衆議院選挙:戦後3番目に低い投票率、野党共闘は惜敗、維新が三倍増。政治はより右よりへ向かうのだろうか。市民連合と政策協定を行った政党に増えて欲しかったが。
選挙結果への論評、14日付東京新聞、田中優子氏:法政大学前総長の意見。国民の4分の1が決める国、という記事が「今回の選挙の結果」を示唆していて、なるほどなあと思わされた。
最も深刻だったことは低投票率、約54%。固定支持層の多い与党に有利だった事。与党が社会の多様性を認めたくない理由は、目指す国家像が明治時代の「家父長戸籍制」による家族と国家。多様性は認めない、男と女が子孫を作り国家に奉仕する家庭のみを家族とする考え。現行憲法の個人を基本とする考えとは異なる。自民党の憲法改正草案は現行2/3以上の賛成を1/2で改正できるとしている。つまり半数の国民に選ばれ、その半数で明治時代に戻せる?4分の1が決める国、となる。今回の選挙の結果がこんな事に繋がらない事を祈るしか無い。
11月1日(月) 銀杏イチョウ葉のひらひら落ちて紋黄蝶
銀杏の下を歩いていたとき、黄色の葉が落ちた、と思ったら黄色い蝶がヒラリと飛んでいった。
鬼ゆずのゴツゴツとして網の中(獅子柚ともいうらしい、盗難防止かネットを張ってあった)※写真:手前はオオバン、奥側はバン
11月2日(火)淋しさや落葉が下の先祖達:一茶
淋しさや風情は消えて落葉ゴミ
昔の落葉は墓守もした。ゴミとなる現代、じっくり時間をかけ自然に帰していく余裕は消えた。
11月3日(水)文化の日:はつ雪のひつつき易い皺手哉:一茶
バス停の日だまりにある文化の日(ちょこっと風が冷たい、予定が狂い家に帰るバスを待つ)
冬枯れの日々草や石に咲き(日々草、まだ咲いている。落ちた花が石にへばりついていた。)
11月4日(木)青空に指で字をかく秋の暮れ:一茶
青空に指で丸書く冬の朝(この時期らしい天気、フレームが壊れ眼鏡を買い換えに行った。)
11月5日(金)夕紅葉 芋田楽イモデンガクの冷たさよ:一茶
道すがらひとつ拾いし柿紅葉(柿の落ち葉には赤や緑や黄色が混じり綺麗だ。)
行く秋に想うこと無し飯を食う 毎日はただ過ぎるのみ柿紅葉
11月6日(土)蕪村の句:小鳥来る音うれしさよ板庇、冬ざれや小鳥のあさる韮ニラ畑
朝あるく小鳥の声と二人連れ(歩くと小さくチッチッチッと鳴く、姿は見えないが、ついてくる。)
11月7日(日) 立冬:ナナカマド探しあぐねて冬に入り(近所のナナカマドは切ったのかな?)
11月8日(月)短日:短日の桜紅葉や風のなか
短日やリュックは重し背には汗
日が短くなって、つい厚着で出てきたがまだ陽射しは強め、汗をかいた。
11月9日(火) 手渡しに宅配届く夕時雨シグレ
激しい雨の中、大きな荷物が届く。宅急便の車は玄関近くに寄せて駐車してくれた。
11月10日(水)小春 虎落笛モガリブエ首輪点滅黒い犬
夕方、薄暗く時折強い風が吹く中、散歩中の黒い犬、急に首輪のランプが点滅し驚いた。※虎落笛:ヒューヒューと鳴る冬の強い風。
11月11日(木)朝寒:朝寒や今朝こそストーブつけるかと
化石燃料を燃やすのは温暖化の原因だとか、でも朝方などは寒いのだ!まだ我慢かな?
11月12日(金)冬菊、寒菊:冬菊のひとつも咲かぬ神社脇
11月13日(土)物忘れ凩コガラシのなか富士の雪
物忘れが酷くなった!落ち込む朝に富士山の雪が綺麗に見えるではないか。
ポスターの作り笑顔や冬寒し(眼鏡屋で待たされる。所在なくポスターの女性を見る)
11月14日(日)帰り花:植え込みに心細げな帰り花
躑躅ツツジの花、この時期に白い花が咲く。
11月15日(月)枯菊: 枯れ菊も賑わす今朝の裏通り
裏通りの石垣に枯れ菊。木の葉も落ち、草も枯れだんだん寒くなってきたなあ。
雲裏の夜の帳トバリが明ける冬
夜明けが遅くなってきた、雨戸を開けるとまだ黒い雲の先に、うっすらと光を感じる。
11月16日(火)千鳥:風渡り干潟の千鳥固まりし
有明海の干潟にはもう冬鳥が沢山来ているだろうな。もうそろそろコロナも落ち着くだろうか。
11月17日(水)縄跳び:縄跳びの終わる頃には赤き月
満月までもう少し、今夜は赤い月が出ていた。縄跳びが冬の季語とは知らなかった。
11月18日(木)里山公園に行く。ジョウビタキの雌に出会えた。
引っ越しの塀に残され冬薔薇ソウビ
交差点景色消え去る冬西日
公園からの運転中、夕方の低い西日にホワイトアウトのように景色が一瞬消える。
11月19日(金)部分月食、月が欠けた状態で出てくるが、ほぼ皆既月食。月出帯食。
人波に気づいた時は戻り始め。スマホでは月はもっと小さくしか写らない。合成です。
11月20日(土)冬の川:冬の川烏カラス見下ろすプラのゴミ
河原に引っかかったようなプラゴミ、いつまでもそこにある。冬水が減り余計ゴミが目立つ。
二年過ぎ眼鏡の度数変える冬
養老孟司さんの本を読んだ、目にレンズを入れて本が読めると喜んでいるらしい。医学者だったくせに医者嫌い?でも必要性は認めている。面白い人。
11月21日(日)柊ヒイラギの白い花みる曇り空 マスク取り鼻で吸い込む冬の朝
冷たい空気でも時々深呼吸すると、落ち着く事がある。マスクは皆相変わらずつけているね。
11月22日(月)小雪ショウセツ:温暖化小雪ショウセツの日の雨模様
二十四節季のひとつ、山間部は雪もあるが昼間は暖かく花が咲く小春日和だったりする。エルニーニョの暑い夏とラニーニャの大雪はセットのようだ。この冬は暑い夏、秋を過ぎてどうなるだろう?もしかして大雪かな。
11月23日(火) 勤労感謝の日:出勤や勤労感謝祝う朝
祝日でも働く人は多い、頑張って働く人達に感謝。体に気をつけて欲しい。
11月24日(水)凩コガラシや十四の悲劇胸の底
中学生の同級生殺害事件、思い出の底に引っかかる。何だろう、普通の暮らしの人達が事件に巻き込まれ、悲しい結果になるニュースが多い。
11月25日(木)冬健診採血パッドの赤い星
年一回の健康診断、丸い止血パッドは満月のようで、外すと赤い血痕がポツンと残っていた。
11月26日(金)冬の浜:軽石の流れ着く頃冬の浜
沖縄から始まり関東方面にも流れ着いた軽石、近くの海岸にもやってくるだろうな。
人影や松の枝先冬夕焼フユユヤケ
松の枝越しに夕焼け空が綺麗だ。黒い枝先に人影もかぶっていた。
11月27日(土)冬籠:オミクロン、南アフリカの変異種、新たな脅威となるのか??
▲オミクロン名前調べて冬籠
新種はワクチンをすり抜けるらしい?また感染拡大の種になるのか?24文字あるギリシャ文字の15番目、オミクロン。13番ニュー、14番クサイは他と混同しやすいので使わないとWHOが命名。クサイはXiと表記し習近平氏の名字らしい?良く分かりませんし、どうでも良い事ですが。いろは、は47文字、あいうえお、は50文字と+「ん」かな?
11月28日(日)牡蠣:牡蠣殻の有明海に日は落ちる
しばらく見ていない干潟、一面の牡蠣殻をふと思い出す。
11月29日(月)霜:冬夕焼 忙し人の通りすぎ
この時期はすぐに暗くなるから、何となく皆早足で通り過ぎていく。
11月30日(火)鰭酒:零時より門を閉め切る冬日本
珍しく政府の決断が早かった、新型の蔓延を少しでも減らす体制、医療機関の再構築を今こそやって貰いたい。でも本当にやっかいなウイルスだ。
世界中震え上がらすギリシャ文字(すでに日本に入っていましたね。)
ちょっとしたことで腰を痛めてしまいました。思ったより長引いていて基礎体力の衰えを実感しています。今回も同じような写真でちょっと淋しいですね。
ジョウビタキの雌が意外と近くまで来て連続で撮影出来ました。後で見直すと現場では気づかなかった事、ほんの些細なことですが、止まり木からヒョイと降りて戻り餌の草の実?や虫を食べていましたが、食べ終えて口を開ける仕草をするのです。どうやら草の実を食べて消化できない種をオエッという感じで戻している様に見えます。この種はもしかして地面に落ちて新しい芽を出すのだろうか?等と適当なことを考えています。もしそうなら嬉しいなあと言うことなので詳しい人に聞いてみようかと思っています。