つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

2022年4月(令和四年四月)

卯月:十二支のの月 

4月1日(金)三年目エイプリルフール雨模様 3年日記、この日は3年とも同じように雨模様と書く事になった。家で過ごす猫のS君にもちょっと鬱陶しい4月のスタートになった様。



4月2日(土)夜桜と十五のお七とウクライナ

演歌の夜桜お七は「さくらさくら」の歌の雰囲気もあり、江戸時代の八百屋お七の悲恋を歌ってもいるようだ。恋人に逢いたくて、自宅に放火してしまった十五歳の八百屋お七。天和の大火(1683年)の後でもあり、重罪の火付けの罪で処刑された。井原西鶴浮世草子で有名に。

八百屋お七の話を知り、江戸の火事のイメージがウクライナの惨状に繋がってしまった。

4月3日(日)ぽってりと花桃の咲く散歩道 シシカバブのような姿にも見える桃の花。

桜以外も色々な花が咲きだしている、花桃は少し野暮ったく、でも暖かさを感じさせる。

4月4日(月) 窓叩き今朝降る雨や春の雨 春の雨:2月頃の冷たい雨の事、今朝は冷たい雨だ。

春雨:3月頃のシトシト降る艶やかな雨(歳時記より、昔はこんなに細かく分類していたのか。)

雨粒の蝌蚪カトはじかれて流れ落ち 整備待ちの時間、ショールームのガラスに雨粒が激しく当たり、尾を引くようにユラユラ落ちていく。まるで蝌蚪(オタマジャクシ)が次々に泳ぎ落ちるよう。

春嵐ハルアラシ蛍光色の笠が過ぎ 冷たい雨の中を、蛍光色の傘をさし早足に過ぎる人がいた。

4月5日(火) 曇り空花散る前に登り坂  散り始めた桜にせかされ北鎌倉の建長寺へ。

改めて禅寺だと言うことを教えてくれる入り口。

花散らしでかいお顔の地蔵様 仏殿ではご本尊の地蔵菩薩座像が迎えてくれました。

地蔵菩薩は、釈迦の入滅後、無仏となるので弥勒菩薩が成仏するまで、衆生の救済を釈迦に委ねられたそうです。リリーフで道ばたにも立つお地蔵さん、だったのですね。こちらは大きな伽藍に鎮座する立派なお地蔵様ですが、道端のお地蔵さんも同じ役目ですね。今もまだ田舎の道筋に残っているかな。もう一つ本尊の理由は、建長寺の建っている場所が鎌倉時代の刑場の近くと言う事で、亡くなった人達への弔いという意味もあったそうです。

法堂に展示されていたガンダーラの釈迦苦行像(模造)。愛知万博に展示後、パキスタンより寄贈されたとか。苦行中の釈迦を表すようで、顔や体の表現に独特の雰囲気があります。

春の日の仏の姿ガンダアラ 背後の仏像は法堂の主、千手観音像です。

石楠花シャクナゲの蕾開けと落ちる花

期待した桜は前日の雨で散ったものも多く、石楠花の根元に広がっていた。

庭の石楠花は綺麗に咲いていた。名前を混同しがちな芍薬は、牡丹のようにひとつの花だが石楠花はツツジが集まった様な花。また牡丹、芍薬は草だが石楠花、ツツジは木の分類になるらしい。お寺の土の庭で咲いているからか余計綺麗に感じる。

島国の散る桜花ボンネット 寺の境内に駐車していた車に桜が散っていた。後で見ていると、どこかの島と海に散る花びらのイメージが湧き、少し色加工してみた。

方丈は無料観覧できる建物、その中にあった茶室でしょうか。落ち着いた雰囲気の部屋です。

境内にある天源院と言うお寺、一般者の参観はできません。他にも色々なお寺があります。

●訂正:この神社は建長寺の境内では無く、外部にありました。2022年5月確認。

陰陽師安倍晴明の碑がある参道も入れません。京都では無く、なぜ鎌倉か不明のようです。

庭深くあかき椿のひそみおり

庭には散っていった桜の花びらの中に、クリスマスローズなどの花達も咲いていました。

黒猫の横切り消えし庭ツツジ 黒い猫が急に出てきて、行き先を見ていたら庭奥に消えた。

泥よけの裏の桜や雨上がり 花散らし泥よけ飾る交差点

建長寺からの帰り道、坂を下り八幡宮の交差点まで来たとき、目の前に止まったトラック。

泥よけに沢山の花びららしき物をくっつけていました。後で花の掃除かな。

4月6日(水)

東京新聞の記事でウクライナの危機に便乗する形で憲法九条改憲論、核共有論が盛り上がっていることに筋違いだとの指摘がありました。与党を中心とした改憲論は「力の論理」のプーチンと同じだと指摘しています。九条は自衛権の行使は否定はしていません。敗戦時、権力者がいかに自分たちの利益の為、国民から強制的に徴収した金品物資を隠し、あるいは闇市への物資投入や金塊にして隠そうとしていたかをNHK-BSで放送していました。この国でも戦争を声高に主張した指導者達は、混乱に乗じ自分達の儲けの為に立ち回った、過去の事実です。

4月7日(木)この日に二年連続でアカゲラと青ゲラに出会えた公園に三回目を求めて行く。公園入り口の花桃が綺麗に咲いていた。

花は満ちカラスの孤独 散歩道

春は少し不安定になるときもある、桜の花をバックにじいと止まって動かない鴉がいた。

ソメイヨシノはかなり散っていたが、ヒコバエが可愛い姿を見せていた。

春の光に草の緑も綺麗だ。

この花は水仙の花かな?

この日遭遇した数少ない野鳥、コゲラ。逆光の中、素早く動いて行ってしまった。

蒲公英タンポポは孤独の証 野辺に咲き

遠くの枝先で四十雀シジュウカラがしきりに鳴いていた。どうやら雌を呼んでいるようだ。

花曇り高音タカネ響かせ四十雀シジュウカラ

その後、草の広場にぽつんと立つ桜の木に移り、大きな声で鳴いていた。小さいけど中央に黒い頭が見えます。

暫くしてよく見ると多分雌が来ていた(左下)。良かったね。

今回は念願の啄木鳥キツツキにはついに会えなかった。出会う野鳥も昆虫も少なく淋しい公園。

キタテハが草の上であまり動かない。よく見るともう一頭、羽を閉じている。交尾中か?

まだ少し寒い春の日だった。

人の世の無残を越えて花蜂や 昆虫の世界も争いはあるが周囲を巻き込む核兵器等は無い。

この国は春なのにウクライナでは多くの人が惨殺され、国が無残に破壊されている。花と蜂は共生関係、人間の世界もそうあって欲しいが、現実は人を含め多くの貴重な命が消されている。

菜の花の蜂を見ている平和かな

花吹雪江ノ島遠く霞おり 車での帰りがけ、江ノ島の手前でも桜が散っていた。

[4月の花壇] 狭いスペースにも春の草花が芽吹いてきました。

4月10日(日)小さな花壇にフリージアが開き始め、紫蘭も少し膨らんできた。

撮影後、拡大してよく見ると緑色の虫?が花の中にいるよう。バッタかな?何の虫か不明。

そして紫蘭、まだ固そうな蕾。

4月12日(火)アッと言う間に開き始めたフリージア。虫はどこかへ行ったのかな?

こちらはまだ蕾のフリージア

小手毬もポツポツと小さな花を付けている、風に揺れる小手毬。

少し開いた花たち

これは芥子の芽のようです。

4月13日(水)

フリージアのつぼみがまた少し膨らみ、色も濃くなって来ている。

すでに咲いていた方。

小手毬もどんどん開きだした。

こちらはまだ蕾の紫蘭

4月15日(金)雨 花壇の花達も濡れている。

ほんの少し開きかけて雨に打たれている紫蘭

アブラムシは雨でもめげない?のかな。

4月17日(日)ご近所のライラックが咲いていた。フランス語ではリラと呼ぶらしい。

英語:Lilac、ライラック  仏語:Lilas、リラ。ほぼ同じスペル、最後が違うだけ。

4月19日(火)昨日まで雨模様、今日は良い天気だが思いのほかひんやりしている。

もう盛りを過ぎたフリージア

こちらはまだ元気な花。花ビラの右側に何か緑の点?拡大するとやはり虫、アブラムシかな。

紫蘭が、やっと羽を広げるように開いていた。

小手毬

長く咲き続けてくれるパンジー、やはり虫に花びらを囓られている様に見える。

19日は義父の命日。デルフィニュウムと言う青い花と花壇の白い小手毬を飾っていた。

4月20日(水)雨模様が続き、肌寒い。アカバナユウゲショウの花が久しぶりに咲いた。

お猿のようなパンジーは相変わらず元気に?咲いている。

4月21日(木)医者通い見上げる空の初燕 

曇り空を見上げると電線に止まる鳥の影、今年も駅前の通りに燕が帰って来た。

奥歯抜き桜蕊シベ降る道を行く 長く治療してきたがついに寿命、抜くことになった。痛

ツツジツツジも咲く昼下がり

ロシアとウクライナの戦争は悲惨な状況のまま長期化の様相を見せています。

ロシアとウクライナの戦争、日本含め沢山の国が色々な影響を受けています。当事国であるロシアの国民についても、例えば日本在住のロシア人達にも色々な誹謗中傷が行われているようです。発電所の地下で食料も無い中、沢山の一般人が閉じ込められている状況など、本当に誰かに馬鹿野郎!と叫びたい気持ちは理解できますが一般のロシア人には何の罪もありません。

反戦運動のデモは徹底的に弾圧されました。若い人中心に国外に出る人も多いとのことです。

そして国外からロシアの人に対して、プロパガンダに騙されないよう放送をする人達もいます。

4月24日(日)

23日に発生した26人が乗った小型観光船の事故、知床沖での発生からまだ全員の状況が分からないという、異常な事態になりました。内容が分かるほどに運行した会社の杜撰さが浮き彫りになってきています。気持ちが落ち込む事件ばかりです。

4月26日(火)

ウクライナが自国に協力してくれた国々に対し感謝する広報ビデオを流したがその中に日本が無かった事がニュースになっていた。ロシアによるウクライナ侵攻が二ヶ月を経過してきてプーチンへの非難一色からウクライナもネオナチとの連携があった等とし、論調が変わってきた、と指摘する記事を読みました。でも、大事なのは、侵略したのはロシアで自衛の戦いを強いられているのがウクライナという事実です。対等な喧嘩ではないし普通の生活を壊されているのがウクライナの普通の人達だと言うことも変わっていません。国連の機能不全も勿論ありますが、できるだけ早く戦争を止める方向で世界が動くことを祈ります。

4月28日(木) ロシアのウクライナ侵攻は21世紀の戦争。アメリカ、NATOを中心とした秩序が崩れて中国、ロシアの力が大きくなった状況変化が今回の戦争の背景にあると中島岳志氏は論壇時評に書いていた。日本も軍事予算を倍増する計画を立てており、ウクライナ危機をも利用し推し進めようとしている。幕末から明治に変わった時期のように富国強兵に核武装で世界に覇権を示す事が目的に見える。それは正にユーラシア大陸の盟主を目指すロシアと同じ。

被爆国の貴重な体験は政治の世界では未だ生かされていない。長崎に黒い雨は無かった??

明日からゴールデンウイークが始まる。

三月: 弥生

白梅の香りひそかに弥生かな

冬から春への変わり目の月。弥生という言葉には、草木が:=いよいよ、=生い茂る月との意味があるとか。ヨーロッパ系言語では農耕と戦いの神からとったMarchがある。

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3月1日(火)口覆い美男美女すむ国に春

マスクしての生活が続いている。マスクの顔はブルカを被る中東のように、隠すことでかえって、美男美女を思わせる?春はまた巡ってきたけど、北の国では悲惨で激しい戦争中だ。

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3月2日(水) 白梅やウクライナビト戦へり

圧倒的な戦力で攻込んでくる大国ロシア、ウクライナの人達は一歩も引かない戦いを行っています。今こんな事が実際、起こっている事がまだ信じられない気持ちです。もし自分の身に起こったとしたら、ただ逃げるだけで精一杯になると思います。

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3月3日(木)ひな祭り  階段に女雛集いし中華街 

横浜中華街入り口の総合高校、校舎入り口の階段で賑やかに集合写真を撮っていた。

久しぶりの中華街は、多くの人で賑わっていた。特に多かったのが、学生のようで時期的に卒業旅行とかだろうか?などと思いながら久しぶりの中華街ランチを楽しみました。

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3月4日(金)花揺らすメジロのステップ昼下がり

早咲きの桜が開き,待ちかねたようにメジロが蜜を吸いに来て枝から枝を飛び回っている。無理かなと思いつつスマホで撮影。やっぱり上手くは撮れないが、春を喜ぶ姿があった。

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二年後の春まで生きる再検査 2年越しの脳健診、大きな変化は無くまた二年先を予約。

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3月5日(土)啓蟄 啓蟄蚯蚓ミミズ干されて雨上がり 雨で出てきたミミズ、アスファルトに囲まれた場所で行き場を無くしたのか、干からびていた。

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木蓮モクレンの蕾ツボミ膨み天を突く

平安時代からすでに栽培されていた木蓮、仏教で尊ぶ蓮ハスに似ている花の姿から木蓮と呼ばれたとの事です。昔は蘭ランに似ているとも言われ木蘭モクランと呼ばれた事もあったとか。

また、山に自生する「辛夷コブシ」の名は花の形が、子供の握りこぶしに似ているかららしい。

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3月6日(日) 急ぎ足 肉まん蒸かす春の昼 

帰り道は、少し急ぎ足。先日買って冷凍してあった中華街の肉まんが、今日のお昼だった筈。

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3月7日(月)春うらら三人競歩の神社脇 下校時の小学生、仲間で競歩の早さ比べ、ワイワイ賑やか。早咲きの桜の下を、なにやら騒ぎながら早足で一気に駆け抜けていった。

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3月8日(火)十一歳一人で避難ウクライナ 泣きながら雑踏の中をひとり歩く少年、母親は病身の親を世話する為に国に残った。テレビのニュース画面に息が詰まった。戦争のリアル。

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ウクライナのことは本当に速く解決して,平和が戻ることを祈るばかりです。前途は厳しいけど,ウクライナの人々が果敢に立ち向かう姿は、うつろな目をしたプーチンと好対照です。

どんな理由があっても戦争を問題解決の手段にする事は、人間しか取らない愚かな選択だと思います。このままの紛争が継続すれば、大国のロシアに分があり,ウクライナが占領される危険性は高いでしょう。自分に出来ることは,今何が起きているかをなるべく正しく理解する事だと思います。出来る事ならロシアに飛んでいって悪いやつをやっつけたいけど。

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3月9日(水)脇道に三椏ミツマタの花ひとり咲き 枯れていた公園を三椏の花が賑わしていた。

三椏ミツマタは中国原産で和紙や紙幣の原材料でも有名です。コウゾとミツマタは小学校で聞いた記憶があったけど、その時はどんな花が咲くのか知りませんでした。古くはミツマタをサキクサと呼び、春を知らせる花だったとか。三枝:サキクサ、今はサエグサですね。

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3月10日(木)庭先に繋ぐ馬無し花馬酔木ハナアシビ 馬が食べるとフラフラになる馬酔木。

小さいとき、牛小屋に子馬が居て驚いた、一時的に頼まれ数日預かったようだった。牛には追いかけられ、豚にも集団でブイブイと脅されたが、馬は綺麗な優しい目が印象的だった。

馬酔木の花を見かけると、いつもこの記憶が出てくる。父と一緒の牛の散歩も思い出す。

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3月11日(金)ダムボムやロシアの悪意込めて飛び

無誘導の爆弾(Dumb bomb)ダムボムが使われ、病院などへの無差別の攻撃が行われた。

でも要は昔からの爆弾で民間施設をも狙う、誘導弾より無差別に多くの被害が出ます。

ウクライナの核開発をでっち上げる為に,原発を占拠するロシア!狂気の沙汰です

※この毛虫はツマグロヒョウモンという黄色い蝶の幼虫。毒も無く悪い奴ではないのです。

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福島第一原発事故から11年目。今、チェルノブイリを含むウクライナ原発に対するロシアの攻撃、占拠が世界の脅威になってきています。日本では原発を重要な電源とする政権が続き、ドイツはロシアからの化石燃料輸入が厳しくなることを見越し、原発の廃止を一旦見直す動きが出たりしています。でも、紛争時に標的になる危険性を考えサッサと廃炉の動きをするべきです。現実に原発事故から11年目の福島は,溶け落ちた燃料デブリの状態がやっと確認できた(2号機、3号機)状態。今後も原発は厄介で大きな負荷として日本に、のしかかっています。それなのに、ウクライナ危機を見て核兵器を共同保有!などという、国を滅ぼす案を語る馬鹿な政治家達が沢山います。先に原発問題を片付けましょう。

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3月12日(土)春燈下シュントウヵショパン幻想即興曲 公園内の外灯にうっすら明かりが点灯。

有名なショパンの幻想即興曲OP.66。アルフレッドハウゼの演奏をスマホで聞く。偶然かかっただけなのだが、春に似合う感じがした。同じ曲をロシアのピアニストが演奏、YouTubeで見たらそちらも良かった。戦争なんかしないで音楽を楽しめば良いのになあ。クラッシック音楽とウクライナもロシアもよく似合っているのに、とても残念だ。

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薄明かりがつく頃、小さな公園には人の気配は無くなり、ベンチにグローブの忘れ物。

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3月13日(日)ミモザ花踏みにじられるウクライナ 近所のミモザが明るい色の花を付けた。

3月8日はミモザが象徴する国際女性デー。ウクライナから避難する人達、男性は残って闘う、女性と子供が必死に逃げる。逃げられない人、動けない人、弱い人達に過酷な状況。

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JAZZ喫茶 緋色の花見日曜日

初めて目黒に出掛ける。友人の参加する写真展、色々な作家の様々な手法の作品を見せて貰った。その後お茶の水に移動。有名なレコードの店に連れて行ってもらう。道沿いの緋色の花、桜か桃か良く分からないが、お茶の水ビル街の通り沿いに咲いていた。

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この後、ジャズ喫茶で会話厳禁の中コーヒーを頼み、心地よい大音量に浸りきる。家の小さなスピーカーで聞くスマホの音より、本格的なスピーカーで聴くレコードの音は生演奏のようで心地よかった。殆どのジャズレコードは知っている先輩も、知らない曲を聴いた。

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3月14日(月)ジグザグに人来る春の散歩道 駅に向かう道、向かってくる人が左右交互にやってくる。こっちは避けるしかない。何かの冗談かと思う時間帯だった。皆、春なのだ。

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3月15日(火)花曇り駅のフェンスに傘忘れ 駅西口の金網フェンスに新品の黒い傘が引っ掛かっていた。春だから忘れ物も増えるのか。季節に関係なく忘れ物をする自分は一年中春の季節にいる状態か!?霞の中で、ぼんやり生きているんだなあ。確かに・‥。

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3月16日(水)落椿 憎き悪魔の首であれ  ポトりと落ちた椿、首が落ちる様で武士に嫌われたとか。非道な戦争の首謀者、昔の仲間からの賞金もかかっているらしいが、妄想でも良い、誰かに止めて欲しい。日々ウクライナの人達が苦しみ、殺される人達も絶えない。

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  • おらが世やそこらの草も餅になる(小林一茶ヨモギ餅に季節を感じた庶民派、一茶。

田舎ではヨモギをフツと呼び、春は近所の畔アゼでフツを摘んできてフツ餅/蓬餅を作った。

でも農薬が広がったり、犬の散歩も増えたりし、近くでフツを摘む人は居なくなったらしい。今では、コンビニでもヨモギ餅が買えるけど、あのヨモギを摘む時の香り、緑色の春を食べる喜びは消えて行った。子供時代を一茶が生きた江戸と同じ様な環境で過ごせた奇跡!

おらが世やコンビニにあるヨモギ

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3月17日(木)足元の外国コイン 空の鳶トヒ

横断歩道を渡ろうとしたら、小さなコインが光っていた。アメリカの10セント硬貨?位の大きさ。急いでいたので拾わず歩き出したけど、ふと頭上をみるとトンビが旋回していた。

勝手にあの鳶が落とした事にした。コインでも無くただの金属ゴミだったかも知れないが。

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体ごと不安に揺れる地震 何も出来ず横になったまま不安に耐えるしか無かった。

昨夜の11時36分過ぎ、大きな揺れに仰天!福島県沖で震度6強地震。幸い我家に被害は無かったが、11年前の恐怖がよみがえった。「何故、また三月?」思わず口を突いた言葉。

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3月18日(金)戦災禍 固まる子供ウクライナ

連日TV報道でウクライナの状況が出ている。悲惨なのは子供達の被害:肉体的にも精神的にも受容できない過酷な現実に、固まってしまう!とコメントしていた脳科学者。感情が出せなくなったり言葉が出なくなったり,多感な子供らしさが一切消えてしまう。勿論、殺されたり肉体損傷を負ったりする事も悲惨だが,一見正常でも内部が破壊された子供達が大勢出るのでは無いだろうか。無事にこの戦況をくぐり抜けても,一生残る傷になり得る。

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3月19日(土)春嵐 のたくる竜の紅き尾よ 昨夜は強い風雨、渋滞する車の赤い尾灯が、まるで竜の尻尾のように少しずつ揺れながら進んでいった。背中や足元をぬらし急ぎ帰宅。

今朝雨は上がり、水溜りに薄日が当たる。(ウクライナの土をイメージして、加工してみた。)

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固まった子供:戦争によるダメージは例えば絵を描かせ、お話をさせることで緩和する切掛が出来る場合もある、と言っていた。難民キャンプなどで、子供達にクレヨンを渡し絵を描いて貰い話を聞くことが治療の一環として行われてきたらしい。今、ウクライナの子供達だけでは無く世界中の紛争地で、大人のエゴで苦しめられる子供達は絶えない。こんな悲しい理由で絵を描かせる現実が、早く無くなることを祈りたい。

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3月20日(日) 春昼シュンチュウや顔を隠して窓の際キワ

通りかかった家の窓、よく見ると猫が顔を隠し特等席で居眠りしていました。ネコは寝る子。

ミャンマーの避難民とウクライナの避難民に対する日本の対応が違うと新聞に記載があった。確かに素早く難民受け入れを表明したのは良い事だと思ったが、その他の難民についての、例えば入管でのウイシュマさん達への冷酷な対応など、やるせない気持ちで思い返す。

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3月21日(月) 春分の日ぼた餅に集まれ皆お中日 

柿の葉と蝉と松ぼっくり、ちび人形、皆ぼた餅すきかなあ。春は漉し餡のぼた餅、秋は新鮮な小豆を使い粒あんのお萩。でも一年中食べたい人は、夏は夜船、冬は北窓、と呼んだとか。

夜船、北窓は「ボタ餅は杵で搗かない」⇒ツキなし月無し、の言葉遊びからとの事です。

夏の夜、月が無ければ舟が来たことが分からない。冬、北の窓から月は見えない。

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鎌倉の崖に生えていた木蔦:キズタという名前の植物。黒い実をみて、もしかしてブルーベリーか?と思ったけど、食べなくて良かった。冬でも枯れない常緑なので家の遮熱などでの利用も行われているとのこと。温暖化が進む今、その価値が見直されるかも知れません。

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3月22日(火)花冷えの雨に節電 顔にシミ

冷たい雨の日、もしかしたら東京でも雪になる予報も出ていた。また先般の地震で複数の火力発電所が稼働していない為、東電管内は節電をして欲しいとの要望が出された。エアコンも我慢していたが、やはり寒い。灯油ファンヒーターを使っていたが、温度設定を下げてエアコンも使う。節電は東日本大震災の時、地域ごとにやっていたことを思い出した。

でも、ウクライナのニュースを思い出して、今まさに氷点下で電気も食料もない状況に大勢の人が追い込まれている事を思うと、寒いなどと言えるだけまし、との思いがよぎる。

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3月23日(水)鎌倉のちいさき祠 春日影 

先日、鎌倉の住宅地で見つけた祠、今はウクライナの平和を祈念してお参りしたい。

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夕方、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説を行った。同時通訳で日本への気遣いも見せながら真摯にロシアの暴挙と現状を訴えていた。無論、言葉は分からないが、ロシアに蹂躙され孤軍奮闘している人達に、何も出来ない自分が悔しくなる。

暫くして翻訳した全文が配信されて来た。考え抜いた演説、反戦連立だけが世界の安全保障と言う言葉が、実際の戦闘中という極限の中でリーダー自身から出たのは凄い事です。

米国やNATOかロシア、中国かの戦力によるバランスでは無く、反戦、非軍事での連立が究極の安全保障、と言う内容だと理解しました。山東さんも勉強した方が良いのでは?

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3月24日(木) 早咲きの今年の花は今年散り゙早咲き桜が散る、少し華やかに飾られる参道。近くではもうソメイヨシノが蕾を膨らませチラホラと花色を見せ始めている。

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今月28日のアカデミー賞について、新聞で知った候補作の米国映画をNetflixで観る。「パワーオブ ザ・ドッグ1920年代の西部が舞台、映像が暗くてストーリーの意味も良く分からず、主役?が炭疽菌で死んでいくが、その原因が明かされない。正直、名探偵コナンでも出ないとスッキリしない様な不思議な映画だった。自宅で観られた事は良かった?けど。★ロシア侵攻の影で北朝鮮ICBM発射実験を繰り返し、世界の不安要素を大きくする。

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3月25日(金)花散るや足庇う人カバウヒト 立ち止まり

前をゆっくり足を引きずるように歩く人。ふと止まり、落ちる花ビラを見上げていた。

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ロシアの暴挙、ウクライナ侵攻から昨日で一ヶ月が経った。必死の防戦で耐えるウクライナ。ロシアは戦況が停滞した事でより凶暴な生物科学兵器の投入を行う予兆があるとか。NATOも結束し協議しているが、直接の参戦には踏み切れない。だんだんヒートアップ!ウクライナの攻撃を受けて廃墟のようになった都市、子供連れで地下鉄等で難を逃れる人。どんどん悪い状況になるのを見ている世界中が、早く終息して欲しいと願っている。

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3月26日(土) ユタタリの恵みの海や春暗し  死んだ海を元に戻す漁民の願いは届かず。

25年前の諫早湾潮受け堤防締め切り、一旦高裁で出た開門命令を国が無効を求め差戻し審。有明海は周囲の豊かな自然に抱かれた海、山も海も豊かなユタタリの里と教わりました。

今日の新聞記事、何度か訪ねた有明海の締め切り堰について、開門を認めない判決が出た!開門を要求していた漁業者が「自分で海に潜ってみろ!」とコメントしていた。判決は国の事業は否定できないと言う判決だろうが、豊かだった有明海のしかも産卵場所を締め切り多くの生き物の未来をも奪った、人間の驕り。いつか自然に手痛いしっぺ返しを食らう。

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3月27日(日)日曜の部活賑わう桜花 桜が開花した小学校、日曜日に子供達の元気な声が響いていた。きっと何かの部活で集まっているのだろうなあ、と勝手に想像。

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てふ舞うや重機静まる日曜日 紋黄蝶がヒラヒラと脇を過ぎ、無人の現場事務所に入った。

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3月28日(月)振り返り出口へ進む春の午後 歩道橋のエレベーター、乗った方とは逆側が開く。最初はちょっと驚いた。この木瓜の花、良く見返すと同じ幹から違う濃い色の花!同じくビックリ。周囲をよく観察すると、木瓜には色変わりしている物が多いようですね。

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壁際や木瓜ボケにかぶさる雪柳 色々な花があちこちで春を教えてくれる暖かさになった。

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3月29日(火)望郷の心の揺らぎ立つポスト

今年は帰ってこられるか?と聞かれてすぐに決心できない自分がいる。オミクロンBA2の脅威もある、でもワクチン接種三回目は終わったし。ただ以前のようにすぐ動き出すパワーが出ない。通りかかった郵便局の前、赤いポストがこっちを見ているように立っていた。

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第94回米アカデミー賞、作品賞:コーダあいのうた国債長編映画ドライブマイカ。監督賞:パワーオブドッグのジェーンカンビオン。素直にTV、ラジオやネットで候補作と言われ先月から鑑賞した映画が選ばれていた。日本の作品が強調して紹介されていたけど。15項目で賞が発表されていたんだ。今まであまり興味が無かったけど、今回は面白かった。

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3月30日(水)かたまりて三色菫スミレここに咲き 

固まって咲く三色スミレ、綺麗なのだが、何となく存在自体は地味な感じがする。

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29日からのトルコにおけるロシアとウクライナの停戦交渉は、どこまで事態を改善できるのか周りは期待と不安で結果を見ている。今回、2014年に無理矢理東部を占拠したロシア勢力が一気にウクライナ全体を掌中に収めようと始めた戦争。世界の平和を守る国際組織は機能せず、多くの人間の命と肥沃な大地の国が廃墟し荒れ果てた姿になっている。

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元々兄弟のような民族、たった一人の狂った指導者によって壊されていった姿は、まるで第二次世界大戦でのヒトラードイツ帝国の姿と重なる。世界は何処に行くのだろう?本当に核戦争までエスカレートしてしまうのだろうか?恐竜は巨大隕石の衝突で絶滅し、人類は核戦争でこの星自体をも破壊してしまうのだろうか。誰も見たくない筈の未来だ。

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小さな花壇に、小さなフリージアの芽が出ていた。果たして咲いてくれるか、でも季節が巡れば花は芽吹く。戦争という巨大な暴力は自然をも吹き飛ばし、その中であまたの命が破壊される。人も動物も植物も消された命は痕跡さえ残せず、元には戻れない。

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3月31日(木) 三月尽イソヒヨドリの髙音タカネ冴え ヒヨドリの澄んだ鳴き声が聞こえる。今年も、イソヒヨドリが駅近くのビル街にも姿を見せるようになった。3月も終わる。

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ロシアのウクライナ侵攻、ウクライナは必死の防戦で持ちこたえているが、今後はBC兵器での攻撃や核兵器を使うのではとの、不安が色濃くなっており、まだまだ解決の道筋は見えていない。29日トルコでの停戦交渉、少しずつ話し合いの形が出ては来たが?停戦の条件はお互いに譲れない線がぶつかっている。話し合いを利用してロシアの体制立て直しが図られるという観測もあり、普通協議中は中止する戦闘も止まっていない。それでも、少しでもロシア、ウクライナの雪解けが進むことを切に願いたい。

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2022年2月(令和四年二月)如月、衣更着

2月4日の立春までは冬。やはり襲来したオミクロンの大波に先が見えない不安が続きます。

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2月1日(火)繰り返す栄枯盛衰 冬木の芽  石原慎太郎氏逝去、89歳。

マスコミが大きく取り上げた有名人、派手な経歴を持ち上げ差別発言までも好意的に報じていました。でも終われば良しで済ませるのか?という批判に対して、後日、東京新聞は13日付で反省の弁を掲載しました。立憲は与党に対して、批判ではなく提案する野党を目指すと?だから飲み込まれて終わったのでは?どちらも事実に基づいた正しい批判こそが大事だと思う。

※近所の木々は春に向けて新芽を見せていました。早咲き桜はすでに花色が見えている。

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唱歌:冬景色1913年:大正2年作の唱歌。作者不詳の曲だとか。冬の朝の静謐な景色。

さ霧消ゆる湊江の 舟に白し朝の霜 ただ水鳥の声はして いまだ覚めず岸の家。

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2月2日(水)水仙ナルキッソスの名前あり 水仙:学名、Narcissus。ギリシャ神話から。

If We hold on togetherダイアナ・ロス)辛くても共に耐え抜きましょう。

1988年公開のアニメ、リトルフットの主題歌。恐竜の子供達が生き残りを賭けた旅に出る。

スピルバーグジョージ・ルーカスの制作総指揮作品。2022年、今や人類の生き残りを考える時代となっている。地球表層を覆い尽くす人工物、狂わされた気候、生物連鎖の破壊など。

ナルシス(ナルキッソス)は水面に自分を見たが、人類は自分達の繁栄の果てに何を見る。

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2月3日(木)節分:囀りみじかくみぢかを飛ぶ影や チッチと鳴き、尾を振り鶺鴒は飛び立つ。

童謡豆まき昭和6年頃の絵本唱歌。とっても短い曲で、豆まきで鬼が逃げて福の神が来る。節分は冬の終わりの日。立春から春が始まるので、邪気を落とす意味で豆まきも始まった。

久々にシロハラの落葉をガサガサ漁り餌を探す姿に出会えた。懐かしい友に再会した感じ。

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2月4日(金)立春 季節に沿って生きていた時代、この日が新年の元旦で新春だった。

大国に虐げられる最終走 ウイグル族の人が最終の聖火ランナー。見え透いた思惑が見える。

冬季オリンピック、北京。2月4日から20日まで。オリンピックって一体何だろう??

競技が始まるとスポンサー契約したマスコミは、批判を忘れ感動ラッシュの安売りを始める。

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唱歌:早春賦 1913年、大正2年の曲。作曲者はドイツ歌曲の影響を受けたらしくモーツアルトの「春への憧れ」と聞き比べると何となく似ている。三番の歌詞「春と聞かねば知らでありしを 聞けば急セかるる 胸の思いを いかにせよとの この頃か」という部分、とても綺麗な日本の言葉だなあと思う。唱歌には古き良き日本のイメージが詰まっていて安心する。

(アオジ)

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2月5日(土)公魚ワカサギの爆ぜる音聞く夕餉前

小さなワカサギ、その昔将軍に献上されたことで公魚の字を得たとか。天麩羅が美味しかった。

From A Distance ベットミドラー 

地球を俯瞰する神の視線で、平和を願う歌。ネットでは「遠くから見ると」という訳が多かったが、キリスト教の神は高い場所にいる=神の視線、その加護により戦争も爆弾も無い世界が実現できると言う意味では?と勝手に解釈している。今はウクライナミャンマーの国軍クーデターなどで苦しむ人達が沢山います、この歌のように穏やかな世界が戻ってきて欲しい。

(枯れ葉踏みしめツグミ立つ)

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2月6日(日)春耕シュンコウの嘴クチバシ立てて雉子鳩や

立春が過ぎたのに、強烈な寒波で日本海側では記録的な大雪が続いている。

公園では落葉の中を、熱心に耕すかのようにガサゴソと餌を探すキジバトを見ました。

きっと落葉が守る土の中では、いろんな虫たちが春を待って息づいているんでしょうね。

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2月7日(月)止まり木も古家も消える余寒かな

裏道の角、お墓の側にあった家が取り壊されていた。何本かの庭木も切られ、野鳥たちの憩いの場がまた消えていった。宅地も余裕がどんどん消えていき何だか窮屈になって来る。

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2月8日(火) 針供養天気予報は曇りがち 8日は針供養、豆腐等に折れた針を刺し奉納する。

まだ「針供養」をやっているのかな?今や針仕事が女性の仕事などと言うと非難囂々ゴウゴウだろうけど。でも手仕事の小さな道具一つにも感謝の気持ちを込め祈る、そんな細やかさはもう消えかかっているのかも知れない。12月8日も針供養とする地域もあるそうです。

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2月9日(水)白猫の所在聞かれし春の午後 自転車で通りかかった女性、飼い猫を探していた。

心配げな顔で「こんなに太った白い猫ですけど、見ませんでしたか?」と聞いてきた。急に居なくなったのか、病気がちなのか色々考えてしまった。無事に見つかれば良いのだけど。

(モズ)

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2月10日(木)春先にラニーニャの雪降り積むや

エルニーニョラニーニャも良く聞く天気用語になった。今年は2018年の大雪被害に懲りたのか、雪予報で高速を事前閉鎖する動きも出てきた。こんな年に限って冬タイヤの用意を一切しなかった自分はなんと勘の鈍い事かと,悔やむ。そのうちにあったたかくなるだろう。

今後は日本海側、北海道では大雪が予想されるとのこと、高齢者にはきつい雪下ろしもある。

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2月11日(金)富士は雪 荷担ぎ走る宅急便 富士山が綺麗だ、脇を宅急便の人が駆け抜ける。

建国記念の日神武天皇という神話上の人物の即位日から明治時代に制定された、紀元節を戦後、休日として制定。取り敢えず休日なら良いじゃん、と言うのが感想だけど、制定には戦前に回帰したい政治のゴリ押しがあったようで、9回もの廃案を経て制定されたとの事。

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2月12日(土)春昼の弁当開きガテン系 現場の側に止めた軽トラ、ホッと一息、昼飯タイム。

裏通りで家を壊して建て替えている。世代交代など色々な事情で建て変わっていくのだろうが道が狭く、軽トラも道路脇一杯に寄せて停めている。狭い運転台だが、弁当を広げうまそうに食べる。自分も外回りの時にやはりライトバンの中で弁当広げていた事を思い出した。

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2月13日(日)夜半ヨワの雨 雪に変わるとスマホ言い

数日前の雪予報も何事も無かったので,今夜も多分ミゾレくらいだろうと高をくくる。

公園で再会?したジョウビタキ。同じ場所に出てきたし、こちらをあまり警戒しないで可愛い姿を見せてくれた。

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2月14日(月)裏通り雀水浴び木の芽雨 昨夜来の雨は上がり、道路の水溜りに雀が群れていた。スマホで撮影しようとモタモタしていたら、1羽だけ残ってすぐに飛んでいきそう。遠いので小さくしか写らなかった。人も車も通る道で楽しげに水を浴びていたのが印象的だった。

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近所の子はにかみながらチョコレートバレンタインデーの手作りチョコを持ってきてくれた。

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2月15日(火)涅槃会やその日を生きるギグワーカー

涅槃会:旧暦2月15日、釈迦の入滅日に行う法要。新暦だと3月17日になるそうですが。

最近、ギグワーカーの問題が取り上げられている。待遇改善への動きを報じているが、究極の日雇いでは無いかと思う。この国の労働環境の劣化が酷い。マスコミの取り上げがカタカナにされると現実感、悲壮感が伝わらない。ウーバーの場合、個人事業主となり自転車で配達する。

GIG(ギグ) 一頭立ての馬車、単発の音楽演奏、釣りの道具ヤス等→単発の仕事を受ける?

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2月16日(水)ブースター打つ人群れて余寒かな 

寒さがぶり返す中、家族の三回目接種が昨日出来た。感染者数は緩やかに減少しているが、高齢者中心に死者数は増加中。何に付けてもワクチンで自衛するしかない。政府の初動が遅れ、後で辻褄を合わせようとしているが、すでに医療現場は逼迫している。感染力が弱いからと高をくくっていたら、死者数は最高を更新していき、感染者数も高止まり。今や正確な感染者数も把握出来ない状況、との報道も聞く。ブツブツ言いつつ予約した自分の接種日時を待つ。

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2月17日(木) 昼前の上り電車や目借時 空いている昼前に電車に乗り医者通い、眠くなる。

蛙カワズの目借時、という春の季語。蛙に目を盗られる?眠くなる意味?かとあやふやでしたが「めかり」とは「妻狩る」と言う意味。春で雌を求める様子から出た言葉だとか。それが春で眠いから「目を借りる」眠い状態を表す季語に変わっていったようです。良く分からないけど。

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2月18日(金)何も無し見上げる空や春の雲 

映画「ドライブ・マイカー」を観る。最初は何だかわからん??という感じでしたが、進んでいくと人はいかに生きるのか、と言うような問いかけを感じたり、色々な国の言語で同時に劇を進行させていくと言うのも新鮮で、3時間を越える上映が気になりませんでした。アカデミー賞候補?私が決めるわけではないのであまり気になりませんが、面白い映画でした。

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2月19日(土)~3月4日(金)まで:雨水雪が雨に変わる時期。今年は大雪が続いている。

画面越し友と交わる春愁シュンシュウ 以前一緒にJAZZライブを楽しんだ人達とZOOMで話す。やっぱり、直接同じ空間で話す方が良いのだが、感染するのもさせるのも怖いしなあ。

皆の近況を聞けたり、新しい事を吸収できたり貴重な時間を過ごさせて貰った。

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2月20日(日)恋猫の声聞くあたり雨上がり

雨が上がって猫が動き出したのかな?鳴き声が聞こえる。でも最近は野良猫を見る事も少なくなってきた。猫の発情期は春だけではないらしいが、春先は大きな声がよく聞こえていた。

北京オリンピックが終わり、ロシアがウクライナに脅しをかけている。クリミアの再現か?

プーチンの支持率が低下したので、アップする為にロシアの武力による併合が始まるのか?

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2月21日(月)春浅し朝に居残る半月や 明け方まだ寒い、空には左が丸い下弦の月が見えた。

上弦、下弦がわかりにくいが、月が沈む時の弦=丸くない方、が上か下かで判別するらしい、月が出て沈む時間は日々変わるので、太陽光で丸く見える方が左側か右側かで判断している。

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2月22日(火)猫の日ニャンニャンニャン  気がつけば猫好き多き国の春

それでも、小型犬を中心に散歩している人達も見かけるけど、いまや猫がペット界を支配したのでは無いだろうか。近くには野良猫が居なくなった模様、良いことなのかも知れないが。

野良猫が近所をプラプラしているような生活も悪くは無かった気がしている。先日、イギリスの小さな庭に色々な野生生物が集まってくるという番組を見た。生き物の生態を意識するだけで、生き物達と共生できる環境が作れる。小さな庭でも生態系を守れるのは凄いことだ。なのに、神宮の森の古木1000本の伐採計画、イギリスでは有り得ない事だろう。祖先を敬え!

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2月23日(水)天皇誕生日、富士山の日。

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空紅く落ち急ぐ日よ春の宵 空は赤く染まり、すぐに暗くなっていく、この切なさ。

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2月24日(木)春の歌こころで歌う白き梅

近所の白梅、家と家に挟まれる感じだが花を一杯つけて、春を教えてくれる。

映画「コーダ あいのうた」を観た。題名のコーダ:CODAはChild Of Deaf Adults、ろうあ者に育てられた子供の略。映画のヒロインはルーシーという女の子、歌の才能がある彼女が歌うジョニ・ミッチェルBoth Side Now(青春の光と影)を和訳も観て聞き、良い歌だと再認識。

こちらもアカデミー賞候補?とても面白い良い映画だった。ラストの歌と手話にはジンときた。

先日観た、ドライブマイカーでも手話で演劇をする韓国の女性がとても健気で清楚な感じだった。人の弱さ、優しさを意識した作品達、どちらの映画が選ばれても,良いなあと思う。

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ロシアのウクライナ侵攻が始まった。悲しい現実、戦争がこうやって始まるんだ。

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2月25日(金) 三度目や待合室の日永かな ブースター接種の日。

コロナワクチン三回目を打った。予約時間が来ても一般外来が多いクリニック、結構待たされた。終わっても15分の経過観察でリハビリルームで待つよう指示され、いつまでこんなワクチン接種が続くのかなあ?と考えたりする時間を過ごした。でも、世界ではまだまだワクチンが打てない国も沢山ある。それに戦争に突入して、それどころで無くなった人達もいる。

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2月26日(土)  特派員防弾チョッキでマイク持ち

まるで第二次大戦のヒトラーのように、プーチンウクライナへの侵攻を行っています。画面の向こうに映し出される、地下鉄に避難した首都キエフの人達の姿や、軍用車が隊列をなして進む姿が、まるでNetflixのドラマのようです。コロナの脅威などとは比較できない、戦争の恐怖がそこにある。アメリカに武力介入の意思はない模様です、ウクライナEUに加盟していない事もあり、西側諸国は経済制裁を行うとか。確かに武力で介入すると世界大戦、核戦争に発展するかも知れません。でも、ウクライナの人は今、恐怖に震えており命を落とすかも知れません。何としてもこの愚かな戦闘が終わる事を祈るしか有りません。

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今、世界は嵐の時代に入ったのかも、ミャンマーの国軍による軍事独裁、中国による少数民族迫害、そしてロシアのウクライナ併合の動き。背景にはアメリカの軍事、経済力の低下、コロナウイルスによる全ての国での経済活動のダウン、資本主義の行き詰まりなど、何が原因か自分には良く分かりませんが、過去の世界大戦に入って行った時代とどこかつながる状況が広がっているのでは無いかと感じてしまいます、外れて欲しい予感。

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2月27日(日)狂人や北の国より降りて来る プーチンヒトラーと同じ事をしています。

日々、ウクライナの悲惨な状況が伝わってきます。自分は何も出来ないで良いのか!と思うけど、テレビ画面の世界に飛び込む勇気はありません。でも世界中で戦争反対の声が上がっています。自分の親達は戦争の時代を生きました、戦争は今までよその出来事、他国の話でしたが、今の政治を見ていると、この国にも戦争をしようという政治家達が増えている感じがします。

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敵基地攻撃は戦争状態と言うことでしょう?日本を守って居たのは戦争放棄平和憲法です。

どんな理屈を付けても,万一戦争をする国になったら日本のサイズでは勝てない国が山ほど有ります。北朝鮮に核ミサイルを撃ち込まれても壊滅的な被害を受けます。地球が滅びなくても自分の家族が殺されたり、無論自分が死ねば終わりですものね。

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2月28日(月)二月尽 平和の日早く戻れと二月尽

二月が終わります、今の戦争が早く終わるように何か出来ることがあれば,どんな下らない事でもやってみようと思っています。今は何も思いつきませんが、取り敢えずコロナに気をつけて日々を過ごすことからでしょうか?モズに聞いてみよう。

世界中で戦争反対の声、一番プーチンに響くのはロシア国民自身の反対!!でも厳しい取り締まりも行われています。ウクライナの人達も含め、皆の無事を祈りつつ応援します。

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2022年1月(令和四年一月)

今年の干支は寅、色鉛筆で描いてみた。元写真の迫力にはほど遠く、描いていくうちに自然と気の弱そうな虎の姿が出来上がってしまった。まあ、こんな風にヨタヨタと今年が始まる。

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一月一日:去年今年コゾコトシ衰えひとつ積み上がり

高浜虚子の「去年今年貫く棒の如きもの」という句に、同じ季語を使ってみたかったが、言わずもがな、の内容になってしまった。二年以上のコロナによるパンデミックで、やっぱり気分が沈滞している、新年だもの少し深呼吸をしよう。

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手を合わすいつもの屋根の初日の出 無事に新年が迎えられただけ、上出来かな。

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元旦の雲の白きは新しい 同じに見える日々や景色も実は常に変転している。

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正月は茜の空に落ちてゆき

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1月2日(日)ハナの背を長く伸ばして初の春 しばらく警戒されたけど、日向ぼっこです。

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コガラシに白手袋の落とし物  道ばたに落ちていた白い手袋、風が強くなってきた。

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丸餅も小さく切れとラジオ言い 正月になると決まって聞く、餅を喉に詰めたニュース。

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1月6日(木):予報通り雪となる。珍しく降り続き、車で動くのを躊躇する状況になった。

珍しや雪まで降らしオミクロン 困った出来事は全てコロナのせいにしてしまおう。

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1月8日(土):木枯しに吹かれて雪の瓦屋根

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月冴えて金星のあるその先に

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凍てつくや倍々ゲームのΟΟ=オミクロン)

とは言いながら、まだなんだか余裕の中にいる。感染者数もまだまだ少ないし。

1月8日感染者数 全国:7,803 東京:2,392 神奈川:838

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1月9日(日):十年目故障表示の冬の朝

10年前の1月に買った自家用車、いきなりIMAバッテリーの警告表示?今までに見た事も無く、大慌て。結果はハイブリッド用バッテリーの冷却ファン不具合で部品交換予定。大修理では無かったが、年始で部品入らず、1週間ほどの修理。代車は連続して借りられず、トホホ。

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1月10日(月)成人の日 昔日セキジツの騒ぎ見るよう成人の日 昔懐かしい?改造車で新成人が一悶着、繰り返す若さ。昔は景気が上向く時代、今は景気が落ち込み以前に戻ったのかな?

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1月12日(水) 木枯しにスキップ軽しランドセル

風の中、小さな女の子がランドセルを揺らし軽やかにスキップしつつやって来た。

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1月14日(金) 楪ユズリハの見守る稲荷昼下がり 

小さな神社脇の木、名前がわからず気になっていた。偶々、歳時記にユズリハが正月の季語として掲載され、写真が載っていた。若葉が成長すると元の葉が落ちる、子孫繁栄の縁起物とか。

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1月15日(土) 置き去りのアップデート無し冬の窓

気になっていたWindowsのアップデート、3年前に買い換えたPCだから当然そのまま自動の更新になるだろうと高を括っていた。アプリで調べるとCPU性能でソフト更新できず、購入店に聞くと、買い換えるしか無いとのこと。2025年まではサポートがあるが取り残された感じ。実際には写真の整理とブログしか無いから、古いままでも使い続けられるのだけれど。

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★しばらく落ち着いていたコロナ感染、他国と同じように急激に感染が広がっています。こうなると忘れていたワクチンの接種や医療体制がまたピックアップされニュースを賑わします。

一旦落ち着いた後で、感染自体も軽いとのイメージが出来てしまい、なんとかなるの気分ですが、脅威の増え方でまた以前の生活は遠のきそうです。

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○二日後だった車の修理完了が、今日終わったとの連絡。急ぎ引き取りに行き、乗ってきたが数日乗った代車が新車だったからか、ブレーキの効きが甘いようで違和感を持った。修理箇所は関係ないので代車との感覚の違いだろう。買い換えろという販売店のメッセージなのかも!

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★オミクロンにどう対応するかを考えて、出来ることを実践する時期が来たようです。

世界中が困っていることで、特別な策は無い。自分に出来るのは、マスクを付け手洗いうがいをする、外出は回数を減らす、元々引きこもり気味だからもう少し出ない日を増やす。

これじゃあ、今までの継続でしか無いけど、でもそれが一番現実的なのかも知れない。

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1月16日(日) 冬晴れの朝に届きし訃報かな 

15日に発生したトンガの海底火山爆発、その影響とミスで津波警報が夜に何度も発されていたらしい。自分は早めに寝て気づかなかったが家族は起こされたとの事。この火山爆発はほぼ千年に一回の大きな物で、しかも「空振」という振動を起こし津波を起こしたとか。爆発の衝撃波が海を数センチ押し下げ、噴煙が北海道の大きさに広がったとか、驚天動地の出来事。

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1月17日(月) 冬雲の地球を覆う蓋となる

トンガの海底火山噴火、止まらないコロナウイルスの蔓延、ふと見上げた空一面に秋の雲のようなうろこ雲を見た。一瞬、空に蓋をされ水底から見上げるような感覚に、自分たちを取り巻く地球の環境が悲鳴を上げているようで、目眩がした。

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1月18日(火) 焼き芋も電子レンジで出来上がり

だいぶ前から焚き火に芋を入れる事は不可能な生活になっていた。お寺の前で焚き火をした記憶。今、道路で焚き火をしたら、すぐに通報されてニュースになるだろう。焚き火で暖まり、放り込んだ芋が焼けるのを待つ。熱々で、焦げた焼き芋をほおばるのは、楽しかったけど。

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1月19日(水) この冬のパンデミックの大波や 

全国感染者41,485人、今までに無い急上昇の感染者数。海外はもっと凄まじいことになっている、果たして逃げ続けられるか。

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1月20日(木) 大寒に心霊冷やすオミクロン大寒:二十四節季のひとつ、寒さの底)

全国46,199人。東京:8,638人、神奈川:3,344人。あまりの早さに、口をあんぐり!

不安になり地元の医者にワクチン接種のことを確認しようかな?と考えているが、きっと殺到しているだろうな?トンガの津波も魚の養殖場で魚が大量に死んだり、思わぬ被害が出ていた。

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1月21日(金) 全国49,854人。東京:9,699人 神奈川:3,412人。

(21日付、東京新聞夕刊、池内了氏)ワクチン特許料廃止を、と言う文章が興味深かった。

コロナウイルスの変異株発生は、世界のワクチン供給アンバランスが原因で、その根本はワクチン特許料を支払えない為にワクチンが入手できない国々で、突然変異が次々に起こり先進国に入り込んで来るためだと言う意見。これは国際的な相互扶助なしではウイルスの変異に打ち勝てないという事を教えてくれている。日本だけで対応しても、完全鎖国でもしない限り今後も変異種の流入は防げないのだろう。気が重くなるウイルス蔓延、これがパンデミックだ。

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1月22日(土)  全国54,576人。東京:11,227人 神奈川:3,408人。

何故コロナウイルスは変異を繰り返すのか?検索して見たが、難しすぎて良く分からない。地球上の人種の違いに合わせ、人体に入り込む必要があるウイルスはより取り込まれやすいように進化?していくようだ。池内了氏の指摘のように、一部富裕国がワクチンを独占している現状は次なる変異を促進する原因かも知れない。どこかで聞いた貧富の差による差別の世界。

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そんな中、世界はきな臭い方に動いているように思えて仕方が無い。東南アジアや中国の強権政治、北朝鮮核武装、ロシアとEUの対立、米国の劣化とトランプの復権?日本のソフトな顔の強権政治、戦争放棄の放棄、原発は止めず核武装し戦う国を目指す野望。人類は地球が無くなると生存できない生き物、核戦争はこの星自体を破壊する力を持っている、なのに核大国の指導者は他を圧倒することばかり目指している。こんな人類を地球は許容するのだろうか?

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コロナウイルスは私達に、もっと謙虚に自分達を振り返り、地球で生きていくためには何が大事なことかを考え直し、社会を良くしていく気づきをくれているのでは無いだろうか?

中国から発生したとされるこのウイルス、自然環境の破壊で人類が招き入れたという説を聞きました。人の体を介して広がる感染、私達も自然なのです。温暖化を招いた環境破壊もコロナウイルスを招き入れた自然破壊も人類の行き過ぎた経済活動から発生しています。ワクチンは対処療法であり、本当の対応は温暖化ストップと同じに経済活動のスローダウンだと思います。

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火山列島の日本、トンガの海底火山大噴火は詳細が分かってくる中で、地球の怒りとも思える火山活動の恐ろしさを見せつけています。気候変動での激しい気象災害も同じく、この星からの警告として受け取るべきでは無いでしょうか。

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十二月:師走

2021年、令和三年も終わる。12月前半のトピックスとして80年前の真珠湾攻撃について、TVや新聞での取り上げに興味が湧いた。もう歴史の中の出来事になったかと思ったが、逆に当時の生存者が発言を始めたり、戦死者達の記録収集が進む中で戦場のリアルと、国内での操作された戦意高揚の熱気について考えさせられる内容が多かった。

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80年前の1941年12月8日:真珠湾攻撃、太平洋戦争開戦。4日のTBSで山本五十六の特集を見た。堀悌吉という親友との話。堀はトップで士官学校を卒業したが、最初の実戦で戦争の悲惨さを実感し、山本共々非戦論者となり講和条約締結に力を注ぐ。しかし軍部強硬派により一線から外されてしまう。また山本五十六も講話条約による戦争回避に尽力するが、強硬派の反対で条約は決裂、また強硬派に命を狙われ戦艦大和の艦長へと移動することになる。

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当時、首相直轄で知識人を集め開戦結果予想を行うと「敗戦予測」が出された、しかしその結果は伏せられた。何故、太平洋戦争の結果予測が「敗戦」なのに戦争に突入したか?昭和史の中で日清、日露の戦争に勝利した軍上層部が得た物は「勲章」の名誉と「爵位」という身分保障の実利だったと近代史研究者の保坂さん(東京新聞12月6日)

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実際の戦場では多くの兵士が死傷し生き残っても一生、後遺症に苦しんだ。しかし軍幹部は良い思いをした。爵位世襲だった、今の国会議員も大臣の地位に座る事で戦前の爵位に近い栄誉を得る。甘い汁なのだ。安倍政権以降、政権が組織の中で重要視したのは内閣人事局による中央官庁の人事権掌握。だから高級官僚も、黒塗り資料や記憶にございません、の誤魔化しで保身を計る。忖度という言葉も悪い意味で定着した。

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これは新しい視点。今までの不正や虚偽答弁、回答のない黒塗り、これらは政治家のおごり、怠慢だと思っていたが、実は生活がかかっていた、と言うことなんだ!政治家が実質的に世襲制になったのも自分たちの身分や特権を握っておくため。だから昭和史を「正しく知る」ことが重要だ、と保坂さんは書く。

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前回の選挙、野党共闘を批判する意見も多いが何より、投票率が低かった。この結果は、私達自身が試されているのだと思う。政治家や評論家に任せるのではなく、政党・政治家をウオッチし判断していくのは私達自身だ。

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12月8日が開戦の日では無い、と言う記事。戦争の発端は満州柳条湖事件。旧日本軍の鉄道爆破を中国軍の犯行とでっち上げ日中戦争に入っていった。戦争は国民が知らない間に密かに始まり、既成事実を重ねていった。1929年の世界恐慌の後、1931年に満州事変が勃発。国内の不景気、国民の鬱屈から目をそらすのが目的だった。戦争は国民の目をそらす為の国際的にオーソドックスな政治手法だとか。現在の中国脅威論や敵基地攻撃能力への言及もまさにコロナ禍の経済低迷が続く中、苦しみから目をそらす同じ手法を取っているのではないでしょうか。

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例えば山本五十六国葬、実際は非戦論者だった山本の戦死を利用し、神に祭り上げる事で国民の熱狂を演出する。なにやら今回のオリンピックに通じる。真珠湾奇襲作戦の成功、日本国内では国民が興奮し、まるでワールドカップやオリンピックの金メダルラッシュ状態。でも、現場では命を投げ出す行為を強要され、逃げられない若者達が居た。作られた興奮は、日々の苦しさを忘れさせ正常な判断を吹き飛ばす。この日、日本はヒトラーのドイツと同じ国になった。また同日、真珠湾の攻撃に先立ち東南アジアの資源確保を目的とした日本軍の大部隊が戦闘を開始していた。

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まだ僅かに残る満州生活の経験者。国から送り出された開拓団として現地で生活した人の感想、奪った土地で現地中国人を奴隷のように使っていた。憎んでいただろうに、敗戦の騒乱時に命を助けてくれたのはそんな中国人達だった事実を語っていた。

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自分も戦後に生まれ、親からも体験談は聞いたことが無かった、それに興味も無かったが歴史を少しづつ学ぶ中で、今の時代の政治も戦前の政治と陸続きなのだと思うようになった。まるで世界不況が戦前の満州事変を契機とする本格的な世界大戦に繋がったように、これから普通の私達が悲惨な時代を過ごす前兆を生きているのでは?と不安になってきた。今の政治家達に、敵基地攻撃などとアニメのような事を言ってんじゃあねえよ!と叫びたくなる。

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12月1日(水)どん詰まり時雨の中の十二月

もう年の瀬、昨夜来の激しい風雨は朝まで続いたがその後晴天。

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12月2日(木) 冬の日に鈍行で行くちひろ ●角曲がり冬日の中やちひろ

西武新宿、各駅に乗り換え「ちひろ美術館」へ。独特のやさしい世界を堪能。

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12月3日(金)リノリウム冬空写す待合室 

※実際は塩ビの床?リノリウムは自然素材で高価なので、今はあまり使われていないとか。

半年ぶりの眼科検診、思ったほど悪くはなっていない。診察後、半年分の薬をもらいに薬局へ。

●薬局の中から覗く師走かな(薬局は待ち人が多く、外を行きかう人もせわしげだ。)

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12月4日(土)皆老いて故郷の冬や深まれり ●電話越しふるさと人の皺深し

久しぶりに電話で話す、皆声の様子が違ってきている感じがする。自分もそう思われたな。

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12月5日(日) 国宝の刃こぼれ昔冬を断ち(鎌倉の刀剣展示最終日、刃こぼれに迫力あり。)

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コロナ減る境内飾る七五三(人混みを避けたのか?月遅れ七五三、八幡宮で多く見かけた。)

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12月6日(月)冬曇ひそかに進む軍用機

冬雲の下を自衛隊の訓練機かな?海の方から厚木方面に静かにゆっくり飛んでいく。

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12月7日(火)ふるさとの暦と蜜柑段ボール

年末の歳暮、田舎の空気も一緒に運んできたかのよう。餅米も貰ったり、ありがたい。

冬空のナナムスクーリー・オンリーラブ(1985年のヒット曲、ギリシャの歌手。政治家)

どこかで聴いたことのある曲、吸い込まれそうな高音の「Only Love~」の部分が良い。

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12月8日(水)木枯らしに八十年のパールハーバー ●冬時雨八十年の涙雨

NHK特集、<エゴノート?>戦争に従軍した兵士の手記、本音を集めて戦闘の実像を描く。戦場と国内の違いが印象的だった。もはや生き残った人も少なくなり、生の声も絶えて消えていくが、最後にと声を上げる人達も出てきた。実体験の言葉は重く、改めて考えさせるこの国の出来事、今につながる過去の悲惨な戦闘で、苦しみもがいた普通の人達。

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12月9日(木) 賑やかに冬街路樹のメジロ(今や住宅地や商業地の僅かな緑が生活の場)

ラジオの情報:身近な野鳥、雀と燕が20年前と比べ減ってきているとの話。

国の予算がカットされる中、6年かけてボランティアで野鳥生息数を調査した人達に感謝。

20年後はもうこの調査が出来なくなるのでは?と不安がっていた。

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雀は31,000羽から21,000羽へと30%減。燕は15,000羽から9,000羽へ40%減。とても悲しい話だ。原因として営巣場所:屋根瓦の減少や餌の虫、田んぼの減少などでは無いかと推測していた。農薬によって小動物が激減した事実も。代わりに外来種のガビチョウやワカケホンセイインコが増えてきているらしい。春の鶯の声、大きな声はガビチョウが殆どだ。緑のインコはまだ近所では見かけない、これら外来種は逞しく、都会に適応しているとのこと。

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人新世、人間の活動が変えた自然環境の為に他の生き物が影響を受けている事実。台湾リスやアライグマ、ブラックバスなどあげれば切りが無い。本当にこの温暖化によってもっと大きな自然環境の変化が起こるのではないか。民間人の宇宙旅行などと浮かれた話をしている場合では無いと思う。金持ちだけが地球を捨て生き残れる、と言う話なのだろうか?

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12月10日(金)半月に帰宅せかされ冬の宵

すぐ暗くなる、見上げると半月。じきに冬の夜空、星や月が綺麗になる。

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12月11日(土)買い物の一度で済まぬ冬日かな

家電の買い換え、用事が一度で済ませられない、記憶に不安。地元の電気店が新装開店、不調の冷蔵庫を見に行き一旦決めたが、サイズの確認不足で機種変更、再度来店を求められた。

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12月12日(日) 震度三 冬の陽射しの凍り付く

ジムでトレーナーが地震の揺れを告げた。すぐに気づかなかった事にも、後で怖くなった。

このところ、各地で地震のニュースが続いている。海底火山からの軽石漂流もあったし。

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12月13日(月)月冴えて吹雪予報や北の国

今週は寒くなる、日本海沿岸は大雪予報も出ている模様。

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12月14日(火)冬ざれのケンタッキーやトルネード

巨大な竜巻に破壊され、戦争の跡のよう。冬ざれ、は景色が枯れ果てた様子の事で、破壊された街の景色とはそぐわないかも知れないが、何とも言いようのない恐怖感でTVを見た。

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横浜の初雪便り空見上ぐ

14日午前9時半頃らしい。こっちは横浜より少し南だからか?まだ雪は降っていない。

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12月15日(水) ●小春日に各駅停車の平和かな(すいている時間帯、皆のんびりな感じ)

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12月16日(木)起訴を消し書き換えも消す冬の闇

森友起訴、国が賠償受け入れで幕引きを計る、また国交省の8年間に渡る統計書き換えが発覚。政治の闇が広がった。赤木さんは自殺した夫の死因を明らかにしたい一念であり、賠償目的では無い。新聞によると裁判官すら知らされていなかった国の対応。事実を隠す意思しか感じない。私達の税金で事実を隠蔽する異常な対応だ。

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また、国交省での統計書き換えは素人の自分には仕組みが良く分からないが、アベノミクスの数字を作り上げる為ではないか?と勘ぐる。本当に、いつまでこんな政治が続くのだろうか。韓国、中国や北朝鮮の体制を見下す前に自分たちのやっていることをきちんと総括するべき。

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2021年、令和3年も押し詰まってきました。新しい年がやって来るというワクワク感はほぼありませんが、出来ればコロナが収束してもうマスクをせずに生活が再開できたら、嬉しいかも知れないですね。

元気で新しい年を迎えられることを心よりお祈りします。

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十一月:霜月、霜降月

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衆議院選挙:戦後3番目に低い投票率野党共闘は惜敗、維新が三倍増。政治はより右よりへ向かうのだろうか。市民連合と政策協定を行った政党に増えて欲しかったが。

選挙結果への論評、14日付東京新聞田中優子氏:法政大学前総長の意見。国民の4分の1が決める国、という記事が「今回の選挙の結果」を示唆していて、なるほどなあと思わされた。

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最も深刻だったことは低投票率、約54%。固定支持層の多い与党に有利だった事。与党が社会の多様性を認めたくない理由は、目指す国家像が明治時代の「家父長戸籍制」による家族と国家。多様性は認めない、男と女が子孫を作り国家に奉仕する家庭のみを家族とする考え。現行憲法の個人を基本とする考えとは異なる。自民党憲法改正草案は現行2/3以上の賛成を1/2で改正できるとしている。つまり半数の国民に選ばれ、その半数で明治時代に戻せる?4分の1が決める国、となる。今回の選挙の結果がこんな事に繋がらない事を祈るしか無い。

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11月1日(月) 銀杏イチョウ葉のひらひら落ちて紋黄蝶

銀杏の下を歩いていたとき、黄色の葉が落ちた、と思ったら黄色い蝶がヒラリと飛んでいった。

鬼ゆずのゴツゴツとして網の中(獅子柚ともいうらしい、盗難防止かネットを張ってあった)※写真:手前はオオバン、奥側はバン

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11月2日(火)淋しさや落葉が下の先祖達:一茶

淋しさや風情は消えて落葉ゴミ

昔の落葉は墓守もした。ゴミとなる現代、じっくり時間をかけ自然に帰していく余裕は消えた。

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11月3日(水)文化の日はつ雪のひつつき易い皺手哉:一茶

バス停の日だまりにある文化の日(ちょこっと風が冷たい、予定が狂い家に帰るバスを待つ)

冬枯れの日々草や石に咲き日々草、まだ咲いている。落ちた花が石にへばりついていた。)

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11月4日(木)青空に指で字をかく秋の暮れ:一茶

青空に指で丸書く冬の朝(この時期らしい天気、フレームが壊れ眼鏡を買い換えに行った。)

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11月5日(金)夕紅葉 芋田楽イモデンガクの冷たさよ:一茶

道すがらひとつ拾いし柿紅葉(柿の落ち葉には赤や緑や黄色が混じり綺麗だ。)

行く秋に想うこと無し飯を食う    毎日はただ過ぎるのみ柿紅葉 

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11月6日(土)蕪村の句:小鳥来る音うれしさよ板庇冬ざれや小鳥のあさる韮ニラ

朝あるく小鳥の声と二人連れ(歩くと小さくチッチッチッと鳴く、姿は見えないが、ついてくる。)

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11月7日(日) 立冬:ナナカマド探しあぐねて冬に入り(近所のナナカマドは切ったのかな?)

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11月8日(月)短日:短日の桜紅葉や風のなか

短日やリュックは重し背には汗

日が短くなって、つい厚着で出てきたがまだ陽射しは強め、汗をかいた。

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11月9日(火) 手渡しに宅配届く夕時雨シグレ

激しい雨の中、大きな荷物が届く。宅急便の車は玄関近くに寄せて駐車してくれた。

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11月10日(水)小春 虎落笛モガリブエ首輪点滅黒い犬 

夕方、薄暗く時折強い風が吹く中、散歩中の黒い犬、急に首輪のランプが点滅し驚いた。※虎落笛:ヒューヒューと鳴る冬の強い風。

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11月11日(木)朝寒:朝寒や今朝こそストーブつけるかと

化石燃料を燃やすのは温暖化の原因だとか、でも朝方などは寒いのだ!まだ我慢かな?

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11月12日(金)冬菊、寒菊:冬菊のひとつも咲かぬ神社脇

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11月13日(土)物忘れ凩コガラシのなか富士の雪

物忘れが酷くなった!落ち込む朝に富士山の雪が綺麗に見えるではないか。

ポスターの作り笑顔や冬寒し(眼鏡屋で待たされる。所在なくポスターの女性を見る)

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11月14日(日)帰り花:植え込みに心細げな帰り花

躑躅ツツジの花、この時期に白い花が咲く。

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11月15日(月)枯菊: 枯れ菊も賑わす今朝の裏通り

裏通りの石垣に枯れ菊。木の葉も落ち、草も枯れだんだん寒くなってきたなあ。

雲裏の夜の帳トバリが明ける冬

夜明けが遅くなってきた、雨戸を開けるとまだ黒い雲の先に、うっすらと光を感じる。

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11月16日(火)千鳥:風渡り干潟の千鳥固まりし

有明海の干潟にはもう冬鳥が沢山来ているだろうな。もうそろそろコロナも落ち着くだろうか。

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11月17日(水)縄跳び:縄跳びの終わる頃には赤き月

満月までもう少し、今夜は赤い月が出ていた。縄跳びが冬の季語とは知らなかった。

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11月18日(木)里山公園に行く。ジョウビタキの雌に出会えた。

引っ越しの塀に残され冬薔薇ソウビ 

交差点景色消え去る冬西日

公園からの運転中、夕方の低い西日にホワイトアウトのように景色が一瞬消える。

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11月19日(金)部分月食、月が欠けた状態で出てくるが、ほぼ皆既月食月出帯食

歩道橋冬月食スマホ

人波に気づいた時は戻り始め。スマホでは月はもっと小さくしか写らない。合成です。

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11月20日(土)冬の川:冬の川烏カラス見下ろすプラのゴミ

河原に引っかかったようなプラゴミ、いつまでもそこにある。冬水が減り余計ゴミが目立つ。

二年過ぎ眼鏡の度数変える冬 

養老孟司さんの本を読んだ、目にレンズを入れて本が読めると喜んでいるらしい。医学者だったくせに医者嫌い?でも必要性は認めている。面白い人。

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11月21日(日)柊ヒイラギの白い花みる曇り空   マスク取り鼻で吸い込む冬の朝

冷たい空気でも時々深呼吸すると、落ち着く事がある。マスクは皆相変わらずつけているね。

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11月22日(月)小雪ショウセツ:温暖化小雪ショウセツの日の雨模様

二十四節季のひとつ、山間部は雪もあるが昼間は暖かく花が咲く小春日和だったりする。エルニーニョの暑い夏とラニーニャの大雪はセットのようだ。この冬は暑い夏、秋を過ぎてどうなるだろう?もしかして大雪かな。

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11月23日(火) 勤労感謝の日出勤や勤労感謝祝う朝

祝日でも働く人は多い、頑張って働く人達に感謝。体に気をつけて欲しい。

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11月24日(水)凩コガラシや十四の悲劇胸の底

中学生の同級生殺害事件、思い出の底に引っかかる。何だろう、普通の暮らしの人達が事件に巻き込まれ、悲しい結果になるニュースが多い。

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11月25日(木)冬健診採血パッドの赤い星

年一回の健康診断、丸い止血パッドは満月のようで、外すと赤い血痕がポツンと残っていた。

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11月26日(金)冬の浜:軽石の流れ着く頃冬の浜

沖縄から始まり関東方面にも流れ着いた軽石、近くの海岸にもやってくるだろうな。

人影や松の枝先冬夕焼フユユヤケ

松の枝越しに夕焼け空が綺麗だ。黒い枝先に人影もかぶっていた。

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11月27日(土)冬籠:オミクロン、南アフリカの変異種、新たな脅威となるのか??

オミクロン名前調べて冬籠

新種はワクチンをすり抜けるらしい?また感染拡大の種になるのか?24文字あるギリシャ文字の15番目、オミクロン。13番ニュー、14番クサイは他と混同しやすいので使わないとWHOが命名。クサイはXiと表記し習近平氏の名字らしい?良く分かりませんし、どうでも良い事ですが。いろは、は47文字、あいうえお、は50文字と+「」かな?

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11月28日(日)牡蠣:牡蠣殻の有明海に日は落ちる

しばらく見ていない干潟、一面の牡蠣殻をふと思い出す。

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11月29日(月)霜:冬夕焼 忙し人の通りすぎ

この時期はすぐに暗くなるから、何となく皆早足で通り過ぎていく。

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11月30日(火)鰭酒:零時より門を閉め切る冬日

珍しく政府の決断が早かった、新型の蔓延を少しでも減らす体制、医療機関の再構築を今こそやって貰いたい。でも本当にやっかいなウイルスだ。

世界中震え上がらすギリシャ文字(すでに日本に入っていましたね。)

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ちょっとしたことで腰を痛めてしまいました。思ったより長引いていて基礎体力の衰えを実感しています。今回も同じような写真でちょっと淋しいですね。

ジョウビタキの雌が意外と近くまで来て連続で撮影出来ました。後で見直すと現場では気づかなかった事、ほんの些細なことですが、止まり木からヒョイと降りて戻り餌の草の実?や虫を食べていましたが、食べ終えて口を開ける仕草をするのです。どうやら草の実を食べて消化できない種をオエッという感じで戻している様に見えます。この種はもしかして地面に落ちて新しい芽を出すのだろうか?等と適当なことを考えています。もしそうなら嬉しいなあと言うことなので詳しい人に聞いてみようかと思っています。

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十月 神無月

雷の無い月、神去月、神在月、新米で酒をかもす→醸成月カミナシヅキ、醸すカモス:昔は噛んで潰した米から酒を造っていた。古事記日本書紀にそんな記載があるとか、アニメにもあったような?

公園で見かけたクヌギの木に突き刺さった姿のオオスズメバチ。樹液に酔ったのかな?

野鳥が来る水場近くの木、多分クヌギだと思いますが、この時期スズメバチ等が集まります。

違う年の十月にも同じ公園の同じクヌギで、蜂のヘンテコな姿を何度か見かけ撮影しました。

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10月1日(金) 野分け前予兆の風や萩ゆらす(台風が来る予報、風が強く成ったようだ)

セリーヌディオン台風を忘れさせ(台風の影響で、風雨が強くなった。好きな曲で気を紛らわす)

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10月2日(土) 生姜干す台風一過空の青(台風が過ぎ、30度まで気温上昇の予報。)

絡み合って動かない蜂2匹、闘っているのかペアなのか?でも、固まってほぼ動かない。

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10月3日(日) 蒼旻ソウビンの飛行機雲の尽きる先(二本の飛行機雲、徐々に青空に吸い込まれる)

蒼旻ソウビン=澄み切った秋空、秋天、秋旻シュウビン>

蜂たちはやはり樹液に集まったような感じ。クヌギは樹液を沢山出す木らしい。

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10月4日(月) 小窓開け夜陰に聞くはカネタタキ(チッチッチの声を頼りに名前を検索。)

あんドーナツ帰りに買いし秋の風(外で食事と思ったが、帰りがけにパン屋に寄る。)

If we hold on together(共に諦めず頑張ろう?)ダイアナロスの優しい声が聴きやすい曲。

この蜂2匹、木の幹から転げ落ちた感じだが、まだ絡んでいた。hold on togetherかな?

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10月5日(火) 目薬の蓋の色なり秋夕焼アキユヤケ (オレンジ蓋の緑内障の目薬、毎日2回の点眼。)

剪定センテイの柿の枝先 空広し(近所の柿の木、茂っていた葉が剪定されて空がよく見える寂しさ)

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クヌギの木に止まったルリタテハスズメバチに混じり、やはり樹液に集まってくる。

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10月6日(水) 南天の赤ポスト八十四円南天の実はいつも赤いが、封書は84円に値上げ)

爽やかな朝、84円の切手を貼り歩いて近所のポストに封書を投函。脇の家には赤い南天の実。

ルリタテハ、羽を閉じると木の幹と同化する。安全に樹液を吸うためのコスチュームかな。

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10月7日(木)栗つぶす縄文人になりきりて

縄文時代、栗は貴重な食料だった筈。蒸かした栗をひたすら突く、栗きんとんに先祖を思う)

秋風よワクチンの熱吹きとばせ(家族が2回目の接種後、38度の高熱。若い方が熱が出る?)

逆光に薄ススキの銀波揺蕩うて(たゆたう:ゆらゆらする様)午後の逆光線、ススキの穂白く光る。

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10月8日(金)近所の人に貰った、夏みかんスダチそして花梨カリン。

梨に無し花梨の頑固秋の空(花梨のゴツゴツした顔は嫌いじゃあ無いけど、梨なら食うけど)

そういえば以前も残った花梨の実(そのままでは食えないからなあ?蜂蜜に漬けるらしいが)

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10月9日(土)

秋暮れし「花束を君に」口ずさむ(自分には似合わないけど、気に入った宇多田ヒカルの一曲)

沁みいりてソプラノサックス秋の夕(ケニーG:サックス奏者、ソプラノの音が秋に似合う)

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10月10日(日)雨の朝雀スズメハマグリになりたり(そういえば、雀の数が少なくなったかな?)

雀蛤になる二十四節気の一つで、晩秋の季語)雀の姿が見えなくなった、きっと海に潜って蛤になったのだ、という季節感の表現。冗談のようだが、俳句の季語としても残っているのが面白い。自然が豊かだった昔の名残なのかな?あまり成り立ちが理解できていない季語。)

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10月11日(月)一人きりふと三日月や雲の先

(たまたま見上げた雲間に三日月、カレンダー上は祝日スポーツの日が残っていた今日。)

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10月12日(火)秋曇りこんな日に聞く母の声

(急に母の声が聞こえた?そんな気がしただけ、どんよりした天気のせいかな)

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稲刈り田 百舌の高音は風を裂き

(公園の田んぼも刈り入れが終わった様子、脇に立つ木の天辺でモズが甲高く鳴いていた。)

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10月13日(水)銀杏の薄皮剥がす台所

(スーパーで銀杏の種も売っていた。ペンチで軽く割り封筒に入れ、レンジで2分、殻と薄皮を取る。小さいときは足で皮を剥き、焚き火に放り込んだような?思い出がある。)

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10月14日(木)山雀(ヤマガラ)もエゴの木もサステナブル (Sustainable:持続可能な)

久々、カメラを持って公園へ。以前、10月に見たオシドリを期待したが今回は会えなかった。

他の人に山雀とエゴの木の実について教えて貰いました。白い花をつけるエゴノキ、秋の実は山雀の大好物です。丸みを帯びた実が実ると、山雀はその柔らかい実を剥がし種の殻を割り、白い中身を食べます。また、沢山集めた実を蓄えて備蓄食にもするそうです。

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リスが備蓄する木の実もそうですが、食べ忘れた種で木が増えるという、エゴの木の生き残り方法でもあるようです。さらにエゴノキの害虫「チシャ虫」も山雀の好物だとか。虫食いで地上に落ちた実を、山雀は上手に割って中の虫を食べます。エゴの木と山雀の共生関係、昔から続いているのです。これこそサステナブル(持続可能)な生き方ですね。

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山雀が実を口にくわえる様子を「ヤマガラ提灯」と言う?そうです。でも、枝が邪魔で上手く撮れませんでした。今回、この話を教えて貰い、あまり珍しくなかった山雀が急に貴重に見えてきました。自然自体の生き残り策は地球への負荷がなく、生態系と調和したバランスの取り方です。人間と違ってこの星を痛めつける二酸化炭素やプラスチックゴミは出しません。

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10月17日(日)秋寒の賑わい戻る不安かな

(本当にこのまま落ち着くことは無いだろう、と思いつつ待ち焦がれた生活に街は賑わう。)

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10月18日(月)陶器屋の蘊蓄ウンチクも売る秋の午後

(小さい雑然とした陶器屋で、沢山の陶器に囲まれ、陶器と磁器の違いを聞いている。)

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10月19日(火)晩秋に国の未来の選挙来る

衆院選挙の公示日、ニュースも拡大版だった。NHKの悪口をN党の政権放送で聞く。)

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10月20日(水)壁赤く染めて落ちゆく今日の秋

(夕方、青い空のなか雲の端や家の壁が少し赤く染まる、ほんの一間の秋夕景)

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10月21日(木)秋寒の景色窓外治療前 

(定期的に治療を受ける、椅子に座って窓の外を見ると数ヶ月前と違い秋の気配。)

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10月22日(金)冷スサまじや生ゴミの日に飛ぶ烏カラス(カラスも餌を探すのに必死です。)

(冷スサまじ:秋の冷気が行き過ぎて寒さを感じるとき。)

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10月23日(土)秋晴れや雲大股に水溜まり

(雨が上がって風は冷たいが良い天気、道路の水たまりに空が写る)

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10月24日(日)いきなりの富士の高嶺や雪化粧

(先日の雨も富士山では雪だったのだろう、白くなった山頂がいきなり見えてきた。)

ダウン出し汗ばみ歩く秋の風(まだ陽射しがあれば、汗ばむ午後。最近の寒さに冬支度を始める)

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10月25日(月) 秋深し我が家はレンジで芋を焼く芭蕉秋深き隣は何をする人ぞ、と聞かれ)

秋寂アキサビに無印のカレー食べており(レトルトのカレー大盛り一つを二人で食べる。)

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10月26日(火) 十月尽この国の未来決めんと(末日だから尽、31日は投票に行こう)

いよいよ投票日が近づきました。先だって実施された参院補選、山口県静岡県で各々自民と立憲が勝利しました。今回の選挙がどうなるのか、いろいろな予測が出ていますが、若い人達の投票を呼びかける行動や事前の投票が増えた事など、少しずつ以前と違う様相も出ています。

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元総理経験者、以前「有権者は寝ていて貰いたい!」と言った馬鹿な政治家がまだのさばり「温暖化で北海道の米がうまくなった」とか変わらず的外れなことを言ってます。地球が直面する気候変動の危機について何も考えていませんね。今のこの国の政治に望む事は、誠実に気候変動やウイルス感染から私達一人一人の命を守る事です。リニアや原発維持では無いですね。

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今、地球の自然は人間の経済、産業活動で痛みきっています。もはや地球に切り開く未開地は無く、残った自然をどう保全し、継続するかが問われているとも思います。経済の成長か分配か、などと言っている場合では無いと思います。将来を担保できる政治家、政党を私達一人一人が選ぶ事が大事ですね。今月末の投票は忘れずに行こうと思います。