つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

6月・水無月3(21日から30日)

普通の日々が戻った様な報道も多い中、東京の感染者数はまた伸びています。これアラートを出した頃の結果です?海外もまた波が来ており、普通にはまだ遠い現状ですね。

 

21日夏至河童(カワタロ)の 気配背負いて 川遊び

小さい頃、夏場は近くの川で水遊び、河童に気をつけろと言われ少し怖かったが、遊び出すと忘れていた。まだ河童が居た古き良き時代だったのかな?川の中には、ハヤ、ドンポなどがいた。ドンポ:小さなハゼみたいだった。標準和名:クラカケトラギス?知らん名前。ハヤ:実際はハエと発音していた、標準和名ウグイ、またはヤマベかな。

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22日:万緑の 影踏みしめつ 登る坂

山の中に踏み込んだ後は、目の前の石ころを見て足を運び、坂道に汗をかくしかない。先の気持ちよい景色を目指し一歩ずつ。峠で汗をふき周りを見渡し、初めて緑の深さを知る。

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23日:コロナ無視 オリンピックの 顔出すや

IOC国際オリンピック委員会1894年6月23日クーベルタン等が首唱し創設。

NGO非政府組織でNPO非営利団体。広告収入だけ、でも最近の活動には巨大なマネーをうごかし国まで巻き込む利権ビジネスの匂いが消えない。コロナ感染数を取り上げなくなった都知事は来年夏のオリンピックを待っているのか。政治家も国民を馬鹿にしていると逆襲されるかも!?(捕らえたザリガニに逆襲される、アオサギ。)

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24日:信号機 見上げた先の 雲の峰

今年は中止の6月24日伊勢の御田植、伊勢神宮の神田に苗を植える行事。秋には実った稲の刈り入れも宮中の大事な行事。でも庶民の末端たる私は、田植も忘れ季節を忘れ日々を過ごしている。俳句もどきをつくって遊んでいるときだけ、昔からの生業(ナリワイ)を思いだす。反省。この国のお百姓の仕事も宮中だけになっていくのかな?今年も田植をした友は偉い。

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25日:夏に割れ 70年の 苦悩あり

朝鮮戦争、1950年6月25日の勃発から1953年7月の休戦まで。今も不安定なまま。

2009年ソウル昌徳宮の屋根。この飾り達は屋根の上から幾多もの戦火を見たのだろう。

同じ民族が二つに割れて戦うというのは自分の身としては考えられない、でも現実。

色々な状況の変化で、韓国と北朝鮮が融和していくような気配は消えてしまった。

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26日:アゲハ蝶 二頭舞う宵 帰り道

夕方の帰宅路に影絵のように二頭の揚羽蝶が舞っていた。片方の動きをもう片方がなぞるように時に優雅に、時に激しく飛んでいた。暮れる時間はこれから少しずつ早くなって行く。

小笠原諸島1875年日本の領有確立。一旦アメリカに施政権移り1968年6月26日返還。

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27日:合間には 三十五度も 雨催い

梅雨寒という感じの日もあるが、合間に晴れると急激に気温が上がって場所によっては35℃を越えたりと極端に変わっていく。一昨年、夏場のあまりの暑さにエアコンを買い替えた。それまで古いエアコンは不経済なので扇風機で凌いでいたが、さすがに実際の暑さに参りその後はほぼ毎日エアコンで凌ぐ日々。コロナが暑さで消えてくれれば良いのだが。

雨催い:アマモヨイ、今にも雨の降り出しそうな空の景色、雨模様。

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28日:ヤマモモの めぐみ踏みゆく 街暮らし

田舎の初夏に山で探した山桃、甘いものが少ない子供時代には赤黒い色の実を見つけると嬉しかった。街路樹の山桃の実を久しぶりに食べてみたが、なぜか同じ味には思えなかった。

熟れて街路に落ちた実は踏みつぶされてしまう、なんだかちょっと悲しくなった。

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29日:二番子の 声いずこやと つばくろに

駅近くを歩いていると、いつもより数が多く、元気よく泣き飛び回るツバメたち。車すれすれまで降下していて、見ているとヒヤリとするが見事にかわしていた。蒸し暑い陽気で羽虫もたくさん出たのかな。※ツバメは4月~6月と6月~8月の二回子育てをする。

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30日:マスクより 茅の輪くぐりの 大祓(オオハラエ)

スサノオノミコトがもてなしのお礼に授けた茅の輪を身に着けたり、くぐることで心身を祓い清め、病魔にも負けない力を授けてもらうという、いまやアニメでしか出てこないような世界観です。でもコウモリ由来のウイルスには神頼みぐらいしか今は無いのかも。

大祓、古来六月と十二月の晦日(つごもり)に在京の百官を朱雀門前に集め万民の罪、穢れを祓った神事。現代の百官たちは自分の利益だけを優先していますね。お払いが必要かも。

そうだ、神社の大きな木の洞で子育てをするアオバズクなら、お祓いが出来るだろう!!

みんなの無病息災を頼んで見よう。子泣き爺のような顔をしていたから、きっと役に立つ筈。いい加減な政治家より頼りになるぞ!ねっ。

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