが、久しぶりに姿を見られて良かった、と諦める。

10月29日(日)

幼子の影踊らせて秋夕焼 夕方、逆光の中で幼子が自分の影と遊ぶようにクルクル回っていた。

駐車場のフェンスに咲いていた丸葉朝顔、ミルキーウエイと言う名前もある、今頃アサガオ?と思ったが。別名:メキシコアサガオ 江戸時代の初期に観賞用として渡来したとのこと。

烏瓜カラスウリ故郷遠くメジロ鳴く 子供の時、一人で裏山を彷徨い野鳥の声を聞いていた。秋にはメジロが鳴いていたのを覚えている。過疎の田舎には誰も居ない静寂の世界があった。烏瓜の赤い色を観ると、急に一人で裏山を彷徨っていた頃を思い出す、あの頃も「熊」は出なかったし、平和だったのだな。

10月30日(月)寄らば逃げ止まれば近き蜻蛉かな トンボの機嫌が良いと写真を撮らせてくれる。

悠久のパレスチナの地焼く業火 イスラエルのガザ攻撃が第二段階に入り地上戦が始まった。東京新聞の記事:イスラエル建国、旧約聖書では紀元前1000年頃にユダヤダビデ王が首都をエルサレムに建国、紀元70年ローマ帝国に滅ぼされた。その後の民族放浪、第二次大戦での虐殺など歴史に翻弄されてアラブ諸国反対の中で1949年に建国。

想像できないほどの過去から戦ってきた国々。一緒に生活は出来ないのでしょうね。

10月31日(水)動と静大地を掴み巨木たち 何の木だか名前は分からないが竹林でどっしりと土を掴んで立っていた木。人の寿命より長く生きる木々が静かに立っている。

百年以上生きる巨木はひたすら風雪に耐えているのか。植物にも感情に似た信号伝達があると聞いたから、風の強い日等には愚かな人間にメッセージを送っているかも知れない。砂漠に巨木は無いから、無限の争いを続ける人間達が育ったのだろうか?いやいや砂漠の地にも砂と風の声がある。でも今、世界中で沢山の人間が周囲の自然をも破壊しながら、無益な戦いを繰り返している。

 

2023年9月(令和五年九月)長月

8月31日夜はスーパームーン、期待していたが雲に阻まれボンヤリとした朧月。

  • 暦秋大気沸騰朧月:コヨミアキタイキフットウオボロヅキ:沸騰の日々は続く。

    9月1日 金●突然の身近にありて九月かな 御近所の突然の不幸に驚き、ご冥福を祈る。

    関東大震災から100年、朝鮮人虐殺に関して東京都や政府は歴史を否認し続けています。

    明治37年日露戦争で勝利した日本。明治38年に朝鮮の外交権を剥奪し保護国化、占領しました。明治43年には国王を退位させ併合、植民地化します。その後1919年:大正8年に朝鮮で三・一独立運動が勃発、 翌年、間島(カントウ)で植民地化に反対する朝鮮人を虐殺、支配を強めていきます。また、安い労働力として強制も含め多くの朝鮮人を日本に移動させました。日本人に、朝鮮人に対する蔑視と同時に不安も増幅されていきました。

    そして1923年、大正12年関東大震災が発生。この間、日本人は朝鮮人に対する支配と抑圧を加え同時に多くの朝鮮人による抵抗に警戒を強めていました。まるで今のロシアとウクライナのようです。強権的な植民地支配への朝鮮人の反発に、後ろめたさが恐怖に置き変わり、地震のパニックの中で虐殺に向かったと思われます。香川から行商で訪れた9人が朝鮮人と間違えられ、虐殺された「福田村事件」が当時の恐怖感を象徴しています。

    9月2日 土 ●秋夕焼バスケの勝利インドカレー 自力でオリンピック出場を決めた。 

    殆ど興味が無かったバスケット、オリンピック出場をかけた試合に勝利、面白かった。

    秋夕焼道路向こうは喫茶店 久しぶりに外食しお茶も飲む、夕焼が綺麗だった。

    9月3日 日 鱗雲 ●鰯雲積乱雲の上に来る 真夏の積乱雲の奧に鱗雲?かな。もしや秋が来たのかな?涼しくなるのかな??鰯雲???でもやっぱり現実はまだまだ暑かった。

    9月4日 月 百日紅サルスベリ ●足元に百日紅咲く吹溜り

    道路の端に小さな花、反対側には植樹された百日紅、いつの間にか種が飛んだのだろう。

    9月5日 火 ●震度二の揺れは二回秋の午後 震源が深く千葉と横浜で震度3。ここは震度2が2回、急にグラ!と来て少し経ちまたグラリ、不気味だったがそれで終わり。冷汗

    9月6日 水 台風の直撃予報今朝は雨 この週末にかけ台風13号が来るらしい。

    給食の突然止まる秋の日や、学校給食を請け負う会社が営業できなくなる事態、世間のお金の回り方が何かおかしいのかな。大手給食メーカー「ホーユー」が突然、営業停止。学校給食に対する行政の支援などは示されず原因も良く分からないまま話は消えていった。何か大事なことが欠けているようだが、現場で何とかして話は終わったのだろうか?

    9月7日 木 台風過 道を泳ぎし鯉二匹、 川の水が溢れ鯉も流され、水が引いた後取り残されたニュース画像。ジャニーズの会見、TV中継が4時間!良くも悪くもマスコミの話題になる組織だ。途中で疲れて、見るのを止めた。まだまだ解決は遠い感じがする。

    鯉はまた川に戻れたが、ジャニーズの被害者が納得出来る解決はなされるのだろうか?

    9月8日 金●電線に鴉カラス止まらせ吹く野分、風が強くなった。台風の影響が出ている。

    •  
    台風過エアコン要らずの風運び 雨と曇りで気温が下がりエアコン無しで過ごせた日。

    9月9日 土 ●野分過ぎ色づく柿の色を見せ 大きな被害は無く台風は過ぎた。近所の柿の葉が落ちて、色づいた実がのぞいていた。

    9月10日日 汚染水・処理水の問題

    8月31日に当時の野村農林水産大臣が「アルプス処理水」を「汚染水」と発言し話題になりました。政府やマスコミはアルプス処理水として、含まれるトリチウムの濃度のみを取り上げ問題無いとしています。またマスコミの一部は他国も原発冷却の処理水を海洋放出していて、中国などは日本より高濃度トリチウムを含む、と宣伝しています。

    実際には福島の事故原発から出るトリチウム水は、溶け落ちた核燃料に晒された物でヨウ素129やストロンチウム90など多くの放射性物質が含まれているとか!でもそれらの値については公開されていません。調べているのかも不明。日本以外で「事故後の原子炉冷却水」を海洋放出している国は無く、中国の言い方の全てが間違いとも言えません。

    米国の核排水処理は汚染水をセメントと砂でモルタルにして永久に固める物。環境に一番影響が無い方法。この他には例えば現在の100倍のタンクによる保管なども石油備蓄での物を使う事で環境負荷を無くせます。今は海洋放出が安価、という結論ありきの対応になっているだけの様です。排水に何が含まれているかを100%見てはいない様です。

    汚染水と呼ぼうが処理水と呼ぼうが実体は核燃料に晒された冷却水、海洋放出でどんな影響を海の生き物に与えるか全くの未知数です。一刻も早くモルタル保管、大型タンク保管などに変更する、また何より「流れ込む地下水を止める対策」を行い海への原発汚染水排出は止めるべきです。これが今望まれる対応法で、中国に文句言われて!と怒る前に対応が必要だと思います。費用がかさむから海へ流す、と言う結論しか無いのでしょうか?

    9月11日月 息を吸う太極舞の月曜日 週一回の軽い体操?息を吸うことを意識して、と言われるが中々出来ない。変化に即応出来ないのが今の悩み?コツコツやるしかないか。

    9月12日火 ●都会なる横浜のドブ炎天下 横浜、暑さとドブ川の匂いが気になる暑さ。

    9月13日水 岸田内閣新閣僚発表。

    NHKニュース19時から21時まで延々とやったようだ、見なかったけど。NHK、もはや戦前の大政翼賛会の放送に戻った?ようなイメージ。新閣僚にはやはり問題となっていたメンバーがそのまま、旧統一教会との関係や過去の不祥事は話題にもならずそのままで、注目の新メンバーも結局は二世三世議員など派閥優先の組閣。問題解決を期待させるメッセージは何も伝わらない。半端な女性登用数、支持率低下に対応する目的だけが透けて見える。これが政治だろうか?多くの人が納得せず、改造後の支持率は低下した。

    9月15日金 ●秋夕べ「ママチャリ」カオス雨柱 夕方急に雷が轟き激しい雨となる、突然の豪雨に帰宅時の人は大慌てだった。ママチャリも必死だった。ニュースでは「雨柱」が見られた、と言っていたようだ。季語かと思い調べたら違っていた。「雨柱」とは積乱雲から急に激しい雨になったとき、降っていない場所から見ると雨の柱に見えるという現象らしい。

    9月20日水 彼岸入り●猛暑日や球根の減る彼岸花、いつも彼岸花の咲く庭、今年は暑さで球根がやられたらしい?この異常な暑さには生き物全てが影響を受けている。

    この花は、道路沿いに咲いていたランタナという名前の花。きっと丈夫なんだろうな。

    9月21日木 秋雨も鎮めきらずに地の熱や 雨雲で気温は少し下がったが蒸し暑さは残りエアコンもONのまま。雨が降って逆に蒸し暑くなった感じがした。

    9月22日金 カタコトと襖を鳴らす秋の怪 エアコン有りと無い部屋の気温差で襖がカタコトカタコトと揺れていた。何故音が出るのか分からず襖を抑えると止まり、理解した。

    9月23日土 ●灼熱の後ろ姿や秋彼岸  秋分の日バレーボール女子、トルコに敗戦。 やっと涼しさが顔を出すが。 九月いっぱいは猛暑日続くらしい。ほんの少し秋が来た?

    9月24日日 ●この先も猛暑予報と彼岸すぎ、少し落ち着いたが週後半はまだ30℃オーバーの予報。暑さ寒さも彼岸まで!じゃあ無かったのか!!と叫んでも天には通じない。

    9月25日月●トンボウの飛び交う秋の風を待つ 今朝は涼しかったが秋には今一歩遠い。トンボは目の前を飛び交ってくれたが、涼しさにはまだまだ遠い夕暮れだった。

    9月26日火●秋の宵サックス響く赤煉瓦 東京駅近くにジャズを聴きに行く。目の前での生演奏は迫力が有った。東京駅を正面から見るのは久しぶり、沢山の人で賑わっていた。

    9月27日水 水俣病の未認定患者128人に対し全員を認定し倍賞を命じる判決が大阪地裁で出されました。自分の生まれた場所は有明海に面し直接の関連は少ないようだけど、隣の海として繋がっているし昔は魚など沢山の物を食べました。自分自身ももしかして水俣病の影響が?と思ったりします。今回の判決は画期的で是非、上級審でも同等の判断を望みます。

    9月28日木 長崎県対馬市での核ゴミ選定に応募しない判断を地元の市長が表明しました。これも明るいニュースです。原発の廃止をいつまでも伸ばしウヤムヤにする、政権与党や原発支持の政党。でも原発を廃止するメリットこそ追求すべき目標として、国の将来を考えて欲しいと思います。そして明確に原発に反対する政治を応援したいと思います。

    9月29日金 仲秋の名月。●雲間から拝む名月深呼吸

    原発に依存していると処理不可能な「核のゴミ」が溜まります。本当に国を考える政治活動を真面目に考え実行しないと衰退する日本。沈没するか、放射能で人が住めない、生き物がいない日本の未来の姿しか出てきません。今はまだ何とか生息できているけど、この先、無事に寿命を全うする事が出来るのか、不安です。

    夕方、暗くなった空に雲の間の月、仲秋の名月。何とか撮れて良かった。

    9月30日土 沸騰の日々鎮まれと九月尽 

    少し気温が落ち着く予報を聞いて安心だが、この異常とも思える日々が何をもたらしたのか、今後どんな影響が考えられるのか色々出てきそうな気もする。今年も残り三ヶ月。

    少しは気温も落ち着くと期待しますが、今度は寒さが厳しくなる冬になりそうな予感も?

    何とか日々元気で過ごせるよう、少し気遣いながら生きるしか無さそうです。