つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

<5月1日改元の日、帰省する。>

金木犀 ⇒ 銀木犀だった事)

金木犀と思い込んでいた木は、花が白っぽいので銀木犀と呼ぶらしい。また根元近くに昔水路だった小さな暗渠がありどうやらそこがタヌキのねぐらとなるようだとも知った。もう少し暖かくなるとマムシが出てタヌキは場所を変えるらしいとも?ここで一夜を過ごしたがタヌキやマムシとも遭遇せず一安心だった。隣家の100歳お爺さんはついに家を出たらしくまた無人の家が増えていた。

 

●人絶えて 春枝伸ばせ 銀木犀 ●ドロタヌキ マムシに追われ 夏は来ぬ

f:id:dorotanuki:20190523211254j:plain

ますます枝を広げ伸ばした銀木犀、人は消えていくが出来るだけ残って欲しいと願う

(庭に残った臘梅の木)

●不帰の日に 朝陽蝋梅 抱きおり ●旅立ちし 蝋梅光る 朝も見で

f:id:dorotanuki:20190523211932j:plain

実家の庭に蝋梅の木を見ると病に倒れ1年以上意識が戻らぬ後に一生を終えた姉を思い出す。 倒れた年の一月に庭の蝋梅の花に朝日が差していた事を思い出した。この5月、その木の実を見た。

●蝋梅の まろき実のあり 春包む

f:id:dorotanuki:20190523212507j:plain

初めて知った蝋梅の実 そのふくよかな形の実に包まれた種に新しい命を想う。