つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

2021年五月、後半

May:ローマ神話、豊穣の女神マイアMaiaからとったMay。響きの良い言葉、でも5月後半は爽やかな五月は続かず、梅雨空が広がる予報、大雨による被害も心配されている。

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5月16日(日) 姫沙羅の葉叢(ハムラ)秘かに花抱き 

今まで夏椿と姫沙羅は同じものだと思い込んでいたが、確認したら別の花だった。我が家の花はどうも花のサイズが小さい姫沙羅のよう。よく見ると葉陰に白い小さい花が咲き出していた。

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姫沙羅の葉叢に白き少女花

クリムトの絵「葉叢の前の少女」白く膨らむ袖が姫沙羅の花のようだ。花は1日で散るようで、椿のようにポトリと落ちる、今年の五月は雨風の強い日も多く知らないうちに散っていく。

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5月17日(月) 雨模様の日、どうも九州は梅雨入りし強い雨が降っている様子、少し心配。

風五月花びら飾るアスファルト(薔薇の花も時折吹く風に散り急ぎ,道路の面を飾っていた。)

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戦争に正義など無しイスラエル日本の中山防衛副大臣イスラエルパレスチナ攻撃を理解できると支持表明?軽率だ!との批判。テレビに写るパレスチナの若者の腕がやけに細くて、困窮した生活を勝手に想像してしまった。大事な宗教行事を暴力で妨害されて始まった紛争、圧倒的な力の差、死傷者数の差が出てそれでも民族への侮辱に対し戦った。個人の意見と言いながら政府の副大臣の発言であり、リスクが大きい。防衛意識はどこにあるのだろうか?

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5月18日(火) 五月闇ワクチン頼り自粛かな

(五月闇:梅雨時の夜の暗さ。)ワクチンは少し不安だけれども、他に頼る物が無いのが現実。

通院しているクリニックに「ワクチン申し込み」と言う貼紙。確認したら20日からの市の受付には当面対応せず、個別の申し込みを受付中だった。すでに百人以上が申し込み済みらしい。一応、記入したが多分6月になるだろうとのこと。混乱しているオンラインや電話よりはまだ分り易い。今のシステム設計は全く信頼できないレベル、身近な医院の方が信頼できる。でも医療従事者、介護施設で働く人などの所謂エッシェンシャルワーカーが先なのでは?

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5月19日(水)薫風にアフガンハウンド背を丸め

(朝の散歩か、白い大きな犬が背を丸めて通り過ぎる,確かアフガンハウンドと言う犬種。)

驟雨くる箪笥の重き引っ越しや(予期しない強い雨、引っ越し業の若者達も家具運びに一苦労)

段ボール新居の主は夏の猫(外が見える場所に陣取って満足そうな猫、そこ片付けるよ!)

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5月20日(木) 二十日朝コロナワクチン狂騒曲

先日のワクチン受付は、申し込む意思の確認。実際に申し込める事になったら再度、クリニックに来てくれ,と言われている。毎日聞きに行くわけにも行かず、暫く経ったら行こうと思っている。住む地域は、今日20日からオンラインと電話で受付開始予定、他と同じ混乱が予想されるが、接種を7月中に終了しろ!の大号令が各地域にも飛んでいるようだ。

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5月21日(金)皐月晴れ白雲またぐ水溜り(水たまりに雲が映っていた、ヒョイと越えてみる)

やっとイスラエルパレスチナの停戦がエジプトの仲裁で合意。ガザ地区で232人、イスラエルで12人の犠牲者。ガザの犠牲者には子供も多く含まれている。

昭和史より>1948年(昭和23年)5月14日:イスラエル建国。この地区は元々イギリスが支配していたが、独立前日5月13日に一斉に引き上げた。翌14日がパレスチナ委任統治期限が切れる日。しかも、数時間後にイスラエルの指導者達が乗り込みテルアビブで建国を宣言した。

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これは世界史の中でも奇妙な出来事だった、との事。アラブ諸国、勿論パレスチナは猛反発し中東の紛争は未だに解決していません。イギリス、アメリカとイスラエルで話が出来ていたのでしょうね?この時の立役者はアメリカのトルーマン大統領だったそうです。世界のリーダーはもっと慎重にイスラエルの場所を決めるべきだった、と半藤さんは書いています。

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5月22日(土) 走り梅雨 燕(ツバクロ)の二羽低く飛び

雲が多めの日、虫たちも低く飛ぶのかツバメが二羽、低空飛行。身近な野鳥、この時期に街にも帰ってくる。人の暮らしに寄り添って生きてきた野鳥。人が暮らす環境が大きく変わって、街中での巣作り、子育てはとてもやりにくくなっている。それでも毎年帰ってくる。

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雀も同じで、この時期は雀の子も巣立つ時期。やはり瓦の屋根が減り近くに田圃がなくなり、生息数は減っているらしい。最近の住宅は野鳥を排除する、カラスなどから身を隠す庇(ヒサシ)隙間のある屋根瓦、破いてあれば入れる障子等が消えた。籠のペットは入れても野鳥は入れない世界、それが都会の姿。自分もそんな暮らしだ、喜んで入ってくるのはコロナウイルス位かな。

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5月23日(日) 夏場所は決定戦まで千秋楽(照ノ冨士が優勝。遠藤、貴景勝の奮闘もあった。)

クラプトンけだるく甘き五月闇  

Wonderfull Tonight、エリック・クラプトン、1977年の歌。当時の妻パティ・ボンドへの歌。

彼女の最初の結婚相手はジョージ・ハリスン。モデルで写真家という華麗な経歴の女性。

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浮かび来る夏山故郷ジョンデンバー

Country Road、1971年邦題「故郷に帰りたい」声が素朴で伸びやか、民謡のようでもある。

世界的ヒットで歌詞に出てくるウエスバージニア州が、2014年に州の歌に制定したとか。

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5月24日(月) 南天の花蜂花粉身にまとい

(ちらほら南天の小さな黄色い花が開き、花蜂がやって来る、お腹には花粉が付いていた。)

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洗車後の夏の陽射しと俄雨(点検で奇麗に洗車して貰い、帰り道に俄雨、がっかりの午後)

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5月25日(火) 夏日なぞ言わずもがなの陽の強さ(予報で25℃越す夏日、歩くと汗が出る。)

汗をかきワクチン予約の行き帰り(ダメ元で出かけたら、キャンセル分があり予約ができた。)

5月29日に一回目、6月23日に二回目接種の予約。個人医院にも相当なプッシュが来ているのかな?まだまだ、オリンピックは波乱含み、アメリカが日本を渡航中止、退避勧告国にした。

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5月26日(水) 枇杷もぎて枝ごと落ちる段畑

枇杷の木は枝が折れやすい、実を採るのに必死に手を伸ばし、何度か落ちた記憶がある。雨の多い時期に熟すから,余計に滑りやすいし。ま、鈍かったンだけど。山の段々畑にあった枇杷は美味しかった。

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5月27日(木) 五月雨(サミダレ)やダウンベストをまた探し(やっぱり雨の日はまだ寒い。)

五月雨や東京裁判ぬかるみし(引き籠もり読むが、こみ入った内容にあまり読み進めない。)

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五月雨のあがりし朝に露の草(俳句では露草は秋の季語だとか、6月から9月に咲く)

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5月28日(金) イソヒヨドリ今朝も訪ねるモールビル

この時期、海岸からショッピングモール近くに飛んでくるイソヒヨドリ。鳴き声で数年前に気がついたが、もしかして縄張りの一部なのかも知れない。マンション植え込みのソーラーパネル右に止まったが、携帯での撮影で、距離も遠く姿が良く見えない。奇麗な声でなく鳥。

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※磯鵯イソヒヨドリ:スズメ目、ヒタキ科。海岸や岩場で生息、名前はヒヨドリだがヒタキ科。

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5月29日(土)真夏日の予報五月にこの地球

(梅雨のようだと思っていたら、いきなり真夏日。体も地球も悲鳴を上げている。)

ワクチンの夜半肩痛五月闇(一回目の接種済、注射の時は痛みは無し,夜にかけて筋肉痛?)

ワクチンについても色々情報が出ている。接種時の痛みを気にするが、一説には何も症状が出ないのは、抗体の量が少ないケースもあり、痛みがある方が正常かも知れないとか。アナフィラキシーは治療が必要な状況だけど、良薬口に苦しと言ったところかも知れない。また、二回目の方が副反応は強めに出るとか。6月予定だが,少し心配かな。打てないよりましだけど。

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5月30日(日) ギャーギャーとオナガの夏や屋根の先

(独特の声が屋根の向こうに聞こえてくる、オナガが来る時期だ。姿はまだ見ていない。)

最近、衝撃だったのは入管でのスリランカ女性死亡問題。初めてTVで実際の画像、遺族の方の声を聞き,ショックでした。新聞やTVのニュースで文字だけ見て、説明を聞いてもあまり実感がなかったけど、外国人に冷たい国、仕組みだと思いました。「日本を信頼して来たんです、同じ事をされたらあなた達はどうしますか!」遺族の妹さんの怒りの声。重いですね。

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5月31日(月) 蒼穹の晴れ渡る朝五月尽(五月が終わります。雨の季節はどうなるか?)

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オリンピック開催、ここに来ても固執し続ける政権。戦前の、精神論でアメリカと戦った感覚を感じます。悲惨な敗戦にも基本を変えず、良くも悪くもアメリカの外圧で変わった歴史を見るようです。戦後、長い時間をかけて戦時体制が蘇ったのです。前総理の復権も噂され、この国の政治とは一体、何なのかと改めて感じます。幻想の民主主義国家なのでしょうか。

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ウイルス変異種ベトナムでインド型とイギリス型が組み合わさった変異種が確認されたとのニュース。空気中の感染力が強力なタイプと思われます。ベトナムは日本に来る人が3番目に多い国、また多くの日系企業も集まっています。ワクチンが間に合うかどうかより、海外との窓口から新たな脅威が入ってくる可能性の方が高いと思います。来月、二回目のワクチン接種を予約できましたが、ウイルスの変異スピードに対抗できるか、とても不安です。