今年の干支は寅、色鉛筆で描いてみた。元写真の迫力にはほど遠く、描いていくうちに自然と気の弱そうな虎の姿が出来上がってしまった。まあ、こんな風にヨタヨタと今年が始まる。
一月一日:去年今年コゾコトシ衰えひとつ積み上がり
高浜虚子の「去年今年貫く棒の如きもの」という句に、同じ季語を使ってみたかったが、言わずもがな、の内容になってしまった。二年以上のコロナによるパンデミックで、やっぱり気分が沈滞している、新年だもの少し深呼吸をしよう。
手を合わすいつもの屋根の初日の出 無事に新年が迎えられただけ、上出来かな。
元旦の雲の白きは新しい 同じに見える日々や景色も実は常に変転している。
正月は茜の空に落ちてゆき
1月2日(日)ハナの背を長く伸ばして初の春 しばらく警戒されたけど、日向ぼっこです。
凩コガラシに白手袋の落とし物 道ばたに落ちていた白い手袋、風が強くなってきた。
丸餅も小さく切れとラジオ言い 正月になると決まって聞く、餅を喉に詰めたニュース。
1月6日(木):予報通り雪となる。珍しく降り続き、車で動くのを躊躇する状況になった。
珍しや雪まで降らしオミクロン 困った出来事は全てコロナのせいにしてしまおう。
1月8日(土):木枯しに吹かれて雪の瓦屋根
月冴えて金星のあるその先に
凍てつくや倍々ゲームのΟ(Ο=オミクロン)
とは言いながら、まだなんだか余裕の中にいる。感染者数もまだまだ少ないし。
1月8日感染者数 全国:7,803 東京:2,392 神奈川:838
1月9日(日):十年目故障表示の冬の朝
10年前の1月に買った自家用車、いきなりIMAバッテリーの警告表示?今までに見た事も無く、大慌て。結果はハイブリッド用バッテリーの冷却ファン不具合で部品交換予定。大修理では無かったが、年始で部品入らず、1週間ほどの修理。代車は連続して借りられず、トホホ。
1月10日(月)成人の日 昔日セキジツの騒ぎ見るよう成人の日 昔懐かしい?改造車で新成人が一悶着、繰り返す若さ。昔は景気が上向く時代、今は景気が落ち込み以前に戻ったのかな?
1月12日(水) 木枯しにスキップ軽しランドセル
風の中、小さな女の子がランドセルを揺らし軽やかにスキップしつつやって来た。
1月14日(金) 楪ユズリハの見守る稲荷昼下がり
小さな神社脇の木、名前がわからず気になっていた。偶々、歳時記に楪ユズリハが正月の季語として掲載され、写真が載っていた。若葉が成長すると元の葉が落ちる、子孫繁栄の縁起物とか。
1月15日(土) 置き去りのアップデート無し冬の窓
気になっていたWindowsのアップデート、3年前に買い換えたPCだから当然そのまま自動の更新になるだろうと高を括っていた。アプリで調べるとCPU性能でソフト更新できず、購入店に聞くと、買い換えるしか無いとのこと。2025年まではサポートがあるが取り残された感じ。実際には写真の整理とブログしか無いから、古いままでも使い続けられるのだけれど。
★しばらく落ち着いていたコロナ感染、他国と同じように急激に感染が広がっています。こうなると忘れていたワクチンの接種や医療体制がまたピックアップされニュースを賑わします。
一旦落ち着いた後で、感染自体も軽いとのイメージが出来てしまい、なんとかなるの気分ですが、脅威の増え方でまた以前の生活は遠のきそうです。
○二日後だった車の修理完了が、今日終わったとの連絡。急ぎ引き取りに行き、乗ってきたが数日乗った代車が新車だったからか、ブレーキの効きが甘いようで違和感を持った。修理箇所は関係ないので代車との感覚の違いだろう。買い換えろという販売店のメッセージなのかも!
★オミクロンにどう対応するかを考えて、出来ることを実践する時期が来たようです。
世界中が困っていることで、特別な策は無い。自分に出来るのは、マスクを付け手洗いうがいをする、外出は回数を減らす、元々引きこもり気味だからもう少し出ない日を増やす。
これじゃあ、今までの継続でしか無いけど、でもそれが一番現実的なのかも知れない。
1月16日(日) 冬晴れの朝に届きし訃報かな
15日に発生したトンガの海底火山爆発、その影響とミスで津波警報が夜に何度も発されていたらしい。自分は早めに寝て気づかなかったが家族は起こされたとの事。この火山爆発はほぼ千年に一回の大きな物で、しかも「空振」という振動を起こし津波を起こしたとか。爆発の衝撃波が海を数センチ押し下げ、噴煙が北海道の大きさに広がったとか、驚天動地の出来事。
1月17日(月) 冬雲の地球を覆う蓋となる
トンガの海底火山噴火、止まらないコロナウイルスの蔓延、ふと見上げた空一面に秋の雲のようなうろこ雲を見た。一瞬、空に蓋をされ水底から見上げるような感覚に、自分たちを取り巻く地球の環境が悲鳴を上げているようで、目眩がした。
1月18日(火) 焼き芋も電子レンジで出来上がり
だいぶ前から焚き火に芋を入れる事は不可能な生活になっていた。お寺の前で焚き火をした記憶。今、道路で焚き火をしたら、すぐに通報されてニュースになるだろう。焚き火で暖まり、放り込んだ芋が焼けるのを待つ。熱々で、焦げた焼き芋をほおばるのは、楽しかったけど。
1月19日(水) この冬のパンデミックの大波や
全国感染者41,485人、今までに無い急上昇の感染者数。海外はもっと凄まじいことになっている、果たして逃げ続けられるか。
1月20日(木) 大寒に心霊冷やすオミクロン(大寒:二十四節季のひとつ、寒さの底)
全国46,199人。東京:8,638人、神奈川:3,344人。あまりの早さに、口をあんぐり!
不安になり地元の医者にワクチン接種のことを確認しようかな?と考えているが、きっと殺到しているだろうな?トンガの津波も魚の養殖場で魚が大量に死んだり、思わぬ被害が出ていた。
1月21日(金) 全国49,854人。東京:9,699人 神奈川:3,412人。
(21日付、東京新聞夕刊、池内了氏)ワクチン特許料廃止を、と言う文章が興味深かった。
コロナウイルスの変異株発生は、世界のワクチン供給アンバランスが原因で、その根本はワクチン特許料を支払えない為にワクチンが入手できない国々で、突然変異が次々に起こり先進国に入り込んで来るためだと言う意見。これは国際的な相互扶助なしではウイルスの変異に打ち勝てないという事を教えてくれている。日本だけで対応しても、完全鎖国でもしない限り今後も変異種の流入は防げないのだろう。気が重くなるウイルス蔓延、これがパンデミックだ。
1月22日(土) 全国54,576人。東京:11,227人 神奈川:3,408人。
何故コロナウイルスは変異を繰り返すのか?検索して見たが、難しすぎて良く分からない。地球上の人種の違いに合わせ、人体に入り込む必要があるウイルスはより取り込まれやすいように進化?していくようだ。池内了氏の指摘のように、一部富裕国がワクチンを独占している現状は次なる変異を促進する原因かも知れない。どこかで聞いた貧富の差による差別の世界。
そんな中、世界はきな臭い方に動いているように思えて仕方が無い。東南アジアや中国の強権政治、北朝鮮の核武装、ロシアとEUの対立、米国の劣化とトランプの復権?日本のソフトな顔の強権政治、戦争放棄の放棄、原発は止めず核武装し戦う国を目指す野望。人類は地球が無くなると生存できない生き物、核戦争はこの星自体を破壊する力を持っている、なのに核大国の指導者は他を圧倒することばかり目指している。こんな人類を地球は許容するのだろうか?
コロナウイルスは私達に、もっと謙虚に自分達を振り返り、地球で生きていくためには何が大事なことかを考え直し、社会を良くしていく気づきをくれているのでは無いだろうか?
中国から発生したとされるこのウイルス、自然環境の破壊で人類が招き入れたという説を聞きました。人の体を介して広がる感染、私達も自然なのです。温暖化を招いた環境破壊もコロナウイルスを招き入れた自然破壊も人類の行き過ぎた経済活動から発生しています。ワクチンは対処療法であり、本当の対応は温暖化ストップと同じに経済活動のスローダウンだと思います。
火山列島の日本、トンガの海底火山大噴火は詳細が分かってくる中で、地球の怒りとも思える火山活動の恐ろしさを見せつけています。気候変動での激しい気象災害も同じく、この星からの警告として受け取るべきでは無いでしょうか。