ドバイからまた8時間くらいの飛行時間で時差の中を移動していると時間の感覚はどこかに飛んでいってしまう。何とかポルトガル時間の12:35に到着。荷物の引き取りでトラブルがあったが、無事にホテルに到着した。正直、来る前の心配事は細かすぎて、現場では何とか行動するしか無いことを実感させられた。
今回のホテルは、後で便利な場所に立地していることはわかったが、リスボン市内の為か三角形の敷地に合わせた為か、部屋がクネクネと入り組んでいてロビーやレストラン等の位置が中々つかめなかった。スーペリアという中程度のレベルと言われたが、部屋の外の音は結構入り込んで来る。リスボンは古い街でトラム(路面電車)や短いケーブルカーが主に観光目的で古い姿を保ち運営されていた。日本との関係も意外に深く、昔は長崎が日本の窓口だったので、私の田舎にも言葉など色々な影響を及ぼしていたことを徐々に知ることになる。
着いた日の午後、翌日のツアー参加の場所を確認のため外へ出る。この日は地下鉄のカード購入と乗り方を覚えた。券売機は言語がポルトガル語と英語で切り分けできたので英語画面で何とか理解できた。
●夏異国 行き交うトラム 淡き恋 ●坂トラム つなぐ長崎 ポルトガル:季語無し
ヨーロッパの雰囲気は石造りの大きな建物、ポルトガルも同じだろうなあ。この国は200年周期で大きな地震が起きているらしく、貴族階級が住んでいた王宮もあった地域などは壊滅的な被害を受けたが、一般人や貧しい人達の住んだアラブの色が濃い狭くて入り組んだ地域、アルファマ地区などは残ったらしい。
長崎も狭い道が多かったがリスボンの旧市街はもっと複雑で入り組んでいるが、それは敵の侵入を防ぐ為でもあったらしい。そんな旧市街の細い道にもトラムが入り込んで車もゴチャゴチャと入っていく。この国だけではなくヨーロッパがイスラムの支配下にあった歴史を物語る街並み、坂道を上がり下りして迷い込んでしまいそうなのはまるで、アラビアンナイトの物語の世界だ。ドアにシルシをつけなくっちゃ。
- イワシ焼く 煙切り裂き トラム行く