つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

2023年11月(令和五年十一月)霜月

少しは落ち着いたが、まだ夏日続出!ウクライナ戦争とガザでの一方的な戦闘、世界中が不安定な気候の下、悲惨で悲しい事態は続きそうだ。今の世界にはロシアやイスラエルを止める絶対的な力は残念ながら無い。

11月1日(水) 秋夕焼故郷の空のバルーンフェス:自分が田舎にいた頃にはまだ無かったバルーンフェスタ熱気球の世界大会、今年の開催を夕刊で知る。アジア最大級だとか!何も無いことが売り文句の県だったのに。少しは有名になって良かったかもしれない。

11月2日(木) 霜月の夏日予報や二十五度:日差しもあり寒くはない、先月の暑さがまだまだ続きそう?

秋の夜の大逆転や甲子園 野球の日本シリーズ、たまたま見たら八回に大逆転、俄ファンにも面白かった。これで阪神が日本一に大手!初めて見た日本シリーズ、すでに5戦目だった。さて次は?

11月3日(金)文化の日:秋高し平和憲法文化の日 朝晩は寒いが夏に近い日差しの休日。きな臭い世界に平和憲法は貴重。この日、戦前は明治天皇誕生日(天長節)だった。戦後、新憲法の公布日で祝日の予定だったが、GHQが戦前の天長節と切り離すため、半年後の施行日5月3日を憲法記念日とした。同時に天長節に拘る守旧勢力へも配慮し、半年後の11月3日を文化の日とする。法律の記載には、文化の日「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」と有るそうです。休日の制定に、戦前の天皇制の影響があったんですね。

11月4日(土) オリックスエースの意地見せ逆王手 山本投手が意地の完投で五分に!大リーグに行く土産か。

国会の質疑応答蚯蚓ミミズ鳴く TV中継で見る国会答弁、要点をわざと外したようなやり取りや官僚の書いた紙を見ながら喋るだけの質疑応答。もしミミズが鳴くなら、中身の無いやり取りよりよほど興味が湧く。最近のニュースを見ていると、このままでは政治が死んで、私達国民は苦労するだけの時代が来るだろう。

11月5日(日) ジェノサイド ガザ蹂躙のイスラエル 激しさを増す空爆と地上戦で一方的な被害が増加。国連は機能せず米国やEU、世界が一時休戦の糸口すらも見いだせない。日本政治も米/イスラエル優先で機能せず。無論、自分は何も出来ず。ウクライナにも影響を及ぼす戦闘、何処に行くのだろうか、この世界は。

熱闘の秋駆け抜けし猛虎達 阪神38年ぶり日本シリーズ優勝。大阪は大騒ぎ、日航機墜落の年以来か!

11月6日(月) )樹上では柿の実飾る朝顔 柿が熟してきたなあと見上げると、近所の西洋朝顔の蔦は樹上にも伸びて花をつけていた。朝顔の花は晩夏から初秋にかけ咲き、秋の季語。でも「朝顔市」は夏の季語だとか。

朝顔は青 万年筆はインク切れ 近所の西洋朝顔の青い色、残り僅かな万年筆の青インク購入を思いだした。西洋朝顔グリーンカーテンでも広がった。日本の朝顔と違いはびこる強さを感じる、好き嫌いが分かれるか。

11月7日(火)秋雨のワクチン接種最終日 これでコロナワクチン接種の公費補助は終わる、後は知らん!と言う国のメッセージ。夜来の風雨が強烈で、早朝の外出が心配だったが、朝8:00過ぎにはほぼ収まり近所のクリニックまで歩き、無事終了した。実際のコロナ感染状況は不明だが、まあ良いか?( ホルトノキ;街路樹)

11月8日(水) 立冬:しかし気温はまだ高く冬は週末ぐらいからという予報。干し柿を剥いて夜、外に吊す。

空は青僅かに白き枇杷の花 小学校の門、見上げると枇杷の花が少し開いてきたように見えた。初冬に咲く花。

立冬や雲の向こうに富士の峰、富士山が見える場所、今日は雲で見えず。ニュースで一度降った雪が消えたと!暗くなった空、雲の隙間に星が光った。スマホで無理を承知で一枚撮ってみる。

11月9日(木) 柿落葉子供の絵を張る交差点、行きがけ、数人の大人と小学生達、帰りがけも通ると路面に子供が描いた交通安全ポスターが、張り付けられていた。小学校の課外活動か、奉仕活動だったのかな?

物干しに柿吊しおり冬景色 昨日剥いて干した百匁柿。柿が好きな熊を思い出すが、申し訳なさ?は無い。「駆除だけで無く熊との共生を意識すべき」は正論だろうが、実際に遭遇したら恐怖しか無いだろうと思う。

11月10日(金) 初時雨 菊の芽吹きに雨宿り 以前貰った菊、中々花が出なかったが雨の中、蕾が色を見せた。

よく見ると丸い蕾に隠れるように小さな緑色の虫が雨宿り。雨の雫は蕾にも残っていた。

11月11日(土)ようやく気温が下がって冬らしい気温となった。で、寒いのがドンドン苦手になってきた。

ショウちゃんはショウちゃん国の王様です:久しぶりに会った猫君。大分こちらを覚えてくれたようだ。

11月12日(日) 朝顔の枯れた色見る夕景色 西洋朝顔の色が変わった!と近づくと枯れかけた花が赤っぽく見えていた。西洋朝顔の花色をヘブンリーブルーと呼ぶらしい。天国の青?か、その内見る事になるのだろう。

11月13日(月) 四季は消え夏の終わりに冬の来し、二季が現実感を帯びてきた。北では冠雪のニュースも。

岩牡蠣をオトフセと呼ぶ故郷よ、牡蠣を貰い、生牡蠣や牡蠣ご飯で食べた。そう言えば、有明海の殻付き牡蠣はオトフセと呼んだ。昔、釜でサツマイモと一緒に炊いたオトフセ、旨かったなあ。四季があった頃の話。

11月14日(火) 冬夕焼ガザの地に消ゆ命あり イスラエルという国がすっかり嫌いになった。病院襲撃で生まれたばかりの命も殺されていく!ハマスの本部という画像、テロリストの名前などは無く捏造の疑いがある。

ジャニーズの次は宝塚歌劇団、華やかな世界の醜さがニュースを賑わす。醜聞をもみ消す為の言葉がならぶ会見、それを取り上げ、執拗に繰り返すマスコミ。聞くのも疲れるが、死に追い込まれた若い命は戻らない。

11月15日(水)一昨日からの 急な歯の痛みで横浜の歯科に行く。息を吸い込んでも歯茎が痛くなる!何事!診察の結果「知覚過敏」この時期は増えます!と言う。今朝は痛みが無かったが、知覚過敏と解り安堵した。虫歯の罹り初めかと心配したが、外気が冷たい時期に歯の神経が反応するらしい。痛む歯の一部をフィルムのような物?でカバーしたという。とにかく原因が分かり一安心だ。

11月16日(木) 右翼突撃イスラエル大使館 お昼のニュース、まだ詳細不明だが、あり得るナと思う事件。また国連安保理はガザでの戦闘休止とハマスの人質全員解放の決議を初めて採択。今までに4回否決された。イスラエルとガザあまりの力の差に愕然とするが、少しずつでもガザの人達が救われることを切に祈りたい。

干し柿干し柿になる寒さかな 明日の夜から雨、それまではもう少し柿を干せそうだ。大分出来てきた。

11月17日(金) 足元に寒さ寄りつく冬の雨

冷たい雨の朝。昼過ぎには雨も上がる予報。BS-TBS、アメリカ人の高齢者はイスラエル支持率が高い、バイデン大統領も高齢。若い人はガザ攻撃に批判的だが。アメリカの正義が常に世界の正義では無い。

11月18日(土) 雪の富士逆光に見るシルエット 午前中は雪の山頂が見えた富士山、午後は逆光に浮かぶシルエットだった。良く通る場所だが、今年の雪の富士山頂を見たのは今朝が初めてだった。

歩道橋三日月冴ゆる冬景色 夜には三日月が出ていた。

11月19日(日) 除籍簿の中の先祖や石蕗ツワの花 以前、貰っていた先祖の除籍簿、改めて先祖のことを知る。石蕗ツワブキ、ツワ。キク科の常緑草で晩秋から初冬に黄色い花をつける。田舎の家にもあった。

11月20日(月)冬陽射し電線ひかり西空へ、夕方落ちる日差しが電線を照らし、極楽のある西方浄土を差す。

11月21日(火) 菊の花それぞれの顔それぞれに 花壇の小菊が徐々に開き咲いていく。写真を撮ると、小さな虫を良く見つける、花と一緒に生きている。小さな生き物は互いに共生して命をつなぐ。ヒトも見習わねば。

11月22日(水) 半月の膨らみ見あげ冬夕辺 もう半月とは呼べないか、夕方の空、だいぶ丸みを帯びた月。

11月23日(木) 勤労感謝 排水管の掃除する 何の休日?そんな日もあったな!と思いつつ排水管を掃除。と言っても、以前のように管の一部を取り外す作業は無し、専用のクリーナーを使うだけ。楽になった。

世界ではイスラエルに対する反発が強まり、4日間の停戦、人質の解放で合意した。現実はまだ爆撃が続き、今後も他の国を巻き込みながら続いていく悲惨な戦争状態。何故、悲惨か、戦力の違いが大きすぎる、ロシア対ウクライナとも異なるレベル、国力の差、一方的な嬲り殺しがしかも非戦闘員の市民を巻き込んでいる。ハマスの攻撃も無差別だったが、イスラエルの攻撃は一方的な強者による嬲り殺し!国連は非難こそすれ止めることが出来ない。パレスチナの人々の恨みはどんどん上積みされていく日々。ナチスにせん滅されかけたユダヤ人が今はパレスチナ人を消し去ろうとしている。

11月26日(日) 木枯しや熟柿ジュクシの揺れる枝の先 相撲は千秋楽、期待した熱海富士のドラマは起きなかったが、まあ面白かった。この日は冬らしい寒さ、今まで高い気温の日も多かったので、寒さは骨身にこたえる。

世界中が気候変動に苦しむ姿をTVが伝えていた。生きる糧の農業や牧畜が気候変動、特に雨の減少で農作物が壊滅的に減り、暮らしが成り立たず、やむなく難民となり世界を放浪する現実。国連では難民の受け入れに先進国の理解を求めているが、自国経済の崩壊や治安への不安を理由に拒絶するケースが多い。気候変動がこの状況をより悲惨にしている。さらに世界中に広がっている戦争、ウクライナの悲鳴はガザの虐殺にかき消されるかのよう。この先も予断を許さない、戦争を見据えた予算増加は正しい方針か?戦争放棄を明確にする方が正しい国の将来設計だと思う。あえて戦争を呼び込む愚策は取るべきではない。

11月27日(月) 雲の間のほぼ満月や冬夕辺 例年とは違うがそれでも冬らしい寒さに震える日が増えてきた。夕方曇っていた空が切れて、丸い月が見えてきた。気温はまだアップダウンしつつ年末に向かっていく。

夕刊の記事:作家の保坂氏。岸田首相は東条英機」と題して、不支持が多くなった状況を解説していた。日本が戦争に入っていった昭和10年代をモデルに、その時期に戦争に向き合った九人の首相と比較している。岸田首相は自民党宏池会出身であり理念に基づく政治判断を予想したが、東条英機タイプの「自分と周囲の利害で判断」し大局より小事に拘り、状況の中でしか判断しない、と言い「物事の本質を捉えていない」と正確に評している。

11月28日(火)五年目のワクチン接種冬の朝 肺炎球菌ワクチン五年毎の接種、また五年後にと言われ自信が無いと言うと、笑いながら大丈夫ですよ!と慰めてくれる?最初に打った五年前の事など、もう覚えていない。

豊麗と優雅の言葉 花梨カリン咲き 近所の庭、綺麗な赤い花、木瓜の花かと思ったが、よく見ると花梨の枝先。豊麗と優雅という花言葉が有るそうです。花梨の実のゴツゴツとした無骨さとは不釣り合いなのが、面白い。

11月29日(水) 木枯しや肺炎球菌暴れだす 昨日、肺炎球菌ワクチンを打った腕が今朝腫れた。何てえこった!五年前、肺炎に罹りその治療通院中にお多福風邪も貰う!という三重苦を経験した。その際に肺炎球菌のワクチンを知り接種をした。ただ、有効期限が5年なので今回、違う医者で昨日接種を済ませたら、何と今度は接種後に腕が痛み出し、朝腕を触ると腫れていた。今日また同じ医院に行き、熱冷ましやアレルギー対応薬を処方して貰った。原因が不明で何だか割り切れない気持ちが残るが、処方の薬で様子見するしかない。

オスプレイの墜落事故が起きた。以前から危険性を指摘されていたオスプレイ、原因解明が進むだろうか?

11月30日(木)冬ざれし向かいの窓の薄明かり

先日の岸田首相の政治姿勢やイスラエルハマスに対する対応、ロシア、プーチン大統領ウクライナ戦争など中々皆が望むような平和的な状況は見えないが、世界の人々が声を上げ続ければ権力側もこれを一切無視は出来ない。PFOA大阪万博などスッキリ解決しない問題、今後も自分なりに関心を持ち続けていきたい。

モクレンの蕾ツボミ突き上ぐ冬の空 朝起きると、腕の腫れは治らず、酷くなった感じ。結局、この日も前日のクリニックに行く。昨日の処置や薬で効果は見えず、かえって酷く腫れた感じに、細い腕が逞しげに見えた?まだ長引くかも。近所のモクレンは元気よく小さな蕾をつけ、来たるべき春に備えている。見習わなくては!!

3日連続のクリニック、片腕の腫れの原因は不明だが、医師は「浮腫」と呼んでいた。昨日より末端側に腫れが動いており、安静にして処方の薬を続けるよう言われた。気候不順で暑さ寒さに対応出来ず世界に困っている人が溢れているが、体力の低下と気候変動の影響が、自分にも降りかかって来たのだろうか?

最後の干し柿もそろそろ終盤にかかってきたようだ。いよいよ年末、どんな締めくくりの月になるのだろう。まずは腕の腫れが引いて、普通に戻る事を目指そう。