つぶやくdorotanuki

小さい穴から見える外界の様、過ぎる時代への雑感をつぶやく

八月:葉月、仲秋(旧暦七、八、九月が秋)

今年7月は雨が長く激しかった、全国の被災地はまだ多くが復旧に苦戦している。

日本は明治の開国以来、海外からのコレラスペイン風邪など感染症の洗礼を受けて来たが、その対応の歴史は残念ながら現在のコロナウイルス感染対応に何一つ生かされていない。今の政権に科学や哲学の視点は皆無で、思いつきとその場しのぎで国を動かせると考えている弊害だ、この代償は大きい。この夏の熱波への対応も加わって来る。

干し竿も溺れるほどの夏豪雨(物干し竿を斜めにしたら、中から水があふれ出た!)

文月にはコロナとカビの國になり(下駄箱の中や靴、箪笥も家自体もカビの中だった)

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八月は如何に、と思っていたらこちらは前半だけでもほぼ毎日酷暑の日々、極端だ。

鎮魂の青き竜胆目を閉じて(リンドウの花色は思い詰めたような青、八月は鎮魂の月)

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結構、家に居るのでスマホで適当な音楽を聴くが、日本語の歌や洋楽の歌詞について。

テレサテン白蓮の花咲く如し:草臥れた耳に心地よい澄んだ声、完璧ではない優しさ。

母国語ではない日本語はとてもピュアで懸命さを感じる、不思議だ。好きな曲は香港

香港はイギリスに占拠されたが、その事で民主化され中国自身には厄介な存在だった。

テレサテンは台湾の生まれで香港が活動の拠点だった、今の状況を見たら悲しむだろう。鄧麗君の名で中華圏でも高い人気だったが天安門事件への批判も強く出していた。

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エイバマックス転がる音の熱き夏:聞き取れないけど、独特な声と速いテンポの快感。

以前、英語の歌詞は時折単語が聴けたがもはや何だか分からない、でも疾走感が心地よい。Ava Max(アバでは無くエイバマックス、アメリカのシンガーソングライター。 シングルSweet but Psychoが世界的なヒット。聞いたのはKings and Queens )

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<8 月>

1:ツクゝゝボーシツクゝゝボーシバカリナリ正岡子規)一日中続くのか蝉時雨

クマゼミや遠慮がちに鳴き始め (梅雨明けを知らぬ蝉は、恐る恐る鳴き出した。)

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2:あっぱっぱ正義が勝ったりする映画(大塚迷路)おおよそ結果が分かるけど観る。

夏場所や千秋楽に照る笑顔(平幕、照ノ富士が復活優勝、強いときは皆強い)

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3:ニュースにはうちのアパートダリア燃ゆ(蜂谷一人)住むアパートがTVに、何事?

また削除宅配便の詐欺に汗、不在の為持ち帰りとのSMS。在宅だぞ!と削除、詐欺だ。

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4:逢ひにゆく万緑の園焼き払ひ(中町とおと)溢れる強い思い、情念の炎で焼く。

鰹節ガシガシ削るク-ルダウン(鬱憤を晴らすように鰹節を削る手に力が籠もる)

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5:夕焼や千年後には鳥の国青本柚紀)<千年後には人類は滅んでいるのでは?>

御神木夏空ヌシの睨みおり(神社にて、頭上のカラス、羽が暑いのか空を睨むよう)

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6:抱えゆくヒロシマの日の楽譜かな(夏井いつき)<平和記念公園>広島原爆の日

ヒロシマの声突き放し霞ヶ関(いつになれば、被爆の事実が生かされる世が来るのか)

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7:秋立つや皆在ることに泪して永田耕衣)<優しい心を持って立秋にいる。>

自粛中静寂の秋ひとり立ち立秋を味わう心の余裕が今の日本に在るのだろうか)

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8:一茶:雷のごろつく中を行々し(ギョウギョウシはヨシキリの鳴き声、夏)

死んだ海弔い鳴くや行々し

有明海の埋め立て、締め切った死の海を戻せとオオヨシキリが群れ泣く初夏)

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9:一切は足音と風天の川(鶴岡夏鈴)秋の夜の静かな気配<浦上:長崎原爆の日

カキ氷固き長椅子天主堂大浦天主堂で友人の結婚式に出た。教会の長椅子が印象的)

広島と長崎での総理演説が地名以外ほぼコピペ、何をしに現地に行ったのか。長崎で一緒に仕事をした人は母親の被爆で自身も白血病と聞き、何も言えなかった思い出。

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10:眠るとき銀河が見えてゐると思ふ(石田郷子)優しい思い銀河を抱き眠りにつく

ゆれ光る銀河鉄道車中泊(窮屈な車中泊だが、空には白い銀河が見えていた。)

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11:盆の波ゆるやかにして響きけり(岸本尚毅)お盆の頃の波、緩やかだが力強い。

朱の鳥居異界いざなう夏の日や伏見稲荷の鳥居は、異界への入口のようで印象的。)

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12:かりそめに灯籠おくや草の中(飯田蛇笏)流す前の灯籠、草が浮かぶ。<残暑>

たなごころまあるく蛍見つめおり

(うろ覚えの幼少期、蛍狩りの光景、捕った蛍をそおと見る微かな記憶)

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13:一茶:雲の峰立つや野中の握り飯入道雲、腰を下ろし握り飯を食う、生きている)

汗ぬぐいコンビニ弁当野に一人(今日は鳥に出会えず蚊に襲われた、昼食で気分転換)

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14:一茶:すき腹に風の吹きさり雲の峰(空に夏雲、風も気持ちよいけど腹が減った)

一茶:舟板に涼風吹けどひだるさよ(川風が心地良いが、なにせ腹が減っている。)

(江戸住まい、小林一茶の生活は苦しかったのだろう?いつも空腹だったよう)

ひだるかナ幼き頃の夏の空(方言ひだるか、は子供の頃の記憶の底に張り付ている。)

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15:カンバスの余白八月十五日(神野沙希)カンバスの平和な景色このままに

玉音放送

玉音も父はシベリア八一五 (終戦の日には、父が戦後二年抑留された話しを思い出す)

写真の雲の中に実は月が捕らえられていた。小さすぎて分かりにくいが。夏の富士

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熱中症注意!では無くアラートだとか!?カタカナ文字だとインパクトが弱い。あ、これもカタカナ文字だ。日本文化をうんぬんするような知識は無いが小林一茶の俳句を詠んでいると、言葉はさっぱりわからないけど、何となく江戸時代の空気を、例えばもっと身近に動物植物があったことを何となく感じる。生活の違いが言葉を換えていくのだろうか?