つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

<小さな庭の花達:5月>

ハナミズキ

●ニューヨークの 街路華やげ ハナミズキ ●遠き日の 憧れおぼろに 花水木

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この花の名前を知ったのは、アメリカの道路端で並んだ木に一斉に咲いた華やかさに遭遇したとき。 それからこの花とニューヨークはセットで記憶されたようだ。実際に北アメリカ原産との記載あり。 花のように見えるのは顎が変化した物らしいが、風に揺れる姿は独特の強さとしなやかさを感じさせる。

(夏椿、姫沙羅)

●密けきや 葉陰の君の 夏椿 ●憧れの 君薄紅の 沙羅落ちぬ

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夏椿、姫沙羅とも呼ぶ。5月、葉の中にひっそりと咲き次の日には椿の名のとおり花ごとポトリと落ちていく。

(蜜柑の蕾)

●故郷春 蜜柑白蕾 雫帯び ●人の絶え 摘蕾も無し 花蜜柑

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帰省したときに見る蜜柑の花、昔は蜜柑の摘果や消毒で忙しく働いていた父母や兄を思い出す。 ※摘果ではなく摘蕾作業があるのはネットの夏井いつき氏の記事で知った。