新緑が綺麗で爽やかな風の季節、なのに外出自粛も継続。まだまだ先が見えない5月です。
1日:新茶揉み 釜脇に聞く 歌の香や (閏年の八十八夜は5月1日)
お茶の香りで時折思い出す、小さい時に近所の小母さん達が集まり、茣蓙を敷いた上で茶葉を揉みながら笑う声、誰かの歌声。釜で煎られる茶葉の馥郁たる香り、きれぎれの歌声。変換された良い所だけの記憶かな・・・
2日:ころげ落ち 金平糖の 風薫る(落ちた金平糖が見たのは、青い空と心地よい風)
最近物を落としやすくなった。やっと足元にこぼれた菓子を見つけ、空を見上げる。今日は気持ち良く晴れた、少し風が強いが心地よい。視力がまた落ちた?でもなんくるないさぁ~と空に元気づけられた気分。
3日:憲法を 護り育てる 記念日に
(ウイルス対応、自粛によって危機に瀕する基本的人権、自由と権利、個人の尊重、平等権)
海沿いの国道に掲げられたサイン「今は、神奈川に来ないで」の叫び。自衛のため仕方が無いが、今回の新型ウイルスに関しては、未だ実際の感染者数は掴めずという世界に例を見ない対応状況を続けている。遅い対応にこの令和の時代に明治時代のようなことを、と思ったらあの後藤新平は明治の人だった。先人に学んで欲しい!
憲法記念日、戦後多くの犠牲の上に立って得た平和憲法は、自分なりに学習し護り育てていく一人一人の気持ちが大事では無いか?元AKBメンバーと憲法学者の本を読み返し、改めてそう思った。
4日:人絶えて 渓(たに)新緑の 賑わいか
昨日久しぶりに訪ねた渓流の地は、駐車場が閉鎖され入れず。きっとミソサザイなどの野鳥が元気に囀っていただろうと残念だったが、野鳥のいそうな他の場所も閉鎖で、仕方なく帰宅。
紫蘭切る 母の命日 みどりの日 連休調整で休日になった日、母親に線香と花を手向ける
5日:川面(カワヅラ)を 笑い飛ばすや 鯉のぼり
遠い日に子供と見に行った、川をまたぐ沢山の鯉のぼり、元気良く泳いでいた。今年は誰も見に行けないので中止も多い中、あえて鯉のぼりを吊して配信する動きもあったよう。
(綺麗に咲いた近所のバラ)
6日:夏蜜柑 コロナと地震 明けぬ夜
地震が昨夜と一昨日、千葉で発生。大きな警報に驚くが、感染症と地震の発生、正に未体験の恐怖に面している。もし災害が発生したら安全な避難が出来るのか、不安。夏蜜柑を食べる。
7日:灯油抜き この冬仕舞う 青嵐(あおあらし)
(朝晩は未だ少し寒いがストーブは仕舞う)
8日:英語の詞 「なわなう」と聞く 夏の初
(宇多田ヒカル「道」:歌詞not aloneが縄なう、と聞えた?tは発音しないからか?)
泥棒を捕らえて縄を綯うごとし;事態が起こってから、慌てて対処すること。
どこかの国の政治を指す。
9日:断捨離の 写真広げし 菖蒲庭(眺めてばかりで、なかなか整理は、はかどらない)
10日:ウイルスに 愛鳥週間 教えられ
10日から一週間が愛鳥週間。これは鳥を入口に人も含め生き物が住む環境、自然を守ろうという願いが込められている。ウイルスは遺伝子だけが細胞から飛び出し独立したような物で、単体の生き物では無いが、他の細胞に組み込まれ活動する。全ての生物の生息域、生態系のバランスを保つことが大事な予防なのかも。
何やら経済活動を開始するための動きが始まりそうなニュースが流れている。
発生時からこのコロナウイルス問題をきちんと捉えず、このままなし崩しに戻されても傷は癒えないのではと心配である。