つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

2022年11月(令和四年十一月)霜月

11月1日(火):行く秋の幼子の列陽差しあり 

クリニックの行きと帰りに、同じ園児達の列に遭遇、手を振る。帰ると今年も柿が届いた。

11月2日(水):裏道の肉屋の灯り夜寒かな 

夕刻に気がつくとはや薄暗い裏通り、肉屋の灯りに安堵する。届いた最初の百匁柿を剥いて吊るす。

11月3日(木):(文化の日耳鳴りも大きくなりて文化の日 

気が付くと耳鳴りがどんどん大きくなっている。余計な音もどんどん入ってくるよう??

秋の空ミサイル騒ぎJアラート ヤケクソのような北朝鮮のミサイル!でもこうして戦争が始まるのか。

秋晴れの朝繰り返すJアラート ラジオの番組中、突然、同じ注意喚起の台詞を繰り返す異常な朝。

秋晴れに間違い連呼のアラート 地下に避難と言われても地下は無く、ミサイルは手前で落ちていた?役立たないシステム、まるで太平洋戦争時、各家庭で掘っていた防空壕を思い浮かべる。まさか政権は防衛費増強のためにも、戦時体制の非常時イメージを国民に刷り込みスムーズな軍事予算の増加を目指しているのか。我々が生活に疲弊しているのに、税金を無駄な軍備増強に使う神経が許せない。20年も上がらない給与、減る年金、ミサイルが来る前に急激な物価高で生活が壊れてしまいそうだ。

11月4日(金):秋声シュウセイやビルエバンスのピアノ曲 ★久しぶりにビルエバンスのピアノを聞く。

Waltz for Debby、購入時レコードジャケットの写真が印象的でした。この日コロナがやって来た!家族が発熱、自費でPCR検査、夕方「陽性」の連絡。ついにコロナがやって来た!仕方が無い。

赤き実や常磐トキワ山査子サンザシピラカンサ

ピラカンサ、複数でピラカンサス。和名は常磐トキワ山査子サンザシ、(常磐=普遍、常緑のもの。山査子=赤い実をつける木)赤い実が山査子に似ているからついた名前。気付けば外来の動植物に囲まれている。

11月5日(土):イントロの切なきミュート秋の宵 

曲冒頭のトランペット、ミュートの音が心に響くマイルスディビスの演奏。Sketches of Spain

11月6日(日):ノクターン秋の終りはショパンかな ノクターン夜想曲

ルービンシュタインの弾くショパンNocturns,op.9:No1.in B-flat 明日7日は立冬、暦の上で冬に入る。暑かった秋も終わっていく。一応、引きこもっているがレコードをかけるのは手間だからスマホで聴く。

11月7日(月):立冬、冬に入る。「ももの花」離せぬ冬の水仕事

この日まで自己待機期間とした。目安だけどコロナの症状は出ていないので、4日間様子を見れば良いだろう。本人は一週間休む予定。実際、どう過ごせば良いのか医者にも行けず検査キットも無く途方に暮れる。世の中、コロナは無視して外ではマスクも外すようにと言っているが、また新たな波が来そうだ。

どこかに雀がいます。

11月8日(火)良い天気、夕方には皆既月食があると騒いでいる。後でカメラをセットする予定だが、設定を良く覚えていない、適当にやろう。で、見上げてみたら満月だ!

皆既月食)頑張ってやっと赤い月も見られたので充実感を覚えていたが、何と肝心のピント合わせ、マニュアル設定で月の位置が変わるたびに合わせる必要があったのを、途中で忘れてしまい肝心の部分、赤い月がピンボケになってしまい、参った。以前は普通に出来た動作が出来なくなる。一部太陽の光りが残っていた月。

ほぼ全体が赤くなった(地球の影に入った)月。

また戻り出す月、寒さにこのあと撤収。でも家の二階からだからまだ楽だったけど。

11月12日(土)離れて暮らす家族と猫に会いに行く。やっとなじんでくれた猫が愛おしくなってきた。

11月14日(月)干し柿の出入り激しき時雨雲 

まだ降らないな?と外に干し、やはり雲が濃いと中に入れる。毎年、柿が洗濯物干しの場所を占有する。

ふと気付くと、干し柿を見つけたのか?トンビが遠くの電柱の上にいた。トンビが干し柿を盗りに来たことは無いけど望遠で様子を見てみる。過去にはカラスに狙われた。

11月16日(水)家族が仕事中に落下事故、救急搬送される。真夜中の市民病院救急センターへ行く。打撲は残ったが特に大きな怪我は無く細かい検査の後、一旦夜中の三時過ぎに家に帰り着く。弱り目に祟り目とでも言うのだろうか。お祓いが必要だな。

11月17日(木)夜半地震、千葉北部震源。グラッときて終わったが先日も三重県沖を震源の同じような揺れが有ったので、ざわついた。世情不安、経済状況の悪化、天変地異。何か連携しているかの様だ。

10年前の11月に鎌倉で参拝した釈迦牟尼仏の写真でも見て手を合わせてみるか。

11月22日(火)

やっと公園にカメラを持って出掛けた。結果はめぼしい野鳥には出会えなかったが、やっと紅葉が降りてきた木々の様子やガマの穂、池の鴨や、カサコソと静かな音を立てながら落ちる葉音を聴いたり、久しぶりの自然を楽しむことが出来ました。

ガマの穂、ウインナの様な雌花とその上の細い棒が雄花!雌花をこすると穂がボン!と弾けるそうです。ガマ:の名前は蒲鉾カマボコの元になっています。竹串に差し焼いた形に似ているから付けられた様です。

白い綿毛がまとわりついている物は自然に弾けた雌花だとか。やがて綿毛が風に乗って飛んでいきます。この綿毛、昔は硝石と混ぜ火打ち石の火付け材にしたり、花粉は生薬の材料に、また蒲団の呼び名も中に詰めたのがの綿毛だったから、など人の生活には必要で身近な植物だったんですね。

池の杭の上で日ざしを浴びる鴨

仲間達と日向ぼっこ

寒いから時々水面に出る?

日本政治:専守防衛について。

ロシア:ウクライナ戦争が一つの切掛で、敵基地攻撃能力(反撃能力)の向上と予算倍増、税金の見直しなど軍備に金をかける議論が加速しています。確かにTV画面に実際の戦争の場面が頻繁に出てきて、中国や北朝鮮にミサイル攻撃されたらああなるのでは?とういう不安にかられます。

従来の専守防衛では駄目という声も大きくなっている様です。そんな中、元内閣官房副長官の柳沢氏の意見が新聞に載っていて、現実的には中国、北朝鮮のミサイル施設を全て一気に潰せなければ日本が「報復」されると述べていました。すでに軍事大国となった中国を抑止できるかは疑問であり、もし相手国の国土を攻撃すれば相手に日本攻撃の理由を与え、国民に甚大な被害が出ると予想します。そして、政府は国民にこの事実を伝える必要があると述べています。

食料やエネルギーを自給できない日本は他国とつながらなければ生きていけない、「専守防衛」に徹して相手の本土に被害を与えない事を伝え、相手に攻撃する口実を与えない防衛戦略に徹するべきと。

歯がゆさはあってもウクライナがロシア本土に反撃を加えない事が象徴している。今の自民党の議論は日本を戦前に戻そうとする政治の流れにさえ見えてきます。頼りなさは感じるけど、国連やASEANを通しての話し合いを基調としないと、軍事力で他の国を押さえつける力は今の日本には無いようです。平和憲法は他の国に信頼して貰う為の武器だと思います。

紅葉

赤トンボ

統一教会:やっと質問権の行使を政府が決めた。内容が公開されず解散命令に繋がるのか、或いは逆に免罪符としてお咎めなしなのか良く分からない。政府が把握する民事判決22件の事例はすでに賠償責任を認めた内容です。但し自民党と旧統一教会の結びつきがどこまで影響するかなど不明。

帰りの駐車場に出てきてくれた鶺鴒セキレイ。

公園にさよなら

11月23日(水)

この日、サッカーワールドカップカタール大会で日本が初戦のドイツに2-1の逆転勝利!

元々、あまりにNHKが馬鹿騒ぎを先導する事やヨーロッパ各国でカタールの非人道的な外国人労働者への待遇や女性蔑視を問題視し批判していたからテレビも見る気は無かった。でも家族がテレビ観戦していて音が聞こえるから、途中から見だしたらPKで先制され、このまま終わるんだなと思っていた。

後半の30分過ぎに交代したメンバー堂安が同点にして、おおチットはやるなあ~と見続けるとすぐ後に浅野の逆転ゴールが決まり日本中がお祭り騒ぎ。選手の頑張りは素直に褒めたい。その後のTVの馬鹿騒ぎには辟易するが、出来れば次も勝って欲しいなあと思っている。

11月27日(日) サッカーワールドカップ二戦目、コスタリカに0-1で敗戦。アリャリャという感じ。この日大相撲でも優勝本命の高安が本割と巴戦で阿炎に敗れ、敗退。運が無い力士を印象づけた。サッカーも一戦目の勝利で持ち上げた反動なのか、非難の声が出ている様子、ちとヒステリックな感じ。

※知合いの方が、野生の花を育て咲かせた綺麗な菊を貰った。小ぶりで優しい花たちだ。結果がどうであれ、ワールドカップに出ただけで褒めてあげたい、スポーツが一切駄目な自分が言うことでは無いけど。

11月30日(水)旧統一教会問題

30日の記事で、日弁連が受けた被害相談309件の4割が1000万円以上で一億円以上も17件あった。この現実と政府のまるで穏便に済ますための様な対応のギャップは残されたまま。本当に解決する気があるのか疑わしくなってくる。岸田首相は口頭で関係を断つ!と言いましたが実行はされていません。いつまでかかるのでしょうか。

ウクライナの悲惨な冬、そして世界中が戦争の世紀に入りだしているような不安があって、こんな時こそしっかりして欲しい政治が中々見えません。自分の衰えだけは進行していく現実に萎縮してしまいますが、取敢えず今日までは何とか生き延びた事を言祝ぎましょう。今年もあと一ヶ月ですね。