つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

2019年 夏から秋へ:絵を描こうと思ったこと。

1:7月、家内の野菜を作っている友人から貰ったというキュウリやトマトそれにプラムが気に入って写真を撮る。無農薬のせいか痛んだ姿のキュウリや熟れきったプラムに、店先の綺麗な野菜とは一線を画す正直さを感じラベンダーのドライフラワーと野菜達を併せて写真を構成してみた。そして久しぶりに絵を描きたくなった。

f:id:dorotanuki:20191027113628j:plain

最初に色鉛筆でスケッチをしてみる。

f:id:dorotanuki:20191027113806j:plain

それから何も描いていなかったスケッチブックを引っ張り出し彩色。久しぶりに使ってみた水彩絵の具、固まったり色が無かったりで筆を買ったり絵の具を買ったり大童を楽しみつつ色をつけていった。もっと淡い感じに仕上げたかったが自己流の悲しさ、背景に描いたカーテンがアワビの殻になってしまった。

●生(き)のままの 赤きトマトよ 無農薬 ●筆運ばん 朽ちゆく季節 とどめたく

f:id:dorotanuki:20191027114001j:plain

引きこもり生活の良さは、ある程度自分の好きなことに集中できること。折角筆や絵の具を買い足したし、こちらも以前買って放置したままのパレットに久々の油絵を描きたいと思い立ちそこを最終ゴールにすることでいくつかの下絵?を水彩で描くことにした。

2:ほかに何を描こうか決めかねていたとき、娘から折角海外に行ったのならその風景を描いてみたらと言われその気になる。ポルトガルの写真を見返して何枚か候補を決め、旅行パンフで見るような景色は避け,しかし気に入った路面電車と古い建物の景色に挑戦してみた。風景は輪郭が大切なので普通は使わないレタリングペンできつめの下書き線を残し古い街並みの雰囲気を出してみたかった。結果は今一歩だったが嫌いでは無い。

 

  • 道深く歴史埋め込む国の有り

    屋根や壁の陶器廃材は砕いて道路に敷いてあった。濡れると滑りやすい点もあるが穏やかな風景を創っている。

    f:id:dorotanuki:20191027114803j:plain

    リスボンにて

何度も塗り重ねて壁のタイル張りが感じられるようにと苦戦したが思うように行かず、下書きの線も結局絵の具で塗りつぶし構想したような効果は出せなかった。まあ良いか、と言う自己評価。娘は携帯で友達に送り、絵はがきの絵の様?との反応があったと言っていた。微妙な評価?

3:調子に乗って次に以前撮っていた富士山の写真を題材に、わかりやすい絵を描いてみようかと思い立つ。保存した写真は朝晩のダイヤモンド富士、パール富士が多いが、絵にするのはかなり難しそう。写真の実在感を絵で表現するのは自分には難しすぎる、そこで昼間の富士山を選んだ。12月のパノラマ台から見た富士山、出来れば今度こそ水彩らしい淡い色で描きたく、色鉛筆の薄い下書きを行った。でも未だ色がつけられない。これも難しそう。

f:id:dorotanuki:20191027115014j:plain

富士山の輪郭線はしっかり描かないとポイントが無くなる。この日は快晴とまでは行かなかったので空も真っ青にはならず、湖面も少しくすんだ色で周りの草や木々も冬枯れの淡い色合い、色をつけて表現するのは思ったより難しそうだ。 写真を撮った時間が午後のためくすみ気味の空だったようだ。朝の空はもっとクリアだもの。

もう一枚写真を探す中で面白いものがありそちらも併せて下絵を描くことにした。日の出前の富士山の黒い山肌と赤く染まっていく雲の姿がドラマチックな一枚があった。

先にこちらを彩色してみたが、これが油絵向きかも?水彩では雲の端がぼんやりとして動いている雲がうまく描けない。まあこんなもんかな?

  • 一瞬を 魅せるこの星 永久であれ

f:id:dorotanuki:20191027115230j:plain

写真ではほぼ真っ黒な山肌、水彩で黒を塗ってみるが単色だと力が弱い感じで青い色を重ねたり、最後は茶色系を重ねた。またこの絵は子供が使い残したポスターカラーを初めて使ってみた。何十年も前の使い残しのものだったが普通の水彩と少し発色の感じが違うが、ほぼ同じかな?と感じた。

ちなみに元の写真はこんな感じ。

f:id:dorotanuki:20191027115458j:plain

9月、富士山の絵に彩色を試みる。

f:id:dorotanuki:20191027115625j:plain

12月パノラマ台から見た富士山、裾に広がる新芽が淡い色をつけていた。松の常緑が枯れた景色のワンポイント。空の色を水彩で淡く一律に塗るのはやはり難しい。山肌の雪や雲は色をつけずに表現したかったが、左斜面の風に舞う雪の感じなど、思いとはほど遠い。思ったよりは良い感じに仕上がりこんなもんかな?と思えたのがせめてもの救いだ。

最終の候補として考えても良さそうだ。油絵に合うのは明けの雲の色が描ければそっちだと思ったが、この風景も面白いかも知れない。まあ家族の反応は「好きにすれば」という感じなので必要ならキャンバスを買い足せば良いし。

元の写真(フードの影が入った失敗作だが)

  • 芽吹き見つ 吹き上がる雪 来る春へ

f:id:dorotanuki:20191027115903j:plain